エントランスへはここをクリック   


崖上の下落合マンション
完成直前「建築確認」取消
D周辺の地形

青山貞一
Teiichi Aoyama池田こみち Komichi Ikeda
掲載月日:2016年2月12日
 独立系メディア E−wave Tokyo

無断転載禁

                     10

◆建築敷地周辺の地形(標高の測定)

 衛星画像からは分からないのですが、一体は神田川の河岸段丘にあり、問題となったマンションはその最上段にあります。

 下はマンションから見て3つの方向について、標高測定が可能なヤフーマップを使い、標高を測定してみた結果です、。

標高測定1  マンションから南方向

出典:ヤフーマップ

 下が計測結果です。マンションの敷地から「野鳥の森公園」の入口がある154mまでの標高を測りました。

 その結果、マンションがある場所の標高と「野鳥の森公園」との間の標高差は、約15mあることが分かります。ちなみにマンションがある場所の標高は、約36mです。


標高測定結果   出典:ヤフーマップ

標高測定2 マンションから南西方向

出典:ヤフーマップ
 
 測定は、マンションの敷地から南西方向に180mまでの標高を測りました。


標高測定結果   出典:ヤフーマップ

 その結果、マンションがある場所の標高と「野鳥の森公園」との間の標高差は、約10mあることが分かります。ちなみにマンションがある場所の標高は、やはり約36mです。

 次に東方向については、マンション現場から新目白通りと平行に山手線(目白と高田馬場の間の方向を見ます。

標高測定3 マンションから東向

出典:ヤフーマップ

 東山藤稲荷神社とおとめ山公園の水辺に向かってなだらかに下り、その後おとめ山で高台となり、そのさらに東は明治通り、山手線に向かって再び下っています。つまり、この辺りは、神田川にそって起伏に富み、現場から山手線に向かって、14mほどの高低差となっています。ちなみにこの場合のマンションがある場所の標高は約32.4mとなっています。


標高測定結果   出典:ヤフーマップ

 以上から分かるように、マンションの敷地は、神田川の河岸段丘の最上部、標高で36mにあり、その直ぐ直下は河岸段丘の急斜面そして崖の地形であることが分かります。


つづく