エントランスへはここをクリック   

ERI版SPEEDIによる

原発事故時の影響範囲推定

G川内原発(鹿児島県)

青山貞一
 鷹取敦
環境総合研究所(東京都目黒区)

May 16 2012
独立系メディア「今日のコラム」

転載厳禁 リンクはOK

日本各地の原発事故の影響範囲推定
ERI版SPEEDIベータ版ほぼ完成  G川内原発(鹿児島県)
@基礎と前提  H志賀原発(石川県)
ASuper Air 3D の概要  I東海第二原発(北風系)
B若狭湾地域の概要  J島根原発(島根県)
C若狭湾立地原発(北風系)  K伊方原発(愛媛県)
D大飯原発(北風系)
E泊原発(北風系)
F浜岡原発(南風系)

 以下は九州電力川内原発事故時の南風系、2m/s、大気安定度Dの全シミュレーション結果である。

 メッシュ規模は1km×1km、発生源強度は福島第一原発事故時(2011年3月15日)にモニタリングポストで観測されたデータを距離及び風向をもとに逆シミュレーションして求めた値の50%としている。

 なお、シミュレーション図を見る上での基礎と前提界条件については、必ず以下を参照のこと。

◆青山貞一・鷹取敦:原発事故の影響範囲推定 @基礎と前提

表 九州電力川内原子力発電所の諸元
番号 原子炉形式 定格電気出力 燃料・装荷量 運転開始日 現況
1号機 加圧水型軽水炉(PWR) 89万kW 低濃縮二酸化ウラン・約72トン 1984年(昭和59年)7月4日 定期点検中
2号機 加圧水型軽水炉(PWR) 89万kW 低濃縮二酸化ウラン・約72トン 1985年(昭和60年)11月28日 定期点検中
3号機 改良型加圧水型軽水炉(APWR) 159万kW 低濃縮二酸化ウラン 2019年度(平成31年度)予定 計画中
出典:Wikipedia


川内原発事故時シミュレーション対象地域の地形図
出典:グーグルマップより環境総合研究所作成

■九州電力 川内原発事故時の北風系シミュレーション


図  川内原発事故時、南風、風速2m/s、大気安定度D

 上記シミュレーションの分級色は、以下の福島原発事故時(2011年3月15日)の色を参照されたい。

原発
楢葉町

いわき市

北茨城市

日立市


水戸市

土浦市

銚子市


東京区部
出典:青山貞一、鷹取敦、環境総合研究所(東京都目黒区)


出典:青山貞一、鷹取敦、環境総合研究所(東京都目黒区)

つづく