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一方、肝心な神野寺にあります東京芝増上寺の石灯籠ですが、伊藤友己氏の資料では、以下の通り18となっていますが、今回の池田、山形の調査では14基しか確認出来ませんでした。 ※伊藤 友己氏 増上寺の石灯籠 まず以下の仁王門前の参道にある灯籠は左右5基ずつで10基です。 神野寺仁王門前の石灯籠 撮影:池田こみち Nikon Coolpix S6400 2015-8-15 次に、仁王門の前には左右3基ずつで6基あります。しかし、この写真に写っている6基は、上の写真とダブっています。 神野寺仁王門前の石灯籠 撮影:池田こみち Nikon Coolpix S6400 2015-8-15 一方、仁王門前の5×2列=10基の灯籠の一部に、参道の後ろ側に一基ずつ灯籠がありました。下がその写真です。これらの写真は上の写真には写っていません。 仁王門前の参道より離れたところに、左右一つずつの灯籠がありました 撮影:池田こみち Nikon Coolpix S6400 2015-8-15 仁王門前の参道より離れたところに、左右一つずつの灯籠がありました 撮影:池田こみち Nikon Coolpix S6400 2015-8-15 一方、本堂前に左右1基ずつで2基あります。 神野寺本堂 千葉県指定有形文化財 撮影:池田こみち Nikon Coolpix S6400 2015-8-15 ちなみに、以下の灯籠では浚明院と刻印されているのが分かります。 浚明院と刻印されている灯籠 撮影:池田こみち Nikon Coolpix S6400 2015-8-15 以下の灯籠では、常憲院と刻印されていることが分かります。 常憲院と刻印されている灯籠 撮影:池田こみち Nikon Coolpix S6400 2015-8-15 ということで、10基+2基+2基=14基がありました! 神野寺にあった石灯籠は、浚明院1、常憲院4、有徳院9だと思ったのですが、この寺は奥が深く、今回発見した場所以外にも道場があるので、もっと別の所にもあったのかもしれません。 ちなみに伊藤 友己氏の資料の君津市 神野寺にある増上寺の石灯籠では、(大猷院2・常憲院2・有徳院13・浚明院1)合計(18)となっていました。 そのうち別途、機会を改めて神野寺に調査に行ってみたいと思います。 以下は、徳川家の院です。2 の秀忠以降は、黄が寛永寺、白が増上寺に霊廟があります。 1 徳川家康 安国院(あんこくいん) 日光東照宮、上野東照宮、芝東照宮、 仙波東照宮(川越市)、久能山東照宮など 2 徳川秀忠 台徳院(だいとくいん) 増上寺 3 徳川家光 大猷院(たいゆういいん) 寛永寺 4 徳川家綱 厳有院(げんゆういん) 寛永寺 5 徳川綱吉 常憲院(じょうけんいん) 寛永寺 6 徳川家宣 文昭院(ぶんしょういん) 増上寺 7 徳川家継 有章院(ゆうしょういん) 増上寺 8 徳川吉宗 有徳院 (ゆうとくいん) 寛永寺 9 徳川家重 惇信院 (じゅんしんいん) 増上寺 10 徳川家治 浚明院(しゅんめいいん) 寛永寺 11 徳川家斉 文恭院(ぶんきょういん) 寛永寺 12 徳川家慶 慎徳院(しんとくいん) 増上寺 13 徳川家定 温恭院(おんきょういん) 寛永寺 14 徳川家茂 昭徳院(しょうとくいん) 増上寺 本稿終了 |