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◆気仙沼市、大船渡市も明治三陸津波の被害を繰り返していた 調査対象となった三陸海岸 作成:青山貞一 ★大船渡市 大船渡市も瓦礫処理の真っ最中であった。 釜石市から国道45号線を南下すると大船渡市三陸町がある。この三陸町やその南にある甫嶺村は、明治三陸津波で430人ものの犠牲者を出していた地域である。 東日本大震災・津波でも、下の衛星写真にあるように、甫嶺と三陸町(越喜来)の海側は明治三陸津波同様、壊滅的な被害を受けた。 大船渡市陸前町の衛星写真。沿岸域が壊滅状態となっている 出典:Google Map 大船渡市甫嶺の衛星写真。南リアス線の沿岸域が壊滅状態となっている 出典:Google Map さらに国道45号線を南下すると大船渡市の中心部に入る。中心市街地に入る前に、私たちは右折して県道9号線に入り、陸前赤崎方面まで向かった。以下の動画は、県道9号線を陸前赤崎に向かう途中の大船渡市被災地の現状である。まだ瓦礫処理が終わらず、被災した家屋、構造物が道路の両側にたくさん残されていることが分かる。 大船渡市の陸前赤崎に向かう途中の被災状況1 2011.8.24 動画撮影:青山貞一 大船渡市の陸前赤崎に向かう途中の被災状況2 2011.8.24 動画撮影:青山貞一 私たちは陸前赤崎まで行った後、大船渡市の湾奥まで戻った。以下の動画は、その後、国道45号線を陸前高田市に向かって南下する途中に撮影したものである。 大船渡市から陸前高田に向かう途中の被災状況1 2011.8.24 動画撮影:青山貞一 大船渡市から陸前高田に向かう途中の被災状況2 2011.8.24 動画撮影:青山貞一 ★気仙沼市 気仙沼市の被災の中心は、漁港が連なる臨海部にある。気仙沼市の臨海部の地形はきわめて複雑、湾口から相当離れた湾の区部にも強烈な津波が押し寄せていた。 気仙沼市臨海主要部地図 出典:マピオン 臨海部では、未だ道路、鉄道などのインフラ、電気、ガス、水道、下水道などの復旧が思うように進まない状況もある。これら釜石市、気仙沼市など比較的大きなまちでは、中心市街地の信号が復帰しておらず、道路機能が復帰しても信号に電気が通電されておらず、警察官が交差点で整理しているありさまであった。 気仙沼市にて 2011.8.25 撮影:青山貞一 気仙沼市の被災地 2011.8.25 動画撮影:青山貞一 漁船の打ち揚げられた気仙沼市内で行方不明者を捜索する自衛隊員。 出典:Wikipedia 気仙沼市にて 2011.8.25 動画撮影:青山貞一 気仙沼市中心市街地の被災状況(約5分あり) 2011.8.25 動画撮影:青山貞一 津波に呑まれて壊滅した市街地に、海から運ばれてきた大型漁船が 何隻も取り残されている 出典:Wikipedia つづく |