私達が宿泊していたホテルは、実はサイゴン川の畔(ほとり)にありました。 滞在中、何度かサイゴン川を見に行きましたが、サイゴン川側に行くには、下の写真のようにもの凄いバイクの流れを横切らなければなりません。 見るに見かねて行商のおじさんが私達をサイゴン川側まで連れて行ってくれました。 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 サイゴン川もこの辺では、川幅が広いです。サイゴン川では釣りをしている市民がたくさんいました。 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 中州近くにたくさん船が停泊していました。 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 振り向くと、サイゴン川の河畔には近代的なホテルやビルが林立しています。その前には、市内にあるサイゴン生みの親? チャン・フン・ダオ 像が立っていました! 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 対岸には、超高層のアパート?が林立していました。 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 最終日の前日の朝、私達はサイゴン川の畔にあるトン・ドクトン博物館に行きました。下はトンドクトン博物館の隣にあるトンドクトン大学?です。 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 下がトン・ドクトン博物館です。非常に立派な施設です。 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 Ton Duc Thang Museum (トリップアドバイザー提供) トン・ドック・タン(孫徳勝, 1888年8月20日 - 1980年3月30日)は、ベトナムの政治家であり、ベトナム民主共和国(北ベトナム)の第2代国家主席であり、さらに南北ベトナム統一後、初代ベトナム社会主義共和国主席も務めたひとです。 その意味では、ホーチミン同様、ベトナム建国の父といえるひとです。 トン・ドック・タンは青年期に共産主義者となり、1912年にフランスに渡ります。 帰国後、ホー・チ・ミンとともに独立運動に従事し、1955年から1960年にかけてベトナム民主共和国の国会常務委員会議長を務めました。 ホーチミン(左)とトン・ドック・タン 展示物撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 撮影:池田こみち Nikon Coolpix S10 トン・ドック・タン首席は、政治家であるとともに偉大な愛国者、勇敢な戦士でもあり、ベトナム国民には、トンおじいさんとして親しまれています。 博物館は建坪で700平方mの広さがあり、600以上のトン・ドック・タンの遺物、資料、写真などが展示されています。 Ton Duc Thang Museum (トリップアドバイザー提供) トン・ドック・タンのプレート 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 1960年7月15日、国家副主席に任命されます。 1969年9月2日にホー・チ・ミン国家主席が死去したため、翌3日、国家主席に昇格し、1975年5月には、北ベトナムがベトナム共和国(南ベトナム)を倒し、南北ベトナムが統一されましたが、1976年7月2日、南北ベトナムが正式に統一してベトナム社会主義共和国が建国され、トン・ドック・タンは初代国家主席に選出されました。 そして、トン・ドック・タンは1980年3月30日、死去しています。 Ton Duc Thang Museum (トリップアドバイザー提供) そのトン・ドック・タンは、革命だけでなく、ベトナムの学術、教育、研究などにも尽力した政治家であり、国民の尊敬を受け、また国民の誇りとなっています。 展示物撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 Ton Duc Thang Museum (トリップアドバイザー提供) 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 展示物撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 かくして私達のホーチミン探訪、いや短訪は、トン・ドック・タン首席の博物館を最後に全行程を終わり、翌日、タンソンニャット空港から一路、成田に向かいました。 今回は、すべての行程、一切車の利用はなく、すべて歩きました。バイクや雑踏の喧噪もあり、また暑さと湿気もあって、すごく疲れましたが、欧米諸国とは違った何かを得ることもできました。おそらくそれは、平均年齢27歳の新生ベトナムのエネルギーかも知れません。 下の写真は最終日の朝、ホテルの屋上から撮影したサイゴン川です。 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 本稿はこれで終了 |