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●2008年2月23日(土) 午後から夕暮れ ラヴェロ(Ravello)で、なかなか来ないアマルフィ行きのSITAバスを待った。 昼過ぎは2時間に一本くらいしか路線バスはこない。 やっと来た路線バスは、来たときと同様、直接アマルフィまで行かないだけでなく、ラッタリー山脈の山間のポントーネ(Pontone)、スカーラ(Scala)、カーサ(Case Biance)など、ラヴェロとアマルフィの間にある小さな村々を次々に循環してくれた。 なんと言っても、このSITAバスは地域の生活の足。 時間によっては2時間に一本しか走らないバスだ。地域の小さな村々を循環し、それぞれのバス停でおじいさんやおばあさんを拾い上げる。地域の暮らし、生活が一目瞭然だ。 ラヴェロ周辺の小さな村 ある中山間地のバス停には、ロバがいてなかなか停留所に入れない。 そして他の停留所近くではサラブレッドのような馬を入れた大きなトレーラーが道をふさぎなかなか停留所まで入れなかった。何とものどか。 ラベッロからアマルフィに向かう途中、バスはロバに出会う! 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 そして、行きと同様、ラヴェロ側の路線バスからアマルフィ側の路線バスに乗り換える。 両者の間は200m程あり、谷間をとぼとぼ客は歩いてアマルフィ側の停留所に行く。停留所と言っても別に看板があるわけでない。 下の写真の建物の中を通り抜けると、「停留所」に到着。 ラベッロからアマルフィ行く途中のバスの乗り換え場 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 停留所とは言っても何の標識がない。地元の路線バス利用者ならいざ知らず、それ以外の客は途方に迷うだろう。 ラベッロからアマルフィ行く途中のバスの乗り換え場にて 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 幸い私たちは来るとき既に分かっていたので下の「バス停」で30分ほど待つ。すべての時間がゆったりと流れる。その流れの中にいるので、まったく問題ない(笑い)。 ラベッロからアマルフィ行く途中のバスの乗り換え場 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 結局、あちこちの小さな村を回りアマルフィまで帰ってくると、すでに太陽はソレント半島の突端より少し南側に落ちかけていた。 ソレント同様、アマルフィの夕日から日没の景観をとくとご覧頂きたい! ニコンのデジカメ(Cool Pix S10)の逆光モードでの撮影である。 アマルフィ海岸の夕日(アマルフィにて) 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 アマルフィ海岸の夕日(アマルフィにて) 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 アマルフィ海岸の夕日(アマルフィにて) 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 夕日の写真はいずれもアマルフィから西に向け撮影したものである。一方、下は東に向けて撮影したアマルフィの夕暮れである。電灯がともり、それが港の水に映し出されている。 昼とは全く別のアマルフィの希有な絵画のような美しい景観が現出する。 夕暮れのアマルフィの海辺 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 夕暮れのアマルフィの海辺 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 つづく |