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冬住みの里資料館の市川館長から帰り際に、奧草津の旧日本鋼管・現在JEF保養所敷地に強酸性水で生育する珍しい「チャツボミゴケ」という苔の野生植物の公園があるという話を聞かされた。しかも、全国有数の群生地とのことである。 私達は、旧六合村や草津町には過去それこそ何十回と来ているが、「チャツボミゴケ」という苔の公園があるとなど知らなかった。 現在、この場所がトレッキングコースとなっていると伺い、国道292号線を飛ばし品木ダムまで行き、その後、品木ダムの北の農道のような道を行く。途中で遅い昼食をとる。 正式な名称は、JFE奥草津休暇村。番地は草津ではなく、旧六合村、現在は群馬県吾妻郡中之条町入山13ー3となる。日本鋼管は現在JEF。
そこで、行くことにする。場所は、地図上にないほど旧六合村入山の山奥、通称、奧草津地区だ。自家用車で行くしかない場所だが、行くのに最も楽なのはナビに群馬県吾妻郡中之条町大字入山13-3と住所を入れるのがよいだろう。 ・場所 〒377-1701 群馬県吾妻郡中之条町大字入山13-3 ・営業期間 営業 : 受付8時〜17時 ・その他 : 年中無休 ・料金 大人 : 210円 その他 : 小学生未満無料 ・駐車場 あり(無料) 50台 現地に到達すると、下の看板があり、受付事務所がある。受付事務所で入園料を払い、「チャツボミゴケ」公園入り口までもどり、ゲートの縄を自分ではずし、車で入園する。しばらく車で上ってゆくと、車の駐車場がある。そこから「チャツボミゴケ」公園に向けてトレッキングする。 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 2012-9-6 下は駐車場から撮影したものだが、現地は1200m〜1300mの山岳地帯となっている。 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 2012-9-6 ◆チャツボミゴケ公園 草津では、その昔、旧群馬鉄山、現在のJFE奥草津休暇村において露天堀りにより鉄鉱石を採鉱していた。鉄鉱石を採取してできた窪みを「穴地獄」と呼んでいた。 その穴地獄は、現在、希少なチャツボミゴケの大群生地となっている。草津温泉のようにペーハーが2近くの強酸性の水(湯)が流れるところにしか発生しない珍しい苔である。しかも、この奧草津の日本鋼管保養所敷地の一角は、全国規模でも最大のチャツボミゴケ群生地とのことだ。 ◆チャツボミゴケとは 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 2012-9-6 穴地獄のチャツボミゴケ 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 2012-9-6 穴地獄のチャツボミゴケ 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 2012-9-6 穴地獄のチャツボミゴケ 撮影:池田こみち Nikon CoolPix S10 2012-9-6 チャツボミゴケ 撮影:池田こみち Nikon CoolPix S10 2012-9-6 穴地獄にて 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 2012-9-6 穴地獄にあったミニ滝 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 2012-9-6 穴地獄にて 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 2012-9-6 穴地獄一帯にチャツボミゴケが群生しているが、穴地獄やその周辺には、亜硫酸ガス、二酸化硫黄がかなりの濃度で充満している。 今でも持病の重度な気管支喘息患者である青山にとっては、穴地獄に近づく前から、気道が狭くなり、痰がではじめた。 想定されたことだが、これには自分でも驚いた。 穴地獄にて 撮影:池田こみち Nikon CoolPix S10 2012-9-6 時間があれば、水池、大池さらに平兵衛池までトレッキングしてみたかったが、穴地獄に30分ほど滞在した後、車をおいてある駐車場まで引き返した。 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 2012-9-6 下の写真は穴地獄から駐車場に帰る途中に撮影した滝。なかなかどうしてもすばらしい景観である。 穴地獄から駐車場に帰る途中に撮影した滝 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 2012-9-6 「チャツボミゴケ」公園から北軽井沢別荘への帰途、国道292号線から県道59号線に右折した。この県道59号線には、すばらしいヴィスタポイント(Vista Point)がある。 下の写真は、ヴィスタポイントで撮影したコスモスの花である! 遙か遠くには、鼻曲山や榛名山も見える。 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 2012-9-6 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 2012-9-6 つづく |