ヒマラヤ山岳の国と地域 Nation and Entity in Himalayan Range ⑨ザンスカール(カシミールの一部、インド) 青山貞一編 掲載月日:2013年12月10日、更新:2021年10月17日 独立系メディア E-wave Tokyo Row of Chorten (or Stupa) at the village of Purne. Each of the elements that constitute these edifices, as well as their color, has a symbolic meaning in Tibetan Buddhism. 出典:Wikimedia Commons |
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ヒマラヤ山岳の国と地域 | ||||||
① | 序説 | ⑤ | ブータン | ⑨ | ザンスカール | |
② | アルナーチャル プラデーシュ | ⑥ | ネパール | ⑩ | カラコルム山脈 | |
③ | チベット | ⑦ | カシミール | ⑪ | フンザ渓谷 | |
④ | シッキム | ⑧ | チベット亡命政府 | ⑫ | ワハーン回廊 | |
青山貞一・池田こみち:チベット少年の亡命生活を描いた「オロ」鑑賞記 |
◆ザンスカール(カシミールの一部、インド) ヒマラヤ山岳の国と地域 Source:Wikipedia をもとに青山作成 ザンスカールの地形 出典:グーグルマップ <概要> ザンスカール (Zanskar) は、カルギル地方(インド北西部のジャンムー・カシミール州の一部)にある高地の地名である。位置は以下の地図を参照のこと。ザンスカールは、一部カシミール及びラダックとオーバーラップしている。 ザンサカールの位置 出典:Wikimedia Commons チベット民族が住み、広義のラダックの一地方とも見なされる。ラダック王国に服属していたが、19世紀に同王国とともにカシミール王国へ併合された。 また古くはグゲ王国 (Guge) や吐蕃王国の版図に属していた。ザンスカールはチベット語で「白い銅」を意味し、銅の産地として知られていたことに由来する。 チベット文字では (zangs dkar) と書き、ラダック語(英語版)ではザンスカール、標準チベット語(ラサ方言)ではサンカルと読む。ザンスカール当地の方言でもザンカルに近い。パドゥム(英語版) (dpa' gtum: Padum) がこの地方の中心都市である。 <歴史> 10世紀頃から、ザンスカールは2つないし4つの血族関係のある諸侯によって構成されていた。このころ、カルシャ僧院(英語版)(Karsha)とプクタル僧院(英語版)(Phugtal)が建設された。 15世紀以降はラダック王国(英語版)の属領として服属し、そのあとの運命を幸不幸ともに共有することになる。1822年、クルとラホール、キンナウルの連合がザンスカールを侵略し、パドゥム王宮を破壊する。1842年、ラダック王国はインドのジャンムー・カシミール藩王国(英語版)(1846年 - 1947年)の一部として併合される。 カシミール紛争によってラダック王国の旧領土はパキスタンと中国に分割されたが、ザンスカール地方はラダック中央部とともにインド支配地域となっている。 カシミール地域とラダック 小豆色部分がラダック地方 出典:Wikimedia Commons
<行き方・費用など> ※ラダックを旅するひとへ ※ラダックへの行き方 ※インド・ラダック旅行記 ※1ルピー = 約1.7 円 (2013年11月9日現在) ◆ザンスカールの写真集 マニ石 ザンスカール Source:Wikipedia タンツェと呼ばれる旗。人々は祈りをこめてこれをゴンパや峠に掲げる 出典:Wikimedia Commons ザンスカール南東部にあるプクタル僧院 出典:Wikimedia Commons Row of Chorten (or Stupa) at the village of Purne. Each of the elements that constitute these edifices, as well as their color, has a symbolic meaning in Tibetan Buddhism. 出典:Wikimedia Commons Group of Zanskari women and children. 出典:Wikimedia Commons
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