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◆南相馬市:大甕地区にある産廃処分場建設現場視察 私たちは今から約10年前に発生し今なお続いている南相馬市原町の大甕地域における産廃処分場(焼却場)建設をめぐる紛争の現場を視察した。 原町共栄クリーンの産廃処分場建設予定地は、下図の原町区の国道6号線より海側の大甕地区にある。 南相馬市全図 撮影:青山貞一 繰り返しになるが、これが青山貞一はじめ環境総合研究所スタッフと櫻井勝延市長との接点になる。 南相馬市の海浜部で現地視察をしていると、市長から青山の携帯に電話が入り、取材が一段落したので、これから私たちがいる現場に来るという。 そうこうしているうちに市長が現場に来た。 宮澤賢治を尊敬し岩手大学農学部に入り、永年にわたり酪農、農業をしてきた櫻井さんが政治家にならざるを得なかったのは、この産廃処分場問題が原点である。 紛争は産廃処分場の立地問題、環境問題だけでなく暴力団がらみで産廃業者間での利権配分も絡んでおり、まさにぐちゃぐちゃになっている。すでに20件近い訴訟合戦となっている(坂本博之弁護士)。 下は2年前に撮影した現地の写真だが、現在は見る影もない。江戸時代から続くため池も堤防も破壊されつくしていた。 http://eritokyo.jp/independent/aoyama-col18198.htm 2009年時点の南相馬市大甕地区の産廃処分場建設予定地 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 2009.12 現地調査時の南相馬市大甕地区の産廃処分場建設地 動画撮影:青山貞一 現地調査時の南相馬市大甕地区の産廃処分場建設地 動画撮影:青山貞一 2009年時点の南相馬市大甕地区の産廃処分場建設予定地 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 2009.12 2009年時点の南相馬市大甕地区の産廃処分場建設予定地 グーグルマップの衛星画像で見た南相馬市原町地区 右側は太平洋 下は今回撮影した写真。ため池も堤防も破壊されつくしていた。 http://eritokyo.jp/independent/aoyama-col18198.htm 2011年6月時点の南相馬市大甕地区の産廃処分場の建設現場 撮影:鷹取敦 しかし、この産廃紛争が10年以上起きている地域も国が定めた福島原発から20km圏の警戒区域に含まれている。皮肉なことだが、それで永年続いている紛争も実質凍結状態になっている。 下の写真は警戒区域の立入禁止看板。この先に産廃処分場の建設地がある。 大甕の産廃処分場が含まれる警戒区域の立入禁止看板 撮影:鷹取敦 産廃処分場建設地の放射線量は、0.39μシーベルト/hと警戒区域でありながら低い。 大甕の産廃処分場近くの警戒区域立入禁止看板近くの放射線量 撮影:鷹取敦 http://www.ustream.tv/recorded/15290025 ◆青山貞一:福島県浜通り(南相馬市原町地区)に残された秀逸な歴史的風景が危機に貧しています 櫻井市長も市長、議員になる前からこの問題に住民運動のリーダーとして尽力されているが、その現場に住民団体のひとり、斉藤さんにご案内いただき、現地を視察した。 南相馬市大甕の産廃処分場建設現場視察 左から地元住民、青山貞一、池田こみち(左) 撮影:鷹取 敦
南相馬市大甕の産廃処分場建設現場視察 左から池田こみち、青山貞一、地域住民(斉藤さん) 撮影:鷹取 敦 つづく |