シルクロードの今を征く Now on the Silk Road パドヴァ( Padova、イタリア) スクロヴェーニ礼拝堂8 Cappella degli Scrovegni 青山貞一 Teiichi Aoyama 池田こみち Komichi Ikeda 共編 掲載月日:2020年10月10日 独立系メディア E-wave Tokyo 無断転載禁 |
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Source:Wikimedia Commons パブリック・ドメイン, リンクによる ◆キリストの生涯(北南の壁、祭壇を望み左の壁(水色)、中段域) #17 ・キリスト生誕 (The Nativity of Jesus) Source:Wikimedia Commons パブリック・ドメイン, リンクによる 注)キリストの誕生とは 福音書における記述によれば、イエスの降誕は『マタイによる福音書』と 『ルカによる福音書』のみに書かれています。それによれば、イエスはユ ダヤの町ベツレヘムで、処女マリアのもとに生まれたといいます。 『マタイ』では、ヨセフとマリアがベツレヘムに居た経緯の詳細は記述され ていませんが、『ルカ』の場合は、住民登録のためにマリアとともに先祖の 町ベツレヘムへ赴き、そこでイエスが生まれたとあります。ベツレヘムは 古代イスラエルの王ダヴィデの町であり、メシアはそこから生まれるという 預言(『ミカ書』5:1)がありました。なお、『ルカ』では、ベツレヘムの宿が混 んでいたために泊まれず、イエスを飼い葉桶に寝かせる。そのとき、天使 が羊飼いに救い主の降誕を告げたため、彼らは幼子イエスを訪れます。 『マタイ』では、東方の三博士が星に導かれてイエスを礼拝しに来ます。 #18 ・東方三博士の礼拝 (The Adoration of the Magi) Source:Wikimedia Commons パブリック・ドメイン, リンクによる 注)東方の三博士とは 東方の三博士は、新約聖書に登場し、イエスの誕生時にやってきてこれ を拝んだとされる人物です。東方の三賢者または東方の三賢人という呼 称も多いと言えます。 星が先立って進み、幼子のいる場所の上に止まる。博士たちは家に入り、 母マリアと一緒にいた幼子イエスを見て拝み、乳香、没薬、黄金を贈り物 としてささげた(この贈り物の数から「三人」とするのが定着した)。ヘロデ 大王は幼子を見つけたら、自分に知らせるようにと彼らに頼んでいました が、彼らは夢のお告げを聞いてヘロデ大王のもとを避けて、別の道を通っ て自分たちの国に帰ったとあります。 #19 神殿でのキリストの提示 Presentation at the Temple Source:Wikimedia Commons パブリック・ドメイン, リンクによる #20 ・エジプトへの逃避 (The Flight into Egypt) Source:Wikimedia Commons CC 表示-継承 4.0, リンクによる 注)エジプトへの逃避とは 東方の三博士らが帰った後、養父ヨセフは天使のお告げを夢で聞き、エジ プトへ逃げた。(マタイ2:13-15) 占星術の学者たちが帰って行くと、主の 天使が夢でヨセフに現れて言った。「起きて、子供とその母親を連れて、エ ジプトに逃げ、わたしが告げるまで、そこにとどまっていなさい。ヘロデが、 この子を探し出して殺そうとしている。」 ヨセフは起きて、夜のうちに幼子と その母を連れてエジプトへ去り、ヘロデが死ぬまでそこにいた。それは、 「わたしは、エジプトからわたしの子を呼び出した」と、主が預言者を通して 言われていたことが実現するためです。 #21 ・幼児キリストの神殿奉献 (The Presentation of Jesus at the Temple) Source:Wikimedia Commons CC BY-SA 4.0, Link 注)神殿奉献とは 神殿奉献は、新約聖書に書かれているイエス・キリストの生涯のエピソー ドの1つです。四福音書のうち『ルカによる福音書』にのみ記述があります (2:22-38)。 『ルカによる福音書』によればマリアは律法で定められた産 後の清めの期間を終えた後、モーセの律法に従って(レビ記 13章、出エジ プト記13:2)、長子であるイエスをエルサレムの神殿に捧げに行くこと(神殿 奉献)。そこで救い主を待ち望んでいたシメオンと女預言者アンナに会い、 幼子の将来についての予言を聞いた。彼らは救い主の誕生を民衆に語 っていますた。 %29 ・ラザロの復活 (The Resurrection of Lazarus) Source:Wikimedia Commons パブリック・ドメイン, リンクによる スクロヴェーニ礼拝堂9につづく <ヴェネツィア総合メニュー> |