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その(1) その(2) その(3) その(4) その(5) コトル湾沿岸三次元立体地図 出典:モンテネグロのアドリア沿岸地域大地図 Source:http://www.montenegromap.net/montenegro_maps/montenegrocoast_map_big.JPG MontenegroMap.com Original Source:http://www.sindcentar.cg.yu/location.html コトル湾(Boka Kotorska Bay)全図
Bのつづき ここでは、最終目的地であるI、Jのコトルを中心に紹介する。 あと少しでコトル(Kotor) ..... ■Kotor, Boka Kotorska Bay, Montenegro ペラストから数10分でコトルに到着する。 以下のグーグルアースの3次元図で作成した図にあるように、コトルはコトル湾沿岸の最大の歴史的資源である。見て分かるように、2000m級の山が一気にコトル湾に落ちる。その直前、最先端の三角形の小さな場所に、城壁で要塞を築き何百年と「都市国家」を形成してきた。 現在独立国家となったモンテネグロの一部。地形場の景観と中世の要塞的町並みが相まって、世界的にみても希有な歴史文化資源となっている。近年、クロアチアのドブロブニクに行く日本人は増えているが、コトルまで足を伸ばす日本人はほとんどいない。それでもコトルでは日本語のブックレットが販売されている。 いわゆる観光コースにないだけでなく、国際免許を持参しレンタカーを借りないとドブロブニク空港、チバット空港のいずれからも容易にはこれないからだ。しかも、コトルにはホテルらしきホテルがないから、宿泊はヘルセグノビかドブロブニクまで行かねばならない。そんなこともあり、日本人にはあまり知られていない。 ペルーのマチュピチュまで多くの日本人が行っているが、おそらくコトルを視察する日本人の方が少ないのではないかと思える。それだけにドブロブニクまで行く日本人は、ぜひともドブロブニク国際空港でレンタカーを借り、コトルまで足を伸ばして欲しい。ドブロブニクとは違った希有の中世のまちを実感するに違いない。 世界遺産、コトルIの入り口 コトル湾奥にある都市国家、コトルI、黒い山がコトル湾に落ち込む先端の△の橙色部分がコトル 古都コトルは、コトル湾のどんづまりにある。背後は2000m級の山々。それらの山脈がこぞってコトル湾に向けて落ちる。そのインパクトは現地に行ったひとでないと実感出来ないが、すさまじく、すばらしいものだ。私たちがコトルに行った日は、曇天だったが、好天だとすばらしい光景が眼前に展開する。 できれば行く前に以下のシリーズを一読されたい。 コトルの詳細は以下
下の3次元地図では、KOTORという地名の右側につづら折りの道路が山頂近くまで続いていることが分かる。私たちは夕方からこの道を車で上がり、Njegusiの村に到達したところで、引き返した。途中、チバット空港も見えたが、Njegusiの村からさらに2時間弱行くと、モンテネグロの首都ポドゴリツァにつくという。 首都ポドゴリツァに行くには車でもかなり厳しい地形であるが、首都へはこの道ではなく、コトルからアドリア海側に出る道から行く方が楽といえる。いずれにしても、人口60万人の国家にしては、国土の大部分が険しい山脈となっており、都市間交通が車に限られていて生活物質の流通も容易ではないだろう。 コトル湾奥にある都市国家、コトルI、2000m級の山脈が連なりコトル湾に迫る コトルI、世界遺産ともなっている中世の都市国家、コトル。黒い山の裾にへばりついている。 コトルI、世界遺産ともなっている中世の都市国家、コトル。黒い山の断崖絶壁がコトル湾に真っ逆さまに落ちる裾に、しっかりとへばりついている。 世界遺産 コトルI、コトル湾の北側から見たコトル。断崖絶壁の先っぽにへばりついている様子がよく分かる。 世界遺産コトルIの裏山。この裏山にはいくつもの修道院がある 世界遺産コトルIの湾奥J。裏山のさらに後ろにそびえる黒い山は標高が1800mある 世界遺産、コトルIの詳細
コトルの詳細は以下
世界遺産:コトルI旧市街のカテドラルの前で。カテドラルの背後は黒い山(=モンテネグロ)の急斜面 世界遺産:コトルI旧市街の協会にて コトルIの裏山を見る。まさにモンテネグロ(=黒い山) コトルI、ここでも水は信じられない程、透明度があり、きれい。この水はすぐにコトル湾に流れ込む。裏山は黒い山に通ずる急斜面。 コトルIの城壁。左側はコトル湾。ドブロブニクには及ばないが相当しっかりとした要塞並みの城壁で取り囲んでいる。 コトル湾奥J コトル湾奥J ひっそり静かなたたずまいの住宅地である。 コトル湾奥Jの裏山を車で上ってみた。中央真下(樹木で隠れている)が世界遺産のコトール ◆現地へのリーズナブルな行き方 現地、モンテネグロ・コトル湾地域には、クロアチアのドブロブニク国際空港に入り、空港でレンタカーを借りヘルセグノビ→パレスト→コトルと回るのが一番である。そのためには、日本で自動車の国際免許を取得しておくことが必須条件である。バスはないことはないが、やはりレンタカーが一番である。レンタカーはなるべく日本から予約しておく。私の経験ではワンダラーが一番リーズナブル。ただし、コトル湾岸地域ではヘルセグノビやコトル以外ガソリンスタンドがないので注意が必要。 コトル湾地域は一日あれば、上記のコース、すなわちヘルセグノビ→パレスト→コトルを回れる。しかし、できれば最低でも2日は欲しい。私たちはコトル湾岸地域に都合3日滞在した。道路はしっかり整備されているが、警察の検問があり、10km/h程度の速度違反でも高額の罰金を取られるので要注意。またクロアチアのドブロブニクでは、違法駐車の取り締まりも厳しい。罰金が結構高額なのでこれも要注意である。 日本から現地に行くための航空機の航空会社は、アリタリア、オーストリア、ルフトハンザなどがり、成田→ローマ(ミラノ)→ドブロブニク、成田→ウィーンドブロブニク、成田→ハンブルグ→ドブロブニクのルートでドブロブニク国際空港に入っている。クロアチア航空は日本に入っていない。逆に最近、日本航空がドブロブニク国際空港に航空機を送り出している。ただし、下記の額よりはかなり高額。 チケット価格だが、シーズンオフなら諸税、ジェット燃料追加を含め10万円前後である。ザグレブ、スプリットなどクロアチアに行くついでであれば、クロアチア航空の国内便が非常に廉価である。ただし、EUの主要都市からドブロブニク国際空港に乗り入れるクロアチア航空のチケットは、それほど安くないので、できれば日本からドブロブニクまでの航空券を買った方がお得。 コトルにホテルがないことはないが、少ない。ヘルセグノビは多数のホテル、B&Bがある。またドブロブニクにも行く場合は、両者の間でドブロブニク国際空港近くのB&Bに宿を取るのが一番。シーズンオフなら1泊5000円程度で泊まれる。一方、シーズン中のドブロブニクのホテルは非常に高額となる。 通貨はモンテネグロはユーロ、ドブロブニクなどクロアチアはクーナである。食事は対岸のイタリアの影響を受けてか、イタリア系の料理が多いが、魚介類を使った地元の料理もある。 世界遺産施設見学料は、コトルは無料だが、裏山の修道院巡りは有料。ドブロブニクの一周2kmのの城壁巡りは約1000円。その他、大部分の施設は無料だが博物館などで500−1000円を徴収される場合がある。 その(1) その(2) その(3) その(4) その(5) |