| シルクロードの今を征く Now on the Silk Road アフガニスタン5 ( Kabul、アフガニスタン) 青山貞一 Teiichi Aoyama 池田こみち Komichi Ikeda 共編 掲載月日:2015年1月25日 更新:2019年4月~6月 独立系メディア E-wave Tokyo 無断転載禁 |
| 総合メニュー(中央・西アジア) アフガニスタン アフガニスタン1 アフガニスタン2 アフガニスタン3 アフガニスタン4 アフガニスタン5 アフガニスタン6 次はアフガニスタン5です。 ◆アフガニスタン5 交通 ![]() 首都カーブルと南部のカンダハールを結ぶ幹線道路 Source: Wikimedia Commons 交通インフラストラクチャーも度重なる戦乱により破壊され、またはメインテナンスが行われていなかったために現在も復興が行われています。なお、多くの先進諸国でみられるような高速道路網はないものの、主要都市間は舗装された幹線道路によって結ばれており、長距離バスによる移動が行われています。 かつては国際列車カイバル鉄道(カブール〜パキスタン国ペシャワール間)がありましますが、戦乱で荒廃し不通となっている。 現在、アフガン公共事業庁の監督のもと、ウズベキスタン国境の貨物駅Hayratanからマザーリシャリーフまでの鉄道建設が進んでおり、2011年8月20 - 21日に開業しまし。また、首都カーブルには1992年当時トロリーバスが存在しましたが、現在は存在しません。 なお、諸外国との交通は上記の長距離バスによって行われているほか、カーブル国際空港をハブとした国営航空会社のアリアナ・アフガン航空や、そのほかに乗り入れる外国航空会社の定期便で結ばれています。 国民 ![]() 2001年のアフガニスタンの民族 主要民族 (2003年推計) Source: Wikimedia Commons 民族 民族構成(アフガニスタン) パシュトゥーン人 45%、タジク人32%、ハザーラ人、12%、ウズベク人9%、その他 2%。 パシュトゥーン人 45%、言語:パシュトー語(イラン語群)、宗教:ハナフィー派スンニー タジク人 32%、言語:ダリー語、タジク語(イラン語群)、宗教:ハナフィー派スンニー、イスマイール派シーア(北部の若干)ハザーラ人 12%、言語:ハザラギ語(イラン語群、ダリー方言)、宗教:イマーム派シーア、イスマイール派シーア、スンニー(極少数)ウズベク人 9%、言語:ウズベク語(テュルク諸語)、宗教:ハナフィー派スンニー トルクメン人、言語:トルクメン語(テュルク諸語)、宗教:ハナフィー派スンニー そのほかにアイマーク人、ヌーリスターン人、バローチ人(英語版)、パシャイー人(英語版)など (言語と宗教は前田(2002)p.14より)。 言語 公用語 パシュトー語 ダリー語(アフガン・ペルシア語) 地方言語 ウズベク語 トルクメン語 バローチー語 パシャイ語 ヌーリスターン語 その他 ハザラギ語 アイマク語 キルギス語 ブラーフーイー語 パミール語 ヒンドコ語 アラビア語 グジャール語 宗教 ![]() カーブルのアブドゥッラフマーン・モスク Source: Wikimedia Commons スンナ派 85%(特にハナフィー学派) シーア派 14% その他 1% その他には、シーク教徒、ヒンドゥー教徒、キリスト教徒が存在する[69]。 イスラム教から他宗教への改宗には死刑が適用されましたが、2006年、ドイツでキリスト教に改宗した人の死刑判決に対し国際的非難を浴びたことでこの法律は撤廃され、現在は布教活動も許されるようになりました。2006年8月、ターリバーンは韓国人のキリスト教宣教師を拉致監禁し、キリスト教の宣教活動をやめるよう要求した事件がありました。 文化 食文化 国民の99%がイスラム教であり、アルコール類の取り扱いが禁じられている。 小麦で練ったナーンやビリヤニなどが有名。飲料としてはチャイがよく飲まれる。 かつては飲酒文化が栄えてたという。 世界遺産 アフガニスタンには多くの貴重な遺跡が残っており、以下の2つがユネスコの世界遺産に登録されている。 ![]() ・ジャームのミナレットと考古遺跡群(2002年) ![]() ・バーミヤーン渓谷の文化的景観と古代遺跡群(2003年) バーミヤーン渓谷には大仏と多くの壁画が残されていましたが、紛争により破壊され続け、殊に2体の大仏は破壊されつつ持ちこたえ立ち続けていましたが、2001年にターリバーンによって完全に破壊されました。 アフガニスタンに関する作品 映画 モフセン・マフマルバフ 『サイクリスト』『カンダハール』『アフガン・アルファベット』 サミラ・マフマルバフ 『午後の五時』 ハナ・マフマルバフ 『ハナのアフガンノート』『子供の情景』 セディク・バルマク 『アフガン零年』 マーク・フォースター 『君のためなら千回でも』 ティモー・ベクマムベトフ 『エスケープ・フロム・アフガン』 マイク・ニコルズ 『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』 ピーター・マクドナルド『ランボー3/怒りのアフガン』 ジョン・フランケンハイマー『ホースメン(英語版)』 評論 『アフガニスタンの仏像は破壊されたのではない恥辱のあまり崩れ落ちたのだ』 モフセン・マフマルバフ フンザ1へつづく |