2018年・東日本大震災 復旧実態調査(福島県編) いわき市四倉海岸・四倉漁港 青山貞一・池田こみち 環境総合研究所顧問 掲載月日:2018年7月28日 2020年3月11日第2次公開 独立系メディア E-wave Tokyo 無断転載禁 |
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◆四倉漁港 出典:グーグルマップ 四倉(よつくら)漁港は、大正5年、県費補助により現在の第1船溜まりの建設に着手したことにより、漁港整備が始まった。昭和5年、県が管理者となり、昭和7年より農山漁村振興対策によって国庫補助の元に本格的な漁港整備に着手し、現在に至っている。 もともとは北洋漁業のサケ・マスの基地だったが、現在では、機船船曳網及び小型機船底曳網等の沿岸漁業が主な漁獲である。 国道6号に隣接する用地内には、漁港の緑地整備にあわせ「道の駅よつくら港」が設置されている。 漁業種別、魚種 (漁業種別、魚種:H26港勢調査)
下は3.11時の四倉海岸などでの津波の高さ、浸水高である。 いわき四倉 管波病院付近 浸水高 6.2 m (この地区の海岸堤防天端高 5.9 m) いわき四倉 道の駅よつくら港 浸水高 5.9 m いわき四倉 四倉高校付近 浸水高 3.6 m 下は四倉r漁港でつくられている防潮堤。3.11の経験からすると、防潮堤がこの程度の厚さでは、破壊される可能性がること、また破壊されない場合でも、防潮堤と防潮堤の間に津波が出入りし、流体力学的に見てそこでは流速が早くなることで被害が大きくなる可能性が高いと思える。 岩手県釜石市の小白浜漁港の防波堤のように、中途半端な防潮堤と開閉門の設置は、津波被害を大きくすることを肝に銘ずるべきではなかろうか? 少なくとも漁港の一部にだけ防潮堤を設置するのはほとんど意味がないと思える。 出典:大川魚店 出典:大川魚店 出典:大川魚店 ◆道の駅よつくら 出典:Wikimedia Commons 出典:Wikimedia Commons 2009年(平成21年)7月31日に県内では19番目に道の駅に登録され、12月26日に一次オープンとして県内で20番目に開駅(20番目に登録された道の駅ばんだいが先にオープンした)。一次オープンではトイレなどの休憩施設や交流館がオープンした。2010年7月14日に情報館が完成しグランドオープンとなった。 2011年(平成23年)3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)により被災し、営業を一時休止する。しかし、被災した建物の一部を利用して4月16日より直売所のみではあるが土・日曜日に限り再開した[1]。2012年(平成24年)8月11日に建物を一新した交流館がリニューアルオープンした。 リニューアル後は2階建てとなり1階に物販コーナー、2階にはフードコートとカフェが入居している。 下の表からは道の駅よつくらの津波は、3.6m前後あった。
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