アンコール遺跡群現地調査報告 シエムリアップに行く1 青山貞一 Teiichi Aoyama 池田こみち Komichi Ikeda 2019年2月24日公開 独立系メディア E-Wave Tokyo 無断転載禁 |
アンコール遺跡全体目次 東南アジア巨大石造遺跡に魅せられて シエムリアップに行く1 シエムリアップに行く2 視察・見学の方法と注意 遺跡・寺院の概要・場所 <参考> カンボジア基礎知識 シェムリアップ基礎知識 博物館 クメール王朝について 創建順による遺跡・寺院 アンコール関連用語解説 クメール建築様式 アプサラとデヴァタ カンボジアの伝統工芸 ◆日本からシェムリアップへの移動 ところで、私たちはミャンマー(2016年)、インドネシア(2017年)ともに、自力で航空券を入手し、ホテルを予約して現地に行きました。 いずれもLCCのエアーアジアの便でマレーシアのクアラルンプール空港まで行き、そこからミャンマーの場合はヤンゴン、インドネシアの場合はジョグジャカルタに飛びました。エアーアジアは、LCCとして東南アジアで頑張る航空会社であり、荷物の重量、機内食などでいろいろ制限がありますが、使う機材は、A320、B767など他社と変わりません。数日の旅行なら制限内の荷物とすれば、超過料金はかからず、一般的に不評な機内食も食べる必要はありません(笑)。 しかし、アンコール遺跡群があるカンボジアには、膨大な数の日本人が観光で行っているので、敢えて自力でLCCの航空券を入手し、ホテルを予約することをせず、完全フリーツアー、すなわち航空券、ホテル、空港からホテルまでの送迎だけのツアーを使えばよいと考えました。 調べると、アンコール遺跡については、数100もの種類の完全フリーツアーがありました。大部分が3泊4日のツアーで、ツアー料金は使う航空会社と日程によって大きく異なります。今回は今まで一度も使ったことがないANA(全日空)便を使ってみることとしました。といいうのも、ANAがカンボジアのプノンペンまでの直行便を就航させたからです。しかも、ANAも以前も比べかなり航空運賃を下げています。 ANAを選んだ理由は、格安のツアーは中国系、香港系、ベトナム系、タイ系などの航空会社を使うため、中国本土の都市や香港、ホーチミン、ハノイなどを経由するため、いくら安くても余計な時間がかかると考えました。 しかし、結論から言えば、これが仇(あだ)となってしまいました(笑)。まさに私としたことが、です! 確かに東京からカンボジアのプノンペンまでは直行便で早いのですが、アンコール遺跡があるのはプノンペンではなくカンボジアのシエムリアップという小さなまちです。当然、ANA便を使う完全フリーツアーの場合でも、プノンペンからシエムリアップまでは国内航空便を使うことになります。そのトランジット時間がなんと、5時間にもなったのです。5時間あると、プノンペンからシエムリアップまでの長距離バスを使う場合と変わりません。 キャセイパシフィックを使う場合には、東京⇒香港⇒シエムリアップとなり、プノンペンなど経由しません。シエムリアップの空港は小さいながら国際空港で、現地で見たところ、この空港に離発着する航空機は、中国、香港、ベトナムなどアジア各国の航空機やLCCばかりです。 何のことはない、プノンペンでのトランジット5時間を加えると、ANAを使った東京⇒プノンペン⇒シエムリアップと、たとえば、キャセイパシフィックの東京⇒香港⇒シエムリアップやベトナム航空の東京⇒ハノイ⇒シエムリアップなどと合計時間はあまり変わらないことになってしまったのです。しかも、キャセイパシフィックやベトナム航空の場合に比べ、ANAの場合には、プノンペン⇒シエムリアップをカンボジアの国内便を使うため、金額的にもさらに高くなっていたのです。 下の写真はプノンペンからシエムリアップに行くための国内便の空港の様子です。 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 以下は写真はプノンペンからシエムリアップに行くためのプロペラ機に乗り込む様子です。プノンペンからシエムリアップは距離が約300kmしかないので、小型のプロペラ機となっていました。 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 夜遅く、飛行機はシエムリアップに到着し、迎えがホテルまで車で送ってくれました。 ◆燃料サーチャージについて なお、2019年2月1日より、いわゆる燃料サーチャージが変わります。実質値上がりります。この燃料サーチャージは国土交通省が定期的に変更していますが、実際の燃料価格と連動せず、時間のずれがあります。 また旅行代理店による燃料サーチャージは、通常、JAL、ANA便用の料金であり、シェムリアップに行く場合、ベトナム航空、キャシーパシフィック(香港)、中国系航空会社、タイ航空などは、JAL、ANA便用の料金とは異なり、値上げ幅は少ないことが多いといえます。 シエムリアップに行く2につづく アンコール遺跡全体目次 |