チェコ・スロヴァキア・ハンガリー短訪 チェコ・プラハ 鷹取敦 掲載月日:2018年12月26日
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8月11日9:50成田発、同日13:50フィランド・ヘルシンキ着、同日17:35ヘルシンキ発、同日18:45チェコ・プラハ着のフィンエアーでプラハ入りしました。 チェコのヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港に降り立つと、マラソンランナーをテーマとしたIvan Komarekのアート展示に迎えられました。空港の名称は、チェコ・スロヴァキア大統領(1989〜1992年、ビロード革命後の最後の大統領)、チェコ共和国大統領(1993〜2003年、チェコスロヴァキア解体後の初代大統領)に因んだものです。 空港のアート展示 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 空港からバス、地下鉄を乗り継ぎます。 ナードラジー ヴェレスラヴィーン駅 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 ■国立博物館MUSEUM駅を降りて地上に上がると、国立博物館の新館と本館が両側にあります。新国立博物館 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 国立博物館は1818年に神学者であり政治家、植物学者、鉱物学者、自然科学者でもあるカシュパル・マリア・シュテルンベルクによってシュテルンベルク宮殿に開館され、後に現在の位置に移転されました。 新館(上の写真)は近代的なビルで、本館(下の写真)は19世紀末に建設されたネオルネッサンス様式も建物で国の文化財に指定されています。第二次世界大戦やプラハの春の際のチェコ事件の時に受けた損傷による老朽化が進んでおり、訪れた時には下の写真のとおり全面改修中でした。本館前から北西方向にヴァーツラフ広場(大通り)が伸びています。 国立博物館 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 ■ヴァーツラフ広場下の写真は国立博物館前から見たヴァーツラフ広場です。全長約750mの賑わいのある大通りです。皇帝カレル4世(ボヘミア王カレル1世)によってプラハが拡張された際に市場(馬市場)として設けられました。19世紀に近代化が進められた時、広場周辺の再開発が行われます。広場に面した建物の多くは19後半から20世紀初頭のものです。ヴァーツラフ広場と名付けられたのも19世紀の民族主義が高まった時期で、現在のヴァーツラフの騎馬像もこの時期に建てられました。 ヴァーツラフ広場は、1918年のチェコスロヴァキア独立、1968年のプラハの春、そして1989年のビロード革命の舞台となりました。 ヴァーツラフ広場 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 ヴァーツラフ広場の南東端、国立博物館前に聖ヴァーツラフ騎馬像(下の写真)が建っています。後ろの建物は国立博物館の本館です。 聖ヴァーツラフ騎馬像 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 下はグーグルマップより作成した3次元表示です。中央手前が国立博物館・本館、その右が新館、中央手前から奥に伸びる大通りがヴァーツラフ広場です。下図からは分かりにくいのですが、奥の右から左にヴルタヴァ川(ドイツ語ではモルダウ川)が流れています。左奥に少し見えているのがプラハ城の一部です。 今回訪れたのはこの図の右手奥とヴルタヴァ川の対岸の左手です。このあたりに歴史的建造物等が集中しています。 ヴァーツラフ広場(グーグルマップより) 下図は上図と同じ向きでグーグルマップを表示したものです。手前(下)に国立博物館があります。右上が北方向です。 オレンジ色と黄色のピンは、訪れる場所の候補として事前にグーグルマップ上に目印をつけておいたものです。優先順位に応じて色を変えました。現地でスマホのグーグルマップを利用すれば、現地で行動計画を立てたり、迷うことなく目的地を訪れたりすることが出来ます。 プラハ中心部(グーグルマップより) 国立博物館を左手に、ヴァーツラフ広場を右手にみる通りを500mほど南下したところに宿泊したホテルがあります。下の写真はホテルの窓から北(国立博物館のある方向)を眺めたものです。 ホテルの窓から 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 この日は博物館からホテルまで歩く途中でみかけていたレストランまで戻り、夕食を取りました。東京からプラハへの移動日はこれで終了です。 夕食をとったレストラン 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 夕食 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 参考、出典: *1 薩摩秀登、「物語 チェコの歴史」 *2 薩摩秀登、「図説 チェコとスロヴァキア」 つづく |