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世阿弥と日蓮の足跡をたどる佐渡の旅

お梅堂

青山貞一 Teiichi Aoyama 池田こみち Komichi Ikeda
2018年9月18日公開
独立系メディア Media E-wave Tokyo  
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佐渡現地視察総合目次 

 鴻ノ瀬鼻灯台  日蓮・世阿弥到着地  松前神社
 本行寺@  本行寺A  お梅堂  おけやき・本華岩  長松寺


 先に示した以下は碑文のなかにあった「お梅堂」について調べてみた。

 松ヶ崎から多田を過ぎて谷添いの急さかを上ると、やがて、お題目の宝塔のある小倉峠につく。日蓮聖人は、ここから配流の地を見渡された。山麓の小倉には「お梅堂」があり、日蓮聖人お手植えと伝えられる梅と藤の老木が、いまもなお健在であった。

 この後、二年半にわたり在島された日蓮聖人は、さらに深い思索を重ね、『開眼抄』、『観心本尊抄』を著し、『佐渡始顕大曼荼羅本尊』を揮毫され、法華経信仰をこの地に高く掲げられた。 

出典:日蓮宗

 以下は「お梅堂」についての概要。


お梅堂  出典:グーグルマップ


お梅堂  出典:グーグルマップ


お梅堂  出典:グーグルマップ


 以下は「お梅堂」。


お梅堂  出典:グーグルマップ



お梅堂  出典:グーグルマップ

御梅堂の霊木 藤・梅について

 小倉地区にある御梅堂は俗に「お梅堂」とよばれているが、17533年の記録では藤梅堂とあり、梅と藤のいずれが古いかは定かではない。

 藤の周囲は230cmもあり、これに劣らない藤の古木が近年まで物部神杜境内にもある。

 梅は日蓮聖人が松ヶ崎より塚原の配所へ向かう途中ここに立ち寄り、杖にしていた梅の枝を挿し、それが奇しくも根付いて成木になったと伝えられている。


 以下の文と写真の出典は佐渡市の文化財。


出典:佐渡市の文化財

 畑野地区小倉の御梅堂境内の霊木で、「藤梅」と呼ばれるフジとウメの古木である。

 藤は樹高18メートル、胸高幹囲2.42メートル、地上4メートルの所から3本の支幹に分かれ、ケヤキが巻き付く。ウメは樹高8メートル、根元幹囲2.62メートル、根元からすぐ上の所で四方に支幹を出している。

 言い伝えによると、文永8年(1271)に佐渡に流された日蓮聖人が小倉越えの道中で休んでいると、翁が渡海の無事を祝う酒肴に藤の実を供し、その実を蒔いたところ、いつしか現在の藤の木に育ったと伝えられている。

 また、相模(神奈川県)で拘留された日蓮が死罪を言い渡される際、庭の梅の木に星が降り、流罪へと変わったので、日蓮はその梅の枝を杖として持ち歩くようになり、この地に差し置いたところ、現在のウメの木に育ったと伝えられている。

出典:佐渡市の文化財



徳光院法蓮  出典:グーグルマップ


つづく