自然の中の日本の造形美 徳川家康霊廟 日光東照宮 10.鋳抜門、宝塔 青山貞一 Teiichi Aoyama 池田こみち Komichi Ikeda 山形美智子 Mchiko Yamagata November 21 2014 Alternative Media E-wave Tokyo 無断転載禁
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◆鋳抜門、宝塔 出典:日光東照宮公式Web ◆鋳抜門、宝塔 坂下門から約200段の階段を登っていった先にあります奥宮、拝殿、霊廟、宝塔です。 奥宮、拝殿、霊廟、宝塔 出典:グーグルアース3次元CG ◆鋳抜門 鋳抜門は初代将軍徳川家康の墳墓の上に建てられた宝塔(奥宮)の前に建てられた銅製唐門で、高さ3.4m、柱間2.5m、慶安3年(1650)に鋳造されています。 門は全て青銅鋳物製で屋根、柱、壁と別々に鋳造されたものを組み立てられ、重厚な造りですが門扉の細かな意匠には金が使用されるなど格式と荘厳が感じられます。 鋳抜門の製作者は幕府お抱えの鋳物師衛椎名伊豫。又、鋳抜門の正面に鎮座する狛犬は創建当時は木製でしたが寛永18年(1641)に石造となり、慶安3年(1650)、鋳抜門が再建された際に銅製に造りかえられています。 製作者は鋳抜門と同じ衛椎名伊豫とされ、鋳抜門の附として国指定重要文化財に指定されています。 徳川家康霊廟の鋳抜門 撮影:池田こみち Nikon Coolpix S6400 2014-11-21 鋳抜門(内側) 撮影:池田こみち Nikon Coolpix S6400 2014-11-21 下は3次元立体CGで見ました霊廟です。鋳抜門と宝塔の位置関係がよく分かります。 3次元立体CGで見ました霊廟 出典:グーグルアース3次元CG ◆宝塔 奥宮は初代将軍徳川家康の墳墓の上に建てられた宝塔で、当初は木造でさらに石造に改められましたが天和3年(1683)に新たに唐銅製(金・銀・銅の合金)に鋳造されています。 宝塔は石造りの玉垣の内部に八角九段の基盤を築きその上に高さ5mあり、前面には寛永20年(1643)に朝鮮から献上された香炉、燭台、花瓶、三具足が備え付けられています。宝塔の製作者は幕府お抱えの鋳物師衛椎名伊豫。日光東照宮奥宮は国指定重要文化財に指定されています。 徳川家康墓所の宝塔(青銅塔) 奥宮御宝塔(家康公墓所) 撮影:池田こみち Nikon Coolpix S6400 2014-11-21 つづく |