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Super SPLINE/GISとは
騒音予測、大気拡散予測などの地形データが簡単に作成できます。基盤地図情報(標高)からの簡単地形作成、等高線のマウスによる地形作成が簡単に行えます(Super
NOISE(W)は標高数値データからの地形作成機能が含まれています)。作成した地形は編集し、道路計画、開発計画どおりの地形に変更できます。
標高以外のデータも地図上の複数地点のデータから2次元スプライン補間法でコンター(分布図)を簡単に計算・作成できます。
さらに大気汚染、気温等のように座標(測定位置)と日時(測定時刻)のあるデータを地図上の時系列データとして管理し、2次元スプライン補間法により、複数の日時の分布図のレイヤも作成できます。
地形、濃度、人口、土地利用などをレイヤ別に作成し、測定値・レイヤの単純集計(度数分布)、重み付け集計(分級値毎の影響人口の算出等)、クロス集計(複数の要因の分析)なども簡単に行えます。
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以下の項目はSuperシリーズ共通の内容としてSuperシリーズ共通仕様に掲載しておりますのでリンク先をご覧ください。他にも予測モデルの一部など複数システムで共通した内容は共通仕様に掲載しております。
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基本機能(シンプルモード、レイヤモード、全機能モード)
地図上の地点毎に数値を入力し、スプライン補間計算によって面的分布データの作成・表示や騒音・大気汚染予測のために地形データの出力ができます。
基本機能のシンプルモード、レイヤを使えるレイヤモード、地点毎の履歴も使える全機能モードを切り替えられます。
■地点データ(座標・値)
- 地図上の位置をマウスでクリックし、地点毎の値(標高、気温、大気濃度等、数値化できるもの)を入力したものをスプライン補間計算に用います。
- CSVファイルからの座標・値の一括入力や、入力した座標・値の出力も可能です。
- 座標は原点からの距離、直角座標系(公共座標系・19座標系)、緯度経度の切り替えできます。
■地点データ(座標・標高)
- 基盤地図情報(標高)等のDEMデータから地形を簡単に作成できます。(共通仕様参照)
- 共通仕様にあるように一部を平らにしたり法面を簡単に作成することもできます。
- 読み込んだ地点(座標・標高)の一部を削除して、マウスを使い座標を作成し標高を入力、再度スプライン補間計算を行うことにより、細かい造成計画を反映できます。
■2次元スプライン補間計算(地点→分布)
- 2次元スプライン補間法を用いた分布データを作成できます。
- 行政境界の外側、水質データの際の陸部、敷地境界の外側等を計算対象外にできます。(下図の例の白地の部分)
1999年度市民参加による松葉中ダイオキシン地図
なくせ!「ダイオキシン汚染監視運動」実行委員会調査
(事務局:環境総合研究所)より |
■編集機能(造成機能)
- 共通仕様の「地形の加工(造成)」にあるように、指定した範囲を任意の高さにしたり、指定した高さより高い範囲を平らにする、嵩上げする、法面を作成する、斜面を作成するなどを簡単に行えます。
- 地形以外のデータも同様の編集が行えます。
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■地形レイヤ(3次元表示用)
- スプライン補間で作成したデータを地形レイヤにコピーし地形による高さに値による色分けした3次元表示ができます。
- これにより3次元表示する時に高さは地形で、色は別の要素の値(たとえば騒音レベル、大気汚染濃度、アンケートを数値化した指標等)で表示することが可能です。
■市町村境の表示
- 編集・結果表示画面に市町村境が表示できます。
- 市町村内の最小、最大、平均、標準偏差を計算できます。
- 市町村境毎のIDによるメッシュを作成することで、市町村毎の色分け表示や、レイヤ機能がある場合の市町村毎の集計に用いることができます。
カラーメッシュ・区境表示の例 |
■他システム地形データとして活用
Super NOISE(H)による騒音予測例(地形等考慮) |
■補間結果から測定値の作成
- 補間結果(分布データ)からの地点データ(測定値)一覧を作成できます。
- 平面上の全ての地点の座標・値のリストが必要な場合等に用います。
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レイヤ機能(レイヤモード、全機能モード)
■レイヤ
- スプライン計算を行う毎に新しいレイヤに結果が保存され、異なる条件のスプライン補間結果を全て記録できます。
- 新たにレイヤを作成して編集機能等でマップ上の値を設定してくこともできます。
- 以下に示すようにレイヤを対象とした演算や集計が行えます。
■レイヤ演算
- レイヤを対象として以下の演算が行えます。
- 演算した結果は元のレイヤに上書きするか、新しいレイヤにするか選択できます。
- レイヤ機能と演算機能を組み合わせることで複雑な編集(地形の造成)が可能です。
- たとえばあるレイヤをマスクとするため編集機能で0と1で範囲指定をして、別のレイヤと乗算すると、1の部分が残り0の部分は全て0となったレイヤAができます。これを反転したマスクで他のレイヤに乗算すると0の部分がレイヤAとは逆転しているレイヤBができます。レイヤAとBを加算すると異なる方法で編集したレイヤを合成することができます。
- 表示レイヤに対する四則演算
- 表示レイヤ + 指定した値
- 表示レイヤ − 指定した値
- 指定した値 − 表示レイヤ
- 表示レイヤ × 指定した値
- 表示レイヤ ÷ 指定した値
- 指定した値 ÷ 表示レイヤ
- 複数レイヤの重み付け四則演算
- 表示レイヤ + (別のレイヤ × 指定した値)
- 表示レイヤ − (別のレイヤ × 指定した値)
- (別のレイヤ × 指定した値) − 表示レイヤ
- 表示レイヤ × (別のレイヤ × 指定した値)
- 表示レイヤ ÷ (別のレイヤ × 指定した値)
- (別のレイヤ × 指定した値) ÷ 表示レイヤ
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■集計
- 測定値(地点データ)の単純集計:レイヤを対象としたものではありませんが、値の範囲毎の測定値数を簡単に集計できます。たとえば環境基準を超える地点数、濃度範囲毎の地点数の一覧などが簡単に作成できます。
- 表示レイヤの単純集計(下図の例)により、濃度範囲別の面積の集計等が簡単に行えます。
単純集計(濃度ランク別面積)の例 |
- 複数レイヤの重み付け集計(異なるレイヤの値を用いた重み付を行い集計)(下図の例)により、濃度範囲別の影響人口の集計等が簡単に行えます。
重み付け集計(濃度ランク別の影響人口)の例 |
- 複数レイヤを利用したクロス集計(下図の例)により、複数の条件を指定した集計が行えます。例えば(人口●〜●人で■〜■ppmの濃度のメッシュ数の一覧など)が簡単に作成できます。
クロス集計(濃度・人口ランク別面積)の例 |
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履歴機能(全機能モード)
■時系列データ(座標・日時・値)
- 地点毎の日時、値の履歴を入力、保存できます。
- たとえば大気汚染測定局における毎年の濃度の記録、工場敷地内の毎年の定点測定の記録など。
- スプライン補間計算の際は対象日時を指定できるので、任意の時点を想定した分布図を作成できます。
- 時系列データはCSVファイルから読み込んだり、出力することができますので、既存のデータを活用できます。
複数地点の時系列データ表示の例
(左が地点リスト・右が選択地点の時系列データ) |
■連続計算(多数のデータ処理の効率化)
- 複数のデータファイル、測定値ファイルを自動的に連続して読み込み、スプライン補間を行って結果や結果画像を自動的に次々と保存する機能
- 履歴データを用いて自動的に連続してスプライン計算を行って結果画像を自動的に次々と保存する機能
- 集計結果のCSVファイルへの出力機能
- 以上は特定の業務を効率的に行うためにユーザーからの要望に対応して作成した機能です。
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諫早湾水質汚濁経年変化解析例
(環境総合研究所自主研究より)
解析例と同じ位置の堤防閉切後
諫早湾衛星画像(1997/5/27) |
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計算結果表示例
コンター図の例
3次元地形上の濃度分布色表示の例
濃度の3次元表示例
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地形表示の例
勾配グラフの例 |
応用分野の例
- 三次元表示による数値分布のプレゼンテーションによる活用。プレゼンテーション効果が上がります。
- 騒音予測、大気汚染予測等、環境アセスメントのための複雑な地形作成
- 大気汚染、水質、水温・気温、土壌汚染データ等の地域分布の時系列解析
- 工場敷地、大学キャンパス内の環境調査モニタリングデータの登録・管理・解析
- 大気汚染、水質汚濁のバックグラウンド分布推定
- 地域別アンケート等、市民意向地域特性の把握、解析
- 単純集計、重み付け集計、クロス集計など各種集計機能により地理的な分布を伴ったデータの分析を行い調査、政策検討等における活用
- 既存データを用いたコンター、メッシュ、3次元表示
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■お問い合わせ先■
株式会社 環境総合研究所
〒152-0033 東京都目黒区大岡山1-31-9-401 TEL 03-6421-4610 FAX 03-6421-4611
連絡先メールアドレス:office@eritokyo.jp(担当:鷹取)
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