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カステッランマーレ・ディ・スタービア( Castellammare di Stabia) Source:Wikimedia Commons CC 表示-継承 4.0, リンクによる <ヴェスヴィオ総合メニュー> カステッランマーレ・ディ・スタービア(コムーネ) スタビアエ遺跡1 スタビアエ遺跡2 スタビアエ遺跡3 スタビアエ遺跡4 スタビアエ遺跡5 スタビアエ遺跡6 スタビアエ遺跡7 スタビアエ遺跡8 スタビアエ遺跡9 スタビアエ遺跡10 スタビアエ遺跡11 スタビアエ遺跡12 スタビアエ遺跡13 スタビアエ遺跡14 スタビアエ遺跡15 本稿の解説文は、現地調査に基づく解説、写真撮影に加え、Wikipediaのイタリア語版を中心に英語版からの翻訳及び日本語版を使用しています。また写真は現地撮影分以外にWikimedlia Commons、さらに地図はグーグルマップ、グーグルストリートビューを使用しています。その他の引用に際しては、その都度引用名をつけています。 ◆スタビアエ遺跡13 メディチ邸 Villa Medici この別荘の名前は、地名にちなんで名付けられ、1781年から2年にラベガによって探検されました。別荘については、長方形の平面図があり、中央に中庭があり、赤でフレスコ画が描かれた6つの柱、陶製の壺/瓶、井戸、そして、動物の水飲み用飼い葉桶として能する水の流れる水盤がありました。 中庭からは、オーブン付きの台所、トイレ、果物を集めて藁床に置いた薬物用倉庫(アポテカ)、食堂などの一連の部屋があり、続いて、黄色い台座ある大きなフレスコ画の部屋にアクセスできます。 フレスコ画は、赤い縞模様があり、上部には暗い背景に緑の帯があり、花や葉が描かれています。この部屋からは、カップ、ベル、斧が発見されています。また、ワインセラーもありました。 Plan of Villa Medic メディチ邸の平面図 Source:Wikimedia Commons Public Domain, Link フィロソーフォ邸 Villa del Filosofo この別荘は、1778年に発見されました。カーネリアン(紅玉髄)という宝石で創られた哲学者の胸像をモチーフにした彫刻が施されたで指輪の発見にちなんで、この名前が付けられました。79年の噴火以来、別荘は荒らされることなく、ヴィーナスが彫られた指輪や象牙の針、農具、素焼きの置物、燭台、青銅製の花瓶、馬の骨格など、多くの持ち運び可能な品物(遺物)が見つかりました。 立地場所は、カサ・デイ・ミリ邸とスタビアエの数々の素晴らしい別荘の近くにあります。 建物は中庭の周りに建てられ、北には窓のある地下回廊、南と東にはアーケードがあり、中央には炭酸塩堆積物(Tufa)の祭壇と水を集めるための井戸があります。中庭の周りには、住宅の居室とともに、農業用に使用する部屋があります。白いモザイクが貼られた温泉エリアには、黒のイルカが舵に絡まっている壁画があります。壁には、複数の動物や仮面の絵が飾られており、最も美しいものの一つは、ヴィーナスを描いたものです。 注)Tufa(英語: Tufa) Wikipediaより 炭酸塩堆積物(石灰岩の一種)で、天水(地表から浸透した水)起源の 泉源水や鍾乳洞から湧出した水が沈殿し堆積したもの。これに対し、温 泉水から生成したものをトラバーチンという。やや黄色味掛かった白色堆 積物であり、脆く多孔質で通常の岩石と比べ軽い。 Plan of Villa del Filosofo フィロソーフォ邸の平面図 Source:Wikimedia Commons Public Domain, Link:Wikimedia Commons マルケッティ邸 Villa Marchetti サンタ・マリア・ラ・カリタ(Santa Maria La Carità)にあるマルケッティ邸は、2000平方メートルを超える非常に大きな別荘でした。ここでは、ブドウの栽培に加えて(ブドウ畑には木の棒が見つかりました)、馬と牛が飼育され、穀物が栽培され、製粉所とオーブンによる調理で生産サイクルが完結していました。青銅製のボイラーからも明らかなように、おそらく、チーズが生産されていたと思われます。 別荘の近くや道路沿い(たとえば、現在のトリビオーネ広場(PiazzaTrivione)やカルミアーノ(Carmiano)地域全体)にある大きな鉛管と油圧弁は、ここで使用されている公共サービスの程度を示すものです。また、別荘の中に、14人の奴隷のための住居区画が発見されています。 Plan of Villa Marchetti マケラッティ邸の平面図 Source:Wikimedia Commons Source:ikimedia Commons Public Domain, Link スタビアエ遺跡14につづく |