厳寒のロシア2大都市短訪 エカテリーナ宮殿 瑠璃色の間 青山貞一 Teiichi Aoyama 池田こみち Komichi Ikeda 掲載月日:2017年5月30日 独立系メディア E-wave Tokyo 無断転載禁 |
ロシア短訪・総目次に戻る ・エカテリーナ宮殿施設・内装 主階段 チャペル 大ホール1 大ホール2 緑の柱の間 中国青壁の間 アレクサンダー一世の間 瑠璃色の間 緑色ダイニング リヨンの応接間1 リヨンの応接間2 アラベスクの広間 給仕人の間 パントリー ダイニング 各部屋の暖炉 ◆サンクトペテルブルグ市 ◆エカテリーナl公園の瑪瑙色の間 Agate rooms: Catherine's Park, near the Cameron Gallery, Pushkin, St. Petersburg http://eng.tzar.ru/museums/palaces/catherine_park/cameron/agate_rooms 瑪瑙の部屋:エカテリーナ公園、キャメロン・ギャラリーの近く、プーシキン、サンクトペテルブルグ Source:Wikimedia Commons GAlexandrova - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる エカテリーナ宮殿の瑪瑙の間、プーシキン、ロシア Source:Wikimedia Commons Alex 'Florstein' Fedorov, CC 表示-継承 4.0, リンクによる キャメロンは、冷水浴場の上の間に特に注意を払いました。瑪瑙の間は、大理石、絵画、寄木細工の繰り返し模様、ウラル及びアルタイ地方の色とりどりの碧玉などで飾られ、これらは、いずれも、18世紀のロシアの傑出した熟練職人が手がけたものです。 硬質半貴石鉱物類の鉱床は、16世紀にウラルで発見されました。ピョウートル大帝は、このような「色のついた石」を使って宮殿の内装を完成させ、ロシアの石切り産業の基盤を築くことに大きな関心を示しました。彼の命令でロシアの最初の宝石細工工房は、1725年にサンクトペテルブルクの郊外のピーターホーフに開かれ、魅力的な鉱物から作品を作りだし、石切り芸術分野の職人を訓練するようになりました。 18世紀の半ば、鉱物学への関心はロシアの貴族社会のなかで広く知られるようになりました。1765年、エカテリーナ2世の命令により、ヤコフ・ダネンベルクが率いる探検隊がウラルに派遣され、碧玉(ジャスパー)、瑪瑙(アガテ)、紅玉髄(コーネリアン)などの鉱床が新たに発見されました。 1780年代初めには、ロシアの宝石作品は、硬質半貴石からの作品を作る技術を開発し、自然な石の色で、宮殿を飾るという長年の夢が実現可能となったのです。 1783年の春、エカテリーナ2世は、キャメロンに碧玉を使って二階の装飾を行う計画を準備するように支持しました。建築家は皇后陛下の希望に従って、二つの碧玉製のキャビネットの設計を用意しました。 このプロジェクトに従って、この小さな間の壁から12センチの石積みを打ち落としました:その後、その壁を石灰岩の石板(スラブ)で覆い、 "ロシアのモザイク"技術を用いて碧玉(ジャスパー)を表面に貼り付けました。 仕上げ作業における主要な課題は、鮮やかな色彩と豊かな色合いをもたらすような方法で色石(天然石)を研削して研磨することでした。磨き師は、約200平方メートルの壁、額縁(台輪)、コーニス(壁の上部・軒下・柱の上部などに付ける装飾物)に鏡のような光沢を与えなければならなりませんでした。 ロシアの職人がこの作業を手作業で行いました。 サンクトペテルブルグ、ツァルスコエ・セロー、エカテリーナ公園の瑪瑙の間 Source:Wikimedia Commons Wayne77 - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる 下は、瑪瑙色の間です。 エカテリーナ宮殿の瑪瑙色の間 Agate Rooms Source:Wikimedia Coomons By Luigi Premazzi - [1], Public Domain, Link 州立美術館と建築宮殿とツァルスコエ・セローの公園博物館:プーシキン、サンクトペテルブルク、プーシキン地区 Source:Wikimedia Commons By User Leonard G. on en.wikipedia - Own work, CC SA 1.0, Link キャメロンギャラリー(Cameron Gallery) 瑪瑙色の間の隣にあるキャメロン・ギャラリー Source:Wikimedia Commons I, Sailko, CC 表示-継承 3.0, リンクによる ツァルスコエ・セローの瑪瑙の間と空中庭園の断面図 作者:チャールス・キャメロン 作法:ペンとブラシ、インド製インクと水彩にって描いたもの、58.2×94.7cm 起源:イギリス、1780年代初頭 入手経路:キャメロンのアーカイブの一部として1822年にチャールス・キャメロンの先祖から入手したもの。 テーマ:建築 Source:Wikimedia Commons エカテリーナ宮殿の瑪瑙の間、プーシキン、ロシア Source:Wikimedia Commons つづく |