【エストニア・パルヌ】 | 【ターリン歴史地区】 |
リーガからパルヌへ | 旧市役所とラエコヤ広場 |
パルヌ・歴史地区 | ドミニコ修道院と市博物館 |
【エストニア・ターリン】 | 聖ニコラス教会 |
パルヌからターリンへ | リュヒケ・ヤルク通り |
エストニアの概要 | トームペア城と大聖堂 |
ターリンの概要 | 聖オラフ教会 |
●2010年2月19日(金) エストニアの海沿いの保養地、パルヌ
この後、リーガのまちを後に一路、ついに厳寒のエストニアに向かう。
と言うのも、池田さんの友人で昔ドイツ、現在フランスにいる女性にバルト3国に来る前、池田さんがメールしたところ、本気でエストニアに行くと? と言われたそうだ。
欧州各国のひとびとは、一年中で一番寒い厳寒の時期に、こともあろう
かエストニアに行くのは異常なことと感じるようだ(笑い)。
確かに事前に気温を調べてみるとバルト3国のなかではダントツにエストニアが寒い。下の表を見ても平均最低気温で見てもエストニアの気温は低い。夏でも20度前後である。
エストニア(タリン)の年間気温
月別 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
平均最高気温(℃) | -2.1 | -2.3 | 1.6 | 8 | 14.6 | 19.2 | 21 | 19.8 | 14.7 | 9.3 | 3.3 | -0.1 |
平均最低気温(℃) | -7.5 | -8.2 | -4.9 | 0 | 4.9 | 9.8 | 12 | 11.5 | 7.4 | 3.5 | -1.3 | -5.2 |
ラトビア(リーガ)の年間気温
月別 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
平均最高気温(℃) | -2.3 | -1.7 | 2.7 | 9.8 | 16.2 | 20.1 | 21.7 | 21 | 16.3 | 10.4 | 3.9 | 0.3 |
平均最低気温(℃) | -7.8 | -7.6 | -4.7 | 1 | 5.9 | 10 | 12.3 | 11.8 | 8 | 4 | -0.5 | -4.4 |
リトアニア(ヴィリニュス)の年間気温
月別 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
平均最高気温(℃) | -3.5 | -1.7 | 3.3 | 10.7 | 18.2 | 21.1 | 22.1 | 21.6 | 16.4 | 10.2 | 3.5 | -0.5 |
平均最低気温(℃) | -8.7 | -7.6 | -3.8 | 1.6 | 7.5 | 10.8 | 12.3 | 11.5 | 7.7 | 3.4 | -0.9 | -5.2 |
以上は平均最高・最低気温だが、出発前にWebで2月中旬から下旬のエストニアのタリンの予想気温を見たらマイナス10度以下となっていた!
実際、この後、エストニアではマイナス10度以下の日が連続した。調べたら過去のタリンの最低気温はマイナス31度とかで、やはり欧州の人たちがこの時期にエストニアに行くことに?? を感ずる気持ちが分かった次第だ。
いずれにしても日程的にはラトヴィアのリーガからエストニアのタリンに一気に車で行くのは無理なので、リーガとタリンの間で宿泊せざるを得ない。そうならと、企画段階で海沿いの保養地的な場所を物色していたら、温泉付きのホテルがパルヌにあった。
下はホームページにあったホテルの外観だが、実際はすごい積雪で辺り一面行きダラケであった(笑い)。
HPにあったホテルの外観
もちろん、欧州の温泉は水着を着て入る方式で日本とは異なるし、日本のように42〜43度の温度ではなく、30〜35度の低い温泉である。
しかし、極寒のエストニアで温泉にはいるのも悪くない、と予約を入れた。宿泊料はシーズンオフでもあり、リーズナブルだった。
ラトヴィアの首都リーガからエストニアの保養地、パルヌ(Parnu)までは直線的に行ければ220km程だ。しかし、実際にはA4、E67の高速道路を使うためには一旦、リーガの東に数10kmでてから海沿いに北上する。
下の写真はリーガからパルヌに行く途中の沿道。積雪が相当あり、ブリザードが吹いていた。
撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S10 19 Feb. 2010
この時期、道路はまったく渋滞どころか車が滅多に通らないこともあり、結局3時間半で、パルヌの街に夕方に入った。
問題はその後だ。宿泊先のホテルを探すのが一苦労。GPS付きのナビゲーションがあれば一発なのだが、グーグルマップの簡単な地図しかなく、町中をぐるぐる回り苦戦だ。 しかも夕闇がグイグイと迫ってくる。
街を一巡してみる。たまたまこの地域で有名な旧泥風呂(下の写真)を発見、これで自分たちの現在位置を確認することができ、結果的に宿泊先のホテルを見つけることができた。
この旧泥風呂施設を見つけて何とか宿泊先ホテルにどり着く
ただし、上の写真は夏のもの。実際は積雪でまっしろだった!
宿泊したのはこの地域では結構大きなリゾートホテルだ。噂にたがわずホテルの中には温水プールはスパもある。いわゆる日本で言う日帰り温泉ともなっているらしく、宿泊客以外にも地元住民の家族連れでにぎわっていた。
疲れ休めにスパに入ってみる。ジャグジーのスパは気持ちよかった。暖かい石の長いすもあり、試してみたがこれが結構グーである。いずれも更衣室を除き、水着着用、男女一緒の利用である。
下の写真はエストニア・パルヌの温泉付きホテル。外はマイナス10度である!!
エストニア・パルヌの温泉付きホテル。外はマイナス10度C
近く、見るからに寒々しい!
撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S10 19 Feb. 2010
部屋から外を見ると、クリスマスの雰囲気。到底そとで食事という訳には行かない。
撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S10 19 Feb. 2010
結局、この日の夕食はホテル内のレストランでとる。外は寒くて到底出られない状態。団体も来ていたようで賑やかだった。お食事はいつものようにスープとサラダ、パスタなどを注文した。すべてがグーで美味しかった。
つづく
【参考資料】
・地球の歩き方、「バルト3国、エストニア・ラトヴィア・リトアニア」、ダイヤモンド社
・Wikipedeia English Edition