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    ドレスデン
ザクセン王国の栄華を見る        
   
青山貞一池田こみち
      
2004.8-9
     
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 国際ダイオキシン会議がベルリンで開催され参加した。開催前日の日曜、旧東独のザクセン州の州都でもあるドレスデンに日帰りの列車の旅を敢行した。

 ベルリンで宿泊先の動物園公園駅(Zoologishcher Garten Bnf.)を日曜の早朝、列車で出発、7時ちょっと過ぎにZBのドレスデン駅に着いた。駅前は工事中で殺風景だ。

 地図を頼りに有名なツヴィンガー城方向に歩くと10分ほどで前方遠方に聖十字架教会の塔が見えてきた。

ドレスデン駅からツヴィンガー宮殿に向かう途中。遠方に見える塔は聖十字架協会。

 ところでドレスデンと言えば、旧東独ザクセン州の州都というだけでなく、かつて栄華を誇ったザクセン王国の牙城、ツヴィンガー宮殿、ドレスデン城などバロックの粋を凝らした建築物でドイツはもとより欧州全体でも有名なまちである。

 選帝候のアウグスト大王は強王とも呼ばれきらびやかさをつとに好み、建築学にも精通していたと言う。その強王は全欧州から選りすぐり、最高峰の建築家を呼び寄せ17年の歳月をかけて完成させたのがかのツヴィンガー宮殿である。完成は1932年とされる。

 下の写真は日曜早朝のツヴィンガー宮殿の入り口と入ったところから宮殿をみたところである。

 ドレスデンは第二次世界大戦で壊滅状態に追い込まれるが、1988年〜1992年にかけての精力的な修復によりザクセン王国時代の栄華がよみがえっている。

早朝のツヴィンガー宮殿入り口 中庭から撮影

 ツヴィンガー宮殿内部は、現在、数学物理学サロン、陶磁器コレクション、兵器コレクション、アルテマイスター、動物学博物館とたくさんの博物館となっている。私たちは10時に開館となった数学物理学サロンと陶磁器コレクションに入った。

 とくに下の写真右の15から18世紀の陶磁器いわゆる「マイセン」が20000点以上展示されている陶磁器博物館は圧巻であった。ここにはザクセン国王の一大コレクションが所狭しと展示されている。周知のように日本や中国から伝わったとされる陶磁器は、その後、マイセンのブランドで世界有数の陶磁器となっている。帰りのホテルのウィンドーに展示されていた小さな猫のマイセン陶磁器ひとつが15万円もしていることから、このコレクションは途方もない財宝であることがわかる。


ツヴィンガー宮殿中庭 マイセンコレクション

 ドレスデンには、このツヴィンガー宮殿を中心に、ドレスデン城、現在オペラ、オーケストラなどのコンサートホールとなっているゼンパーオーバー、カテドラルフラウエン協会、聖十字架協会、市庁舎などが見所となっている。

 下の写真は、ツヴィンガー宮殿の隣にあり現在オペラ、オーケストラなどのコンサートホールとなっているゼンパーオーバーである。たまたま施設担当者に承諾を得て内部を見ることができたが、1871年から1878年に建築家ゴッドフリート・ゼンパーにより建築されたザクセン国立オペラ劇場でるこのゼンパーオーバーは、実にきらびやかであった。場内は写真撮影が禁止されており、お見せできないのが本当に残念である。

ドレスデン国立オペラ劇場

 下の写真は、ドレスデン城である。ドレスデン城は、代々のザクセン王たちの居城であった。これも第二次世界大戦で破壊され、現在も修復作業中であった。また下右下の写真は、ドレスデン城の有名な壁画である。この壁画はアウグス通りに面して「君主の行列」というもの。アウグス強王自身の姿もある。これらの壁画は、何と25000枚ものマイセンの磁器タイルを貼って作られているそうだ。壁画には歴代のザクセン王たちが描かれている。幅102m、高さ8mに及ぶ一大絵巻である。

ツヴィンガー宮殿屋上からドレスデン城を見る
ドレスデン城遠望 ドレスデン城の壁画

 帰途に向かう途中、再度、聖十字架教会の前を通った。この協会は少年合唱団で世界的に有名だそうだが、現在修復中で中には入れなかった。この協会の前進は13世紀に建築されているニコライ教会である。何でも700年の伝統と歴史を誇るドレスデン最古の協会である。

聖十字架教会

 下はバロック建築芸術の最高峰傑作と言われるプロテスタント教会、フラウエン教会である。

 1945年2月の大爆撃により焼失。1966年から再建がはじまり現在もまだ修復中である。以下の写真は、壁画通りからとったもの。