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真夏の群馬・栃木短訪

G奧草津の「チャツボミゴケ」公園
青山貞一
掲載月日:2012年9月13日
 独立系メディア E−wave Tokyo
無断転載禁

 ◆特集:真夏の群馬・栃木短訪 2012.9.5〜9.8
@世界のクマ縫いぐるみ博物館  G奧草津の「チャツボミゴケ」公園
A鹿沢の「かえでの小径」  H庭山由紀・前桐生市議インタビュー 
B鹿沢の「たまだれの滝」  Iくだんの桐生市訪問
Cパノラマライン北コースと硫黄鉱山跡  J一度来たかった「足利学校」
D旧六合村の新名所「世立八滝」  K吉田松陰も来ていた「足利学校」
E群馬県企業庁の水力発電  L「足利学校」の希有な文物
F旧六合村の「冬住みの資料館」

 冬住みの里資料館の市川館長から帰り際に、奧草津の旧日本鋼管・現在JEF保養所敷地に強酸性水で生育する珍しい「チャツボミゴケ」という苔の野生植物の公園があるという話を聞かされた。しかも、全国有数の群生地とのことである。

 私達は、旧六合村や草津町には過去それこそ何十回と来ているが、「チャツボミゴケ」という苔の公園があるとなど知らなかった。

 現在、この場所がトレッキングコースとなっていると伺い、国道292号線を飛ばし品木ダムまで行き、その後、品木ダムの北の農道のような道を行く。途中で遅い昼食をとる。


 そこで、行くことにする。場所は、地図上にないほど旧六合村入山の山奥、通称、奧草津地区だ。自家用車で行くしかない場所だが、行くのに最も楽なのはナビに群馬県吾妻郡中之条町大字入山13-3と住所を入れるのがよいだろう。

・場所
 〒377-1701 群馬県吾妻郡中之条町大字入山13-3
・営業期間 営業 : 受付8時〜17時
・その他 : 年中無休
・料金 大人 : 210円 その他 : 小学生未満無料
・駐車場 あり(無料) 50台

 現地に到達すると、下の看板があり、受付事務所がある。受付事務所で入園料を払い、「チャツボミゴケ」公園入り口までもどり、ゲートの縄を自分ではずし、車で入園する。しばらく車で上ってゆくと、車の駐車場がある。そこから「チャツボミゴケ」公園に向けてトレッキングする。


撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8  2012-9-6

 下は駐車場から撮影したものだが、現地は1200m〜1300mの山岳地帯となっている。


撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8  2012-9-6

◆チャツボミゴケ公園

 草津では、その昔、旧群馬鉄山、現在のJFE奥草津休暇村において露天堀りにより鉄鉱石を採鉱していた。鉄鉱石を採取してできた窪みを「穴地獄」と呼んでいた。
 
 その穴地獄は、現在、希少なチャツボミゴケの大群生地となっている。草津温泉のようにペーハーが2近くの強酸性の水(湯)が流れるところにしか発生しない珍しい苔である。しかも、この奧草津の日本鋼管保養所敷地の一角は、全国規模でも最大のチャツボミゴケ群生地とのことだ。
撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8  2012-9-6


撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8  2012-9-6

 下の写真は穴地獄から駐車場に帰る途中に撮影した滝。なかなかどうしてもすばらしい景観である。


穴地獄から駐車場に帰る途中に撮影した滝
撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8  2012-9-6

 「チャツボミゴケ」公園から北軽井沢別荘への帰途、国道292号線から県道59号線に右折した。この県道59号線には、すばらしいヴィスタポイント(Vista Point)がある。

 下の写真は、ヴィスタポイントで撮影したコスモスの花である!

 遙か遠くには、鼻曲山や榛名山も見える。


撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8  2012-9-6


撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8  2012-9-6

 つづく