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小鹿野町 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
次に向かったのは、小鹿野町を東西に走る国道299号線沿いにある小鹿神社である。 小鹿野町小鹿神社の鳥居 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2015-12-14 この小鹿神社は、明治43年の洪水等により腰之根地内へ移転し、本殿はそのまま残された。 唐破風と千鳥破風の向拝が付き、精巧な彫刻を施した社殿である。 小鹿神社に合祀された諏訪神社の社殿は安永4年(1775)の建立で規模や様式は、小鹿神社旧本殿とほぼ同じである。 桁行142.0 p、梁間153.0 p、流造り、唐破風と千鳥破風の向拝が付き、精巧な彫刻を施した社殿である。 小鹿野町小鹿神社の拝殿 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2015-12-14 この小鹿神社では、後述するように毎年、4月の第3土曜日とその前日には小鹿神社例大祭 小鹿野春まつりが開催され、大勢の見物客で賑わう。 祭りでは傘鉾2基(腰之根傘鉾、新原傘鉾)と山車2基(上町屋台、春日町屋台)が、「金棒突き」と呼ばれる華やかな衣装の女の子たちに 先導され町内を曳きまわされる。 小鹿野町小鹿神社の第二の鳥居 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2015-12-14 小鹿野町小鹿神社の第二の鳥居 撮影:池田こみち Nikon Coolpix S6400 2015-12-14 神社の拝殿から第二鳥居及び水盤舎などを写した写真。 小鹿野町小鹿神社 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2015-12-14 小鹿野町小鹿神社のもみじ 撮影:池田こみち Nikon Coolpix S6400 2015-12-14 下は小鹿神社の神楽殿である。 小鹿野町小鹿神社の神楽殿 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2015-12-14 下は神楽殿の天井の格子である。 小鹿野町小鹿神社の神楽殿の天井格子 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2015-12-14 なお、毎年、4月の第3土曜日とその前日には小鹿神社例大祭 小鹿野春まつりが開催される。これは小鹿野を代表する祭りである。 初日には、全国でも珍しい屋台に芸座・花道を組んだ屋台歌舞伎が行われる。全国的にも珍しく、一見の価値ある。午後からは歌舞伎上演、流鏑馬も行われる。 小鹿神社例大祭 小鹿野春まつり 全国でも珍しい屋台に芸座・花道を組んだ屋台歌舞伎 出典:小鹿野両神観光協会 小鹿神社例大祭 小鹿野春まつり 全国でも珍しい屋台に芸座・花道を組んだ屋台歌舞伎 出典:小鹿野両神観光協会 また、2日目の大祭当日は午前より絢爛豪華な屋台・笠鉾が曳き廻される。 小鹿神社例大祭 小鹿野春まつり 出典:小鹿野両神観光協会 小鹿神社例大祭 小鹿野春まつり 出典:小鹿野両神観光協会 なお、下のポスターは、小鹿野町で毎年行われる小鹿野町における歌舞伎・郷土芸能祭である。以下は埼玉県芸能文化祭として小鹿野文化センターホールにて11月14日(土)、11月15日(日)と2日間開催されている。 小鹿野町飯田八幡神社(小鹿野) 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2015-12-14 ここでは、飯田八幡神社と小鹿神社の2つの神社における歌舞伎や祭りについて紹介したが、概要のところで述べたように、小鹿野町では、一年を通じて、小鹿野町の町内では、十六・小鹿野・津谷木・奈倉・上飯田・両神小森に歌舞伎が伝承されており、それぞれ地元の神社の祭に氏子が中心となって歌舞伎を演じている。 さらに町内には常設舞台が十箇所程度残り、掛け舞台や祭り屋台(山車)に芸座・花道を張り出す舞台もあるなど、全国的に見ても非常に希有で秀逸な芸能文化が継承されている。 つづく |