身延山久遠寺 伽藍4 Kuon Temple in Mt.Minobu 青山貞一・池田こみち (環境総合研究所顧問) 独立系メディア E-wave Tokyo 2021年8月19日 |
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祖師堂の御影 Source: WikimediaCommons:myself - CC0, リンクによる 身延山総合目次 2022年5月分は最下段(本遠寺1~日朝堂までです)! 久遠寺 伽藍1 伽藍2 伽藍3 伽藍4 伽藍5 宝物館1 宝物館2 奥之院 塔頭 宿坊 西谷御廟1 西谷御廟2 西谷御廟3 西谷御廟4 お万の方像1 お万の方像2 お万の方像3 七面山・敬慎院 本遠寺1 本遠寺2 養珠院廟所 日遠廟所 日朝堂・廟所 日朝堂・本門寺 現在の伽藍配置図 出典:久遠寺 伽藍4 - 棲神閣 祖師堂(そしどう) 日蓮聖人の神霊を祀る堂閣。「棲神閣」と称します。江戸時代に廃寺となった感応寺のお堂を明治14年に移築・再建されました。 日蓮聖人像を安置。申し込みにより開帳が行われます。明治14年建立、一部用材はかつての鼠山感応寺のもの。特には昭和天皇より下賜された「立正」の勅額があります。 祖師堂 撮影:池田こみち iPhone 棲神閣 祖師堂は宗祖日蓮聖人の御尊像を奉安する御堂で、十一代将軍德川家斉公が天保七年(1836)に建立し、五年後に廃寺となった鼠山感応寺の堂宇を、明治十四年(1881)に七十四世日鑑上人の代に移築し、同年宗祖第六百年遠忌をここで奉行しました。 御尊像を安置する豪華な御宮殿厨子は東京信徒により、天蓋・幢幡等の善美を尽くした荘厳仏具は大坂・京都の信徒の丹精により寄進されました。 須弥壇上の御宮殿厨子の左右には、聖人のご両親妙日尊儀・妙蓮尊尼と本弟子である六老僧の木像が列せられています。 内陣正面の虹梁にある立正の勅額は、昭和六年(1931)宗祖第六百五十年遠忌の時、昭和天皇より日蓮聖人の御廟へ下賜せられたものです。 祖師堂 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix 9900
祖師堂の御影 Source: WikimediaCommons:myself - CC0, リンクによる ・報恩閣(じょうおんかく) 2002年(平成14年)立教開宗750年を記念し、信徒の受付業務、接待所として建立されました。2階は会議室です。 立教開宗750年慶讃事業のひとつとして建築された「報恩閣」は、受付と信徒休息所を備える。また、『バリアフリー』であることも大きな特徴です。 報恩閣 出典:Google Map Street View 報恩閣 立教開宗750年慶讃事業のひとつとして建築された「報恩閣」は、受付と信徒休息所を備える。また、『バリアフリー』であることも大きな特徴。 ・拝殿(はいでん) 本坊域中央の高台に南面して建っています。桁行三間梁間四間、入母屋造平入で、軒唐破風付の向拝を設けています。 尾垂木付二手先の組物、二軒扇垂木の深い軒など禅宗様を基調とし、細部彫刻も秀逸です。祖師堂と同じ600年遠忌の再建で、当時の意匠と造形が凝縮されている。登録有形文化財(建造物) 出典;文化財オンライン 拝殿 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix 9900 山梨県 明治/1881 木造平屋建、銅板葺、建築面積115㎡ 1棟 山梨県南巨摩郡身延町身延4252 登録年月日:20180510 宗教法人身延山久遠寺 登録有形文化財(建造物) 本坊域中央の高台に南面して建つ。桁行三間梁間四間、入母屋造平入で、軒唐破風付の向拝を設ける。尾垂木付二手先の組物、二軒扇垂木の深い軒など禅宗様を基調とし、細部彫刻も秀逸。祖師堂と同じ六〇〇年遠忌の再建で、当時の意匠と造形が凝縮されている。 出典:文化遺産オンライン 拝殿 撮影:池田こみち iphone 以下は拝殿の外の廊下の天井にあったツルです。 御真骨堂の前にある拝殿には外にぐるっと回れる廊下があり、その廊下の天井にありました。このツルは殆ど知られていず、Webでもまったく情報が無かったので、池田が直接久遠寺に電話連絡し確かめました。 拝殿の外廊下の天井のツル 撮影:池田こみち iphone 上の天井ツル写真の右側にある扁額は、文字は5文字で、「而実不滅度」とあります。 調べたところ以下の様な意味でした。 ※中)而実不滅度(にじつふめつど) 法華経如来寿量品第十六の文。佛が滅度するのは方便の ためであり、実際には滅度していないとの意。本有常住の 立場よりみれば、佛の事妙が常住・不滅であることを明かし ている。 - 御真骨堂(ごしんこつどう) ・御真骨堂 白亜の八角堂とその拝殿から成る。最新の災害対策を施した堂内には日蓮聖人の御真骨を奉安します。 日蓮の「御真骨」を安置しています。右側に七面大明神、左側に三十番神を祀っています。深草元政上人は「何故に砕きし骨の名残とぞ思えば袖に玉ぞ散りける」と詠っています。 仏殿西側の傾斜地に建つ前室廊下付の八角円堂で、外部漆喰塗で東西に唐破風付窓を付けています。八角平面の内陣須弥壇に金色の宝塔を安置しています。周囲の入側に天女等の彫刻を施した海老虹梁を架けています。軸部、組物、彫刻とも金箔や極彩色を施し、格別な荘厳の堂内を創っています。登録有形文化財(建造物) 出典;文化財オンライン 釈迦殿・納牌堂 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix 9900 御真骨堂 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix 9900 御真骨堂 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix 9900 伽藍5へつづく |