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ところで、以下はラインラント=プファルツ州大臣に同行されドイツから来日された政策スタッフ以外のメンバーである。BASFのような世界的企業から再生可能エネルギー機器メーカ−、スマートグリッド関連メーカー、再生可能エネルギーの測定機器メーカー、果ては食品メーカーとさまざまな民間企業の技術者らである。 レセプションでは、彼らと話す時間はあまりなかったが、おそらく同じ技術立国でありながらドイツと日本では、ものの考え方が違うのではないかと感じた。それは何かと言えば、日本の場合、企業の技術者はどうしても技術至上主義かつ無謬主義、すなわち何でもかんでも問題は技術で開発でき、かつ自分たちが開発した技術や製品に誤りは無いという発想が強いことである。 他方、ドイツでは問題解決に際し技術だけで無く、制度を含めハード、ソフト多様な解決策を考える頭の柔軟性があるのではないかと思えることである。これは大臣の話の中でもフレキシビリティという言葉がたびたび出てきたことからも分かった。 つづく |