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目眩く歴史の要所で「茶の湯」など稀有な文化が偲ばれる


龍寶山 大徳寺 (京都市北区)
はじめに


池田こみち(宗蹊) Komichi Ikeda監修  青山貞一 Teiichi Aoyama編集
 
立系メディア
E-wave Tokyo 2023年9月1日公開
 

大徳寺の大仙院  出典:グーグルマップストリートビュー360度カメラ

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はじめに 歴史 境内・伽藍1 境内・伽藍2 文化財1 文化財2 全塔頭 龍源院 瑞峯院 大仙院 高桐院  聚光院  龍光院  三玄院 黄梅院 玉林院  興臨院  孤篷庵 真珠庵 龍翔寺 芳春院 大光院  総見院  大慈院 その他  江岑宗左三百五十年忌記念大徳寺茶会  本文脚注・参考文献


はじめに
 禅寺、しかも「茶の湯」との関連でいえば、京都市北区紫野大徳寺町にある臨済宗大徳寺派の龍宝山大徳寺が最も特筆すべき寺院であろう。 大徳寺には表千家の茶道教授の池田宗蹊だけでなく、青山貞一も数回訪問しているが、青山はデジカメ以前の時期であり、写真はなくパブリックドメインのもの(Wikimedia Commons、出典付き Google Street Viewなど)を使用している。

拝観拝観料・拝観時間

 ・大徳寺本坊は非公開(例年10月第二日曜に方丈にて書画等を公開する曝涼展が行われる)。
 ・塔頭のうち常時拝観可能なのは龍源院・瑞峰院・大仙院・高桐院の4か院。黄梅院・真珠庵・聚光院・総見院・芳春院・興臨院・孤篷庵などは秋などに期日を限って特別公開される場合がある。
 ・龍光院は常時非公開。
 通常の本部の拝観料は300円。22ある塔頭の大部分は非公開だが、公開されているものもある。
 拝観時間は午前9時から午後5時。

アクセス

 ・JR京都駅より京都市営バスで約30分、「大徳寺前」(101・205・206号)下車。
 ・京都市営地下鉄烏丸線北大路駅より京都市営バスで約5分、「大徳寺前」(1・101・102・204・205・206・北8・M1号系統)下車。
 ①JR京都駅より京都市営バスで約30分、「大徳寺前」(101・205・206号)下車。
 ②京都市営地下鉄烏丸線北大路駅より京都市営バスで約5分、
   「大徳寺前」(1・101・102・204・205・206・北8・M1号系統)下車。

 
 正式住所 〒603-8231 京都府京都市北区紫野大徳寺町53

駐車

 駐車場あり(普通車50台、バス10台、料金/普通車最初の2時間500円以降30分100円、
 中型バス3時間2,000円、大型バス3時間3,000円)


大徳寺の位置  出典;グーグルマップ

大徳寺の境内地図    ※注;拡大版は本文中にあります。


出典:世界遺産と国宝の旅の地図 in 関西 池田こみちが漢字をすべて見やすい活字に変更


◆大徳寺とは   出典:京都観光VNavi
  
 京都は、かつて首都でもあり数多くの歴史ある伝統的な建造物もあって、伝統的な雰囲気を持つノスタルジックな風景は、京都の旅の中でしか見つけられないものです。以下は臨済宗大徳寺の概要です。
     
 臨済宗大徳寺派の大本山で龍宝山と号します。

 鎌倉時代末期の正和4年(1315)に播州の守護赤松円心の寄進により大燈国師宗峰妙超が開創。後に花園天皇と後醍醐天皇の厚い帰依を受け南北両朝の勅願寺となりました。

 室町時代には応仁の乱で荒廃したが、一休和尚が復興。

 桃山時代には豊臣秀吉が織田信長の葬儀を営み、信長の菩提をとむらうために総見院を建立併せて寺領を寄進、それを契機に戦国武将の塔頭建立が相次ぎ隆盛を極めました。

 勅使門から山門、仏殿、法堂(いずれも重文)、方丈(国宝)と南北に並び、その他を合わせいわゆる七堂伽藍が完備します。

 天正17年(1589)に千利休によって山門の二階部分が増築され金毛閣と名付けられ、堂内に利休の像を安置したことから秀吉の怒りをかい利休自決の一因となったと言われまっす。

 本坊の方丈庭園(特別名勝・史跡)は江戸時代初期を代表する枯山水。

 方丈の正面に聚楽第遺構の唐門(国宝)があります。

 什宝には牧谿筆観音猿鶴図(国宝)、絹本着色大燈国師頂相(国宝)他墨跡多数が残されています。

・山門(三門)
大徳寺にある桃山時代建築の重要文化財建造物。享禄2年(1529)、連歌師宗長が一階部分を寄進し、天正17年(1589)に千利休によって二階部分が完成し金毛閣と名付けられました。本瓦葺の唐様建築で、禅寺三門のうちでは、東福寺の三門に次いで古い。非公開

法堂
 大徳寺にある江戸時代建築の重要文化財建造物。仏殿の北にあります。寛永13年(1636)小田原城主稲葉正勝の遺命によって、その子正則が寄進したものです。天井には狩野探幽筆による雲龍図があります公開(不定期で特別公開あり)

・勅使門
 大徳寺にある桃山時代建築の重要文化財建造物。東の総門を入った境内のほぼ中央に建っています。慶長造営の皇居の南門を後水尾天皇より拝領し、移建したものと伝えられています。(常時公開)

・方丈庭園
 方丈の南庭は大徳寺169世天祐紹杲が作庭、広い白砂敷きで土塀に沿って石と樹木を配置。正面には国宝の唐門。東庭は小堀遠州が作庭、二段の刈込に沿い大小の石組で表現され、昔は鴨川、比叡山を借景にしていました。


はじめに終了

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