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日蓮の足跡を辿る東京の旅

池上本門寺再訪


1.サクラ速報

青山貞一・池田こみち・ 斉藤真実
April ~May, 2018  
独立系メディア E-wave Tokyo 無断転載禁


本門寺の大堂  左側奥に経蔵が見える。その手前は霊宝殿
撮影:池田こみち Nikon Coolpix S9900
 2018-4-4



本門寺と洗足池

 サクラ速報  日蓮と本門寺  池上の歴史  地形と地理  総門と此経難持坂
 仁王門・日朝堂・長栄堂  鐘楼・日蓮像・五重塔  大堂・経蔵・本殿 
 休所と松濤園  多宝塔  紀伊徳川家募所  歴代聖人御廟所  日蓮聖人御廟所 
 所蔵文化財と霊宝殿 本門寺墓所  参道・甘味所  洗足池概要  日蓮と洗足池
本門寺の塔頭
 塔頭① 塔頭とは、本行寺
 塔頭② 実相院、真性院、西之院、厳定院、南之院、理境院
 塔頭③ 覚源院、本成院、本妙院、常仙院、中道院
 塔頭④ 東之院、安立院、法養寺、永寿院、心浄院
 塔頭⑤ 妙雲寺、養源寺、照栄院、長勝寺、山光寺、善慶寺

 2018年4月4日水曜、東京都大田区池上にある池上本門寺を青山貞一、池田こみち、斎藤真実の3人で再訪しました。

 池上本門寺については、2006年4月に青山、池田が3度訪問しています。

   2016年4月3日(日) 曇天 午後2時30~午後4時30分  電車    青山
   2016年4月4日(月) 曇天 午後11時30~午後1時30分 乗用車  青山、池田
   2016年4月6日(水) 晴れ 午後12時30~午後2時30分 乗用車  青山、池田

 上記を基に以下の論考を執筆しています。全部で19本あります。

◆隠れたサクラの名所、池上本門寺 2016年4月  全19本
◆青山貞一・池田こみち:隠れたサクラの名所、池上本門寺 ①はじめに

 本論考の本門寺、寺院、仏教関連の解説の多くは池上本門寺公式Web、Wikimedia、東京都大田区教育委員会、猫の足後となっており、それぞれの解説のあとに出典を付けています。一方、写真の大部分は現地で青山、池田、斎藤が撮影したものです。一部、Wikimedia Commons や池上本門寺公式Webが出典となっています。さらに地図の多くはグーグルマップを出典としていますが、その都度出典を付けています。。

◆池上本門寺の概要

 日蓮宗寺院の池上本門寺は、長栄山大国院本門寺と称します。弘安5年(1282年)、日蓮聖人身延山から常陸へ向かう途中に当地へ立ち寄り、創建しました。日蓮聖人はその後大坊本行寺で入滅、池上宗仲は69,384坪を寄進して現在の池上本門寺の礎を築きました。慶長年間には徳川家康から寺領100石をうけた他、加藤清正や紀伊徳川家等諸侯の祈願寺となっていました。日蓮宗の十四霊蹟寺院、七大本山の一つに数えられています。
出典:猫の足跡

池上本門寺の縁起
 池上本門寺は、弘安5年(1282年)、日蓮聖人身延山から常陸へ向かう途中に当地へ立ち寄り、創建しました。日蓮聖人はその後入滅し、池上宗仲は69,384坪を寄進、日蓮六老僧の一人日朗上人が、現在の池上本門寺の礎を築きました。慶長年間には徳川家康から寺領100石をうけ、江戸時代初期には加藤清正、前田利家や紀伊徳川家等諸侯の祈願寺となり多くの保護を受けましたが、寛永7年(1630)に不受不施派の禁令により、不受不施派の中心的存在であった池上派の本門寺16世貫主日樹は飯田に流罪されました。幕末、慶応4年(1868)には、東征軍の東海道先鋒本営が置かれています。

 ※不受不施派 
  不受不施派(ふじゅふせは)とは、日蓮の教義である法華経を信仰しない者から施し(布施)
  を受けたり、法施などをしないという不受不施義を守ろうと、かつて存在した宗派の名称である。

出典:猫の足跡

大田区教育委員会掲示による池上本門寺の概要
 日蓮宗大本山の一つであり、日蓮入滅の地。慶長年間(1596-1615)には徳川家康から寺領100石をうけるなど、徳川家や諸大名の信仰をあつめました。全国に旧末寺約200ヶ寺を持つ大寺院で境内には、加藤清正の供養塔や徳川家墓所、幸田露伴や力道山の墓などがあります。小堀遠州の築園と伝えられている松涛園は、西郷隆盛と勝海舟が会見した場所といわれ、都の指定旧跡となっています。また、国の重要文化財の五重塔は、慶長12年(1607)二代将軍秀忠が、乳母正心院の願いで建立したもので、高さは29.8m、関東では最古のものです。(大田区教育委員会掲示)

◆池上本門寺への行き方

 池上本門寺は東京の城南、東京都大田区池上1-1-1にあります。東急池上線の電車が便利です。


池上本門寺の位置(東京都大田区池上1-1-1)
出典:Wikipedia Commons

交通
 東急池上線池上駅から徒歩10分。
 お会式の万灯練り供養が行われる10月12日は夕方から増発運行される。
 都営地下鉄浅草線西馬込駅から徒歩15分。
 JR京浜東北線大森駅または蒲田駅より東急バス本門寺前バス停から徒歩10分。


東急池上線池上駅
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900  2018-4-22

 池上本門寺へは東急池上線の池上駅から下の地図にあるように、参道を10分程度歩き、階段を登り本堂まで12~13分で行けます。

 車の場合は本門寺北側に大きな無料駐車場があるので、そこに車を駐車するのですが、やはり池上駅から参道をあるき、塔頭や江戸時代から続く甘味処などを見ながら、ゆっくり徒歩で歩くのが一番です。

 そうこうしているうちに、本門寺の総門が見えてきます。総門尾くぐると、有名な大きな階段で浮世絵にも出てくる池上本門寺の此経難持坂を登るルートがお薦めです。


出典:グーグルマップ

◆今年(2018年春)のサクラ速報


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8

 2018年の冬は100年ぶりの寒波到来などで当初、桜の開花が遅れると思っていましたが、あにはからんや、その後、24℃を超す温かさが東京に訪れ、青山が4月4日の約10日前の3月25日に池上本門寺を下見した時には、すでにソメイヨシノは7分咲いていました。

 まずはダイジェストで青山が3月25日、下見で訪れた際に撮影した写真と、4月4日、青山、池田、斎藤の3人で訪問した際に撮影した写真をざっと、ご覧いただこう!

3月25日


池上本門寺のソメイヨシノ  2018年3月25日
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900


池上本門寺のソメイヨシノ  2018年3月25日
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900


池上本門寺のソメイヨシノ  2018年3月25日
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900

 
池上本門寺のソメイヨシノ  2018年3月25日
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900


池上本門寺のソメイヨシノ  2018年3月25日
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900


池上本門寺のソメイヨシノ  2018年3月25日
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900

 以下は3人ででかけた4月4日の池上本門寺のサクラです。下見から10日間以上たっており、すでにソメイヨシノはほぼ終わっており、枝垂れサクラが満開でした。

月4日 

 
池上本門寺参道の塔頭 本成院のボタンです。一輪だけ残っていたボタンですが、あまりに美しいので3人で撮影しました。


池上本門寺参道の塔頭 本成院のボタン
撮影:青山貞一  Nikon Coolpix s9900  2018-4-4



池上本門寺参道の塔頭 本成院のボタン
撮影:池田こみち  N ikon Coolpix s9900  2018-4-4



池上本門寺参道の塔頭 本成院のボタン 左(青山)、右Iikeda )、
撮影:斉藤真実 
 Canon IXY 10S  2018-4-4


昇山本成院 旧本山:池上本門寺
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900
 2018-4-4

・4月4日 日蓮御霊所の満開の枝垂桜(主にしだれサクラ) 

 
池上本門寺は鎌倉時代に建立された非常に古く由緒ある日蓮宗の寺院です。本門寺は日蓮が死滅した場所でも有名ですが、以下は日蓮の御廟所(霊廟)です。ここから切る枝垂桜は格別です。


池上本門寺の日蓮御廟所の枝垂桜
撮影:斉藤真実  Canon IXY 10S


池上本門寺の日蓮御廟所の枝垂桜 左(斉藤)、右(池田)
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix s9900  2018-4-4



池上本門寺の日蓮御廟所の枝垂桜 左(斉藤)、右(池田)
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix s9900  2018-4-4



池上本門寺の日蓮御廟所の枝垂桜 左(斉藤)、右(青山)
撮影:池田こみち  Nikon Coolpix s9900  2018-4-4



池上本門寺の日蓮御廟所の枝垂桜 左(斉藤)、右(池田)
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix s9900  2018-4-4

・4月4日 紀州徳川家側室の墓所と徳川家の灯籠五基 


池上本門寺の紀州徳川家側室の墓所と徳川家の灯籠五基 
撮影:池田こみち  Nikon Coolpix s9900  2018-4-4


池上本門寺の紀州徳川家側室の墓所もあったシャガ
撮影:池田こみち  Nikon Coolpix s9900  2018-4-4

 ※シャガ(射干、著莪、胡蝶花、学名:Iris japonica)は、アヤメ科アヤメ属の多年草。

・ 4月4日  池上本門寺の五重塔

 本門寺には、慶長年間に創建された五重塔があります。幸い第二次世界大戦で焼け残り、その雄姿をみることができます。この五重塔のある編は、本門寺にたくさんある墓地のうち、うちばん大きな墓地の中心でもあり、ソメイヨシノ、枝垂桜、クァズサクラなど、まさに絢爛豪華にサクラが咲き乱れます。


池上本門寺の五重塔の前で 左(池田)、右(斉藤)
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix s9900  2018-4-4

 大殿の横から見る五重塔は、まるで私たちを京都にいざなう如く、素晴らしい景観を創出しています。しかも、4月4日はソメイヨシノは終わっていましたが、枝垂桜が満開、まるで春の京都の古寺にいるようでした。


  本門寺の五重塔遠望
  撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 2018-4-4

・4月4日 夕方 洗足池

 私たちは夕方に池上本門寺から同じ東急池上線の洗足池に電車で移動しました。駅前に洗足池が広がります。以下は池上本門寺の近くにある洗足池で撮影した写真です。洗足池も日蓮聖人に関連する由緒ある池です。


洗足池の湖畔で 左(斉藤)、右(池田)
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix s9900  2018-4-4


洗足池の湖畔で 左(斉藤)、右(青山)
撮影:池田こみち Nikon Coolpix s9900  2018-4-4


つづく