2018年・東日本大震災 復旧実態調査(福島県編) いわき市合磯海岸・豊間海岸 青山貞一・池田こみち 環境総合研究所顧問 掲載月日:2018年6月28日 2020年3月11日第2次公開 独立系メディア E-wave Tokyo 無断転載禁 |
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合磯海岸の背後地には写真のような立派な住宅があったが、この辺りは過去の調査では通り過ぎただけで2011年4月から12月の調査では写真を撮影していなかったので、津波から免れたのか? それとも移設したのかは不明だだ。 確かに不明だが、見たところ、津波被害をかろうじて免れたものの住宅としての利用を放棄したような佇まいだった。 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 この後、わたくしたちは、豊間海岸(海水浴場)に向かう。 ◆いわき市豊間海岸 出典:グーグルマップ 次は合磯海岸の北にある豊間海岸である。以下は3.11の直後、2011年3月12日に撮影した衛星写真である。沿岸域の住宅が激しく破壊されていることが分かる。豊間海岸は合磯海岸同様、堤防の高さは1mもなく、また海岸の至近まで住宅が建っていた。ただし、海岸の住宅地はもともと数mの段差があり、住宅地側が高くなっていた。 航空写真で見た豊間海岸の津波被害状況 出典:グーグルマップ 2011年3月12日 今回の調査では、合磯海岸と豊間海岸の間の海側では、大々的な堤防工事が行われていることが分かった。 特に海側には松(アカマツと思われる)の苗が植栽されていたが、まだ20~30cmほどの小さな苗で、成長の速度は1年で直径が0.5~1cm位、高さは30cm程度と言われていることから、防風林として機能するまでには相当の時間を要するため、その間の対策も必要と思われた。 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900
つづく |