Superシリーズ共通仕様

予測モデルの概要

• 道路事業の環境アセスメントのためのマニュアルで、建設機械の稼働による振動予測モデルも示されています。
• 次式で予測点における振動レベルを計算します。
  

  L(r) = L(r0) - 15 log₁₀ (r / r0) - 8.68α (r - r0)
  　L(r)：予測点における振動レベル[dB]
  　L(r0)：基準点における振動レベル[dB]
  　r0：基準点までの距離 =5m
  　α：内部減衰係数
  　ｒ：振動源-予測点距離[m]

• 発破に関する各種予測モデルを計算した資料に掲載の次式で予測点における振動レベルを計算します。
  

  VL = 20 log₁₀ V + 83
  V = K × Wm × Dn
  　VL：振動レベル[dB]
  　V：変位速度[cm/s]
  　K：発破条件、岩盤特性等の係数
  　W：段あたりの薬量[kg]
  　D：発破場所からの距離[m]

• 予測結果を変位速度でも表示できます。

• 測定値から独自に係数を作成して計算できます。

  L(r) = A log₁₀ (r) + B
  　ｒ：振動源-予測点距離[m]

• 係数A, Bを設定できます。

• ユーザーが測定値から独自に作成した次式で計算したいという要望に対応したモデルです。

  ΔL = A log₁₀ (R) + B
  　ΔL：防振効果[dB]
  　R：防振壁-予測点距離[m]、Rmin < R < Rmax

• 係数A, Bを設定できます。

振動予測で考慮される要素

• マウスで振動源（建設工事、発破）位置を入力します。
• 点振動源
  • 一般的な距離減衰計算です。
• 面振動源
  • 多角形で指定した移動範囲内の予測地点に最も近い点振動源による計算ができます。（建設機械が予測点に最も近い条件の予測等
  • 面源全体が振動している前提（騒音のユニットと同じ考え）の計算もできます。

• ユーザー自身が現地測定結果などに基づいて設定した係数を用いて防振壁の減衰量を考慮します。

予測結果表示

カラーメッシュ表示

応用分野の例

• 建設工事の振動影響予測、対策検討
• トンネル建設工事の振動影響予測
• 道路事業における建設工事の振動影響予測
• 焼却炉立地に伴う工事の建設工事の振動影響予測
• 工場・事業所・商業施設の振動影響予測