ノルウェー旅行記 ベルゲン(4) 鷹取 敦 掲載月日:2013年8月18日
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2010年8月にデンマーク・スウェーデンを訪れて以来、久しぶりに北欧を訪れました。今回はノルウェーの首都オスロに入り、列車、船、バスを乗り継ぎフィヨルドを経て世界遺産のある都市ベルゲンへの旅です。 ■ベルゲンの街8月12日(月)、8月13日(火)の丸2日間ベルゲン観光の2日目です。朝は曇でしたが、年間の3分の2雨が降るベルゲンだけあって、この日も時折雨に遭いました。最終日なので、市内を効率的にめぐるため、ホップオンホップオフバスのチケットをツーリストインフォメーションで購入しました。30分に1本走っているので、1カ所で降りた場合、30分後のバスを待って乗ることも、次の場所まで歩いて移動し、次の場所で乗ることもできます。バスでは音声で通過場所等の案内があるので参考になりますし、街並みを見ながら歩くのもいいので、場所とタイミングに応じて使い分けました。 ●ホップオンホップオフバスのルート(1周約1時間) (撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V) ハンザ博物館の前から2階建てのバスに乗りました。1階建てのバスもありルートも価格も同じですが別会社(地元の会社)だそうです。この日は気温がやや低く風も強かったので、魚市場の屋台は風よけの「壁」がつけられていました。 ●魚市場の屋台 (撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V) ベルゲン水族館の次の停車場所であるFredriksberg要塞でおりました。残念ながら入って見学することは出来ませんでした。この要塞は1666〜1667年に建設されたものです。中を見学することも出来ず寒いので、自然史博物館まで歩くことにしました。 ●Fredriksberg要塞の入口 (撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V) ●Fredriksberg要塞の城壁 (撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V) 要塞は、魚市場のあるヴォーゲン湾と反対側の湾に面しており、こちらにも港があります。みたところ物流の港のようです。港に降りる道は石畳で、なかなか風情があります。 ●港に降りる道 (撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V) ●港に降りる道 (撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V) フロイエン山側をみても小高い丘の上であることが分かります。並んでいる家もきれいです。 ●フロイエン山側の風景 (撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V) ●フロイエン山側の風景 (撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V) 国立劇場前を通過しました。 ●国立劇場 (撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V) 自然史博物館前では何かのイベントの準備が行われていました。博物館の建物に入り、受付の方にうかがったところ自然史博物館は休館しているものの(休館なのに受け付けには人がいました)、裏手にある博物館は開いているとのことなので行ってみました。 ●自然史博物館 (撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V) 海洋博物館に行ったところ開館は11時とのこと、まだ10時過ぎだったので再度来ることにして離れました。(実は閉館時間15時に間に合わず結果としてこの博物館には入っていません。その代わり隣にある文化史博物館に入りました。) ●正面が海洋博物館、左が文化史博物館 (撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V) ■ローゼンクランツの塔自然史博物館前に戻ったところ、ちょうどバスが来ていたので飛び乗りました。魚市場で一旦降りて買い物をし、再度バスに乗りました。ノルウェー漁業博物館は閉館だったので通過し、クルーズターミナルで降り、ローゼンクランツの塔まで歩きました。ローゼンクランツの塔は1560年代、当時の領主であるエリック・ローゼンクランツが建てた館です。それ以前に建てられた城塞を組み込んで建築されており、外部からみるシンプルな形状と異なり内部は迷路のようにわかりにくい印象でした。 ●ローゼンクランツの塔 (撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V) ●ローゼンクランツの塔・要塞時代からの変遷 (撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V) 見学順路の図をみると、要塞時代の部分と館として増築された部分に分かれていることが分かります。 ●ローゼンクランツの塔の内部(見学順路) (撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V) ●ローゼンクランツの塔の地下 (撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V) ●ローゼンクランツの塔・王のプライベートチャペル (撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V) ●ローゼンクランツの塔・エリック卿の部屋 (撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V) ●ローゼンクランツの塔・国防関連の展示 (撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V) ●ローゼンクランツの塔・屋上からの眺望 (撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V) ●ローゼンクランツの塔の屋根 (撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V) ■ホーコン王の館塔のとなりにあるホーコン王の館は改修中でした。ベルゲンがノルウェーの首都だった1247〜1261年にかけて建てられ、現在はホールとして使われています。●ローゼンクランツの塔の屋上からみたホーコン王の館 (撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V) ●ホーコン王の館 (撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V) 第二次世界大戦末期、ドイツ占領中の1944年4月20日に、停泊していたオランダの貨物船フールボーデ号が積んでいた120トン以上爆薬が爆発し約150名が死亡、歴史的な建物が被害を受け、対岸の建物にも被害があったそうです。 ●ホーコン王の館の模型・爆発による被害の様子を再現したもの (撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V) ホールではピアノの調律が行われていました。写真の右奥にピアノがあります。外観は改修中ですが、内部は使われているようです。 ●ホーコン王の館・ホール (撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V) ホールの下の階には食堂があります。昔の建物の内部そのままで、石の壁をつたわった水をくみ上げる場所もありました。たまたま遭遇したツアーの解説によると、現代では不衛生なため使われていませんが、当時は飲料や消火のために使われたのではないかとのことでした。 ●ホーコン王の館・1階食堂 (撮影 鷹取敦 Sony DSC-HX50V) つづく |