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以下のブログでもご覧になれます。 青山貞一ブログ(LiveDoor) 青山貞一グーグルブログ(Google) 青山貞一公共政策ブログ(Yahoo) 青山貞一ブログ(Goo) 信じられないことだが、一国の総理大臣が就任後一年、しかもふたり続けて自らの職責を放り投げた。開いた口がふさがらない。 以下は昨年の同時期、安倍首相の政権投げだしについて書いたブログである。ちょうど一年後、まるで悪夢のように同じことが繰り返されている! まさにデジャヴである。 ■安倍首相のトンデモ無責任の政権放り投げ 青山貞一 取り沙汰される安倍首相辞任の別のわけ!? 唖然・呆然、安倍首相のトンデモ無責任、辞任劇 1年弱で農相4名、防衛相3名の異常 この間、福田首相は国民生活や外交的に重要な政策、施策の多くに自らのリーダーシップを発揮することなく、すべて先送りしてきた。 社会保険庁問題、後期高齢者社会保険制度、官僚天下り問題、独立行政法人解体問題、防衛省汚職問題、日雇派遣問題、ガソリン暫定税率問題に象徴されるように、国民の生活に密接に関係する課題に自公政治はまったくまともに応えてこなかったのである。 福田内閣は、小泉、安倍以上に霞ヶ関の官僚機構をコントロールできず、官僚天国は一層拡大した。そのなかで格差社会は一段と悪化している。 霞ヶ関の突出は何も厚生労働省や防衛省だけでない。 私が「関東軍」と揶揄している国土交通省道路の道路局や河川局は、これ幸いとB/C(便益/費用比)で根拠が薄い高速道路やダムなど不要不急な土木公共事業を黙々と進めている! 経済産業省は地球温暖化対策として原発を推進し、環境省はすでに世界一ゴミを燃やしているが、さらに膨大な金をかけゴミの焼却主義を推進しようとしている。 格差社会の拡大は同時に正直者が馬鹿を見る最悪の社会である。私は米国社会をよく見ているが、米国は多民族国家であるが、日本は実質単一民族社会である。その日本でかくも経済的に格差が生じている。おそらく戦後最大の格差であろう。 福田内閣は小泉政権時代のさまざまな悪弊を引きづりながら、さらに政官業癒着による既得権益政治にもまともに対応していない、果ては選挙目当てに公明党の党利党略に乗ってその場限りのバラマキ政治を容認した。その矢先の政権投げ出しだ。 そもそも、超無責任政治で日本社会を奈落の底に陥れている断末魔の自民党は、小泉純一郎が郵政民営化という「情報操作による世論誘導」によって衆院を解散して得た衆院選挙で得た巨大議席を悪用し、その後何年もやりたい放題をしている。 その恥も外聞もない自民党の無責任のやりたい放題を援護しているのは、いうまでもなく大マスコミである。小泉流の劇場政治にまんまと大マスメディアが引っかかり、のせられ政治の本質とまったくかけ離れたところで有権者が総動員させられたのだ。その愚をまたしても自民党総裁選挙でやっている。 有権者、国民はけっして馬鹿でないから、二度とその手には引っかからないだろうが、これがマスコミと思うと寂しくなる。過日、私も尊敬する米国マサチューセッツ大学のN.チョムスキー教授が、大マスコミは歴史的に見ると、いずれも権力になびき、スポンサーにへつらうと述べていたが、まさのその通りだ。自民党同様、恥も外聞もないのが大マスコミである。恥を知れと言いたい! ...... 百歩譲って小泉が郵政民営化というシングル・イッシューで大議席を獲得したとして、その後の参議院議員選挙で国民は、すぐさま自民党の三百代言、詐欺師紛いの政治に明確にノーを突きつけたことを忘れてはなるまい。そして、国民、有権者は傲慢、無責任きわまりない自公に明確な自民党ノーという答えを示した。 にもかかわらず、本来有権者が選択した結果としてのネジレ現象は自民党は自分たちの無責任で先送り政治が原因であるのに、あたかも民主党など野党が何でも反対して何も決まらないかのごとく喧伝、ここでも大マスコミは、民主主義そのものをまったく理解せず、断末魔の自民党政権による不作為によって起きているさまざまな問題をネジレのせいにする自民党の広報機関まがいの報道を繰り返した。 民主主義国家であれば、「ネジレ」は審議を深め、政権政党の暴走を食い止めるために必要な面も多々ある。もちろん、政権交代が理想だが、「ネジレ」はそこへの過渡現象としての登竜門であるはずだ。 以下は、参議院選挙後に書いた私のブログである。 ■与野党逆転ではじまる民主政治の夜明け 青山貞一 @参院発の法案 A安部総理の誤算 Bテロ特措法問題 C「脱」利権構造 D実質、政権交代!? E解釈改憲の芽を潰せ F情報格差の解消を G国政調査権の徹底活用 H産党選挙区候補半減 元はと言えば、本来、シングル・イッシューである郵政民営化選挙を大メディアを利用し、情報操作による世論誘導で得た議席を背景に、その後、やりたい放題、無責任を繰り返してきたことが問題の本質であるのに、何ら正当性と正当性のいずれもない安倍、福田の2代つづく総理のたらい回しを批判することなく自民党のマスコミ誘導に乗り続けてきたのである。 安倍も福田ももともと何ら国民の洗礼を受けていない、すなわち正当性も正統性もない政権である。しかも、安倍や福田は小泉の路線を継承しているわけでないのに、その政権のすることを国民の立場から本質的に批判してこなかったのである。 本来、当然のこととして衆院を解散し、民意を問うのが憲政の常道である。常識的にはどう見ても衆院を解散すれば負けるに決まっている。 永年、政権の座にいたことで骨身にしみた政権の座にいることによるうま味を手放したくない、だから降りたくないという党内事情だけで、この間、小泉の残存任期を安倍、福田と政権が繋いできた。 その形式的な残存任期のなかで、国民生活を破壊する支離滅裂、支離滅裂政治をまともに批判せず、政府・自公政権の広報を垂れ流しているマスコミは何らマスコミに値しない。 腐っても鯛という日本語がある。しかし、今の自民党はただ腐っているだけだ。 既得権益にしがみつき、既成事実をつみあげるだけで、何ら国民の負託に応えていない。世論操作、マスコミ操作術に長けた自民党が、いいようにマスコミを利用し、世論を誘導し扇動しているのである。 .... 自民党政治家の52%が二世、三世議員であるというデータがあるという。何も努力せず、親の地盤、看板などで国会議員となり、大臣となり、総理大臣となっている。その傾向はまったく改善されるどころか悪化している。 事実、以下にあるように、小泉→安倍→福田の3首相はいずれも二世であり、もし、麻生が首相となれば、これまた二世議員である。
■自民党は二世、三世議員が半分を占める!?青山貞一 「二世」「三世」議員 大マスコミが書かない二、三世議員総理たらい回し 大マスコミが書かない二世、三世議員による総理たらい回し(2) 私はこの「独立系メディア」で何度となく指摘、批判してきた。 親の七光りの無能で無責任のボンボン議員が次々に舞台に現れては消えてゆく様は、あまりにも異様であり異常である。にもかかわらず大マスコミは、それを視聴率稼ぎになるとはやし立てているのは無様を通り越し、犯罪的ですらある。 歴史的見ると、直接民主主義から間接民主主義に移行したあと、民主制度における「議員」は選挙ではなく「抽選」であったそうだ。来年から始まる市民裁判員制度の裁判員の選定は「抽選」をとっている。 それがいつしか選挙になったのだが、日本では国会議員、とくに自民党議員の多くは世襲となった。世襲は「抽選」から最もほど遠いものだ。ここにも自民政治の民主主義の大きな誤解というか、はき違いがある! 本来、当然のこととして衆院を解散し、民意を問うべきである。さらに、政権交代すべきである。もちろん、民主党には第二自民党といってもよい課題をたくさんもっており、おせいじにもまともな政党とは言えない。 だが、だからといって、いつまでも無責任で無能な自民党政治を一旦やめさせることが日本社会の蘇生、再生には不可欠だ。 ◆青山貞一:どうした民主党 第2自民党から脱皮せよ! 再拡充版 国民、有権者の多くは民主党にお手並み拝見として政権交代を期待している。 いずれにせよ、今の日本の政治の現実は、お隣の北朝鮮や中国を批判したり、嗤えるものではないことは間違いないところだ。 自公両党は、これ以上、日本という国、国民の名誉と信用を毀損すれば気が済むのか? いつまで今や先進諸国中で最悪の三流政治をつづけるのか? 国民も大マスコミの情報操作による世論誘導に組みすることなく、国民としての政治的義務を果たさなければならい。 そのためにも私たちは、愚劣なマスメディアの扇動と情報操作から目を覚まさなければならない! |