◆ホーチミン作戦博物館 動植物園正門の前からすぐにところにホーチミン作戦博物館があります。この博物館は、北ベトナム軍とベトコンが米軍との戦争における軍事作戦に関係する展示物と武器が展示されています。 入場無料は無料ですが、今回の視察で唯一写真撮影が禁忌されていました。 ベトナム歴史博物館の入り口 撮影:青山貞一、Nikon Coolpix S8 博物館の前にて 米軍の戦闘機などの残骸がたくさんありました 撮影:青山貞一、Nikon Coolpix S8 博物館の前にて 米軍の戦闘機などの残骸がたくさんありました 撮影:池田こみち、Nikon Coolpix S10 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 以下の解説の出典 http://www.hcm.vietnamiko.info/kanko-suopot/vietnam-war-hochiminh.html 「歴史博物館」と「動植物公園」の向いあるのが「ホーチミン作戦博物館」です。 主にベトナム戦争時の勢力図や統一会堂に戦車がフェンスを破って踏み込む写真などがパネル形式で展示されています。 説明はベトナム語のみですが、英語翻訳のパンフレットを受付で貰えるほか、模型も数多くありますので、見て楽しみ学ぶことができます。 館内に入ると革命家ホーチミンの大きな銅像とベトナム国旗が目に飛び込みます。故ホーチミンは南ベトナムを開放に導いた先導者としてベトナム人に親しまれています。 1975年3月以降、サイゴン陥落までの北ベトナム軍の攻撃の経緯を表した地図 展示物撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 1975年3月以降、サイゴン陥落までの北ベトナム軍の攻撃の経緯を表した地図 南ベトナムの首都サイゴンの拡大地図 展示物撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 展示物撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 また、粛清を嫌い、民間人の前で演説する最初の挨拶は「皆さん、ご飯をお腹一杯食べていますか?」と言っていたそうです。子どもが好きで、常にポケットに飴玉を忍ばせておいたことでも有名で「ホーおじさん」と愛称が付けられています。 この博物館では、ベトナム戦争が一目で分かる文物があります。 展示物撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 ジャーナリストが撮影した写真をはじめ、機関銃や大砲、ベトナム兵士の制服なども展示されています。当時の南ベトナムの様子も写真として残っていますし、人々の生活様式も興味深いものです。 自分の身を守るために戦争に参加し、機関銃を携えている女性の姿は残酷なまでの歴史を如実に物語っています。いまでは当時の面影もないホーチミンの中心市街地ですが、戦争中は辺り一体が焼け野原になり、アメリカ軍との抗争が毎日続いていました。 戦争証跡博物館と続けて行くと、より一層ベトナム戦争について深く知ることができるはずです。また、博物館脇には戦争中に使われた戦闘機と戦車のモデルが設置されています。今は、ホーチミンの市街地を戦車が縦横無尽に行き交っていたとはいまでは思えないほどです。 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 第二次大戦、日本はアメリカに敗北しましたが、その多くは空爆であり、陸上戦争は沖縄県のみだったのは周知の通りです。しかし、ベトナム戦争は終始陸上での戦いが繰り広げられていました。その被害に苦しむ人はいまもなお大勢いることを忘れてはいけません。 |