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| １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ １０ ◆はじめに 場所（地理的位置） 文京区小石川２丁目の大型高級マンションが完成間際に「建築確認」を取り消された事例の情報を追っているうちに、東京都内でもうひとつ完成間際に建築確認を取り消されたマンションの事例を発見しました。 新宿区下落合４丁目のマンションです。取り消されたのは２００９年のことです。 下の写真は現場を示しています。   撮影：青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2016-2-10 本件は建築されるマンション（共同住宅）の延床面積が小さいため、東京都ではなく２３区（この場合は新宿区）の建築確認案件となっています。東京都新宿区は条例などの解釈により特例的に裁量で確認をだしましたが、住民側はすぐに審査請求を新宿区の建築審査会に出します。 新宿区の建築審査会が住民側の出した審査請求を棄却したことから、住民側は弁護士を代理人として東京地裁に行政訴訟を提訴、一審は敗訴したものの、東京高裁、最高裁で勝訴し、２００９年、竣工間近のマンションは執行停止となり、さらに建築確認を取り消されています。 場所は東京都新宿区下落合４丁目、鎌倉時代に創建された真言宗のお寺（薬王院）そして「野鳥の森公園」を含むみどり豊かな身近な森の一角にあり周辺には低層の住宅地がひろがっています。 この場所は、北東方向約５００ｍにJR山手線の目白があり、上の写真にあるように、南西約２００ｍのところには、西武新宿線の下落合駅があります。 下はグーグルアースの衛星画像で見た比較的最近の建築確認を取り消されたマンションの現場です。 赤い楕円形の中にあるのがそのマンションです。写真より明らかなようにマンションはほとんど出来上がっていることが分かります。  出典：グーグルアース（衛星画像） 下は３次元の立体画像で見た現在の下落合４丁目のマンションです（★印）。すでに９０％以上出来上がっていることが分かります。  出典：グーグルアース（衛星画像）  出典：グーグルアース（衛星画像）  出典：グーグルアース（衛星画像） つづく |