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●2010年2月20日(土) 旧市街・歴史地区
ターリン市の紋章
ターリン旧市街、歴史地区全図 作成:青山貞一
■旧市街東部の教会・修道院
旧市庁舎そしてラエコヤ広場を視察した後、タリン旧市街の東のはずれにあるターリン市の博物館に向かう。
下はタリン市博物館(左の看板ががある建物)からみた聖ニコライ教会である。
撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S10 20 Feb. 2010
撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S10 20 Feb. 2010
ヴェネ通り沿いには聖ニコラス教会の隣に、ドミニコ修道院(博物館)が続く。ドミニコ修道院は、1229年トームペアに修道院を建立したが帯剣騎士団との闘いに敗れ、1246年に現在の場所に修道院を移した。
彼らは下の絵にある修道院を起点としてエストニアにおけるキリスト教の布教につとめるが、ドミニコ修道会は宗教裁判や免罪符に深く関わっていたため、市民から憎まれた。宗教改革が到来すると1524年に暴徒と化した人々に修道院が破壊され、さらにその翌年、市議会によって布教活動を停止されるに至った。
その後、1531年に火災に遭い大部分が廃墟となっている。
現在、ドミニコ修道院は、中庭と回廊が石の彫刻を展示した博物館として公開されている。入場料は90クローン(約720円、修道院)、50クローン(約400円、居住区)、写真撮影は可能である。
出典:ドミニコ修道院資料より
出典:ドミニコ修道院資料より
それにしても寒い。耐えられない寒さだ。再度、旧市街の撮影に挑むがなかなかままならない。
そこでパルヌではじめて試行した車で写真をとるソバまでゆき、青山が車の外に出て、撮影し、すぐに車に戻る「突撃隊方式」を採用。これだと何とかなるが、ドミニコ修道院の近くで、突風に見舞われ、思わず緊急避難的に近くにあるターリン市の博物館に入る!
■ターリン市博物館訪問(Linnamuuseum)
ターリン市の博物館に入る。この頃、風が強く寒さは極限まで達する。この博物館は有料でひとり40クロンを払う。一応撮影は可能。
ターリン市博物館 出典:紹介ビデオより
この博物館ではターリンの誕生からソ連による選挙時代までの歴史、市政などに関する資料、文物を展示している。日本的に言えば郷土博物館であろうか。
以下のWebにターリン市博物館紹介の動画がある(音楽付き)。ギターの演奏がすばらしい!!
http://www.linnamuuseum.ee/
まずターリン市の博物館だけあって、市の模型があった。
撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S10 20 Feb. 2010
下は旧市街北部の模型。塔は聖オレフ教会の塔である。
撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S10 20 Feb. 2010
撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S10 20 Feb. 2010
ヘルシンキ湾やバルト海に面するタリンの造船技術は、ターリンがハンザ同盟に加わったことと相まって海上交易との関連でかなり有名だったらしい。
撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S10 20 Feb. 2010
撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S10 20 Feb. 2010
14世紀当時のターリンの一般住宅を模型で展示しているなど、展示方法にも工夫がある。
撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S10 20 Feb. 2010
撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S10 20 Feb. 2010
撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S10 20 Feb. 2010
撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S10 20 Feb. 2010
下はドイツのマイセンのような磁器。
撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S10 20 Feb. 2010
つづく
【参考資料】
・地球の歩き方、「バルト3国、エストニア・ラトヴィア・リトアニア」、ダイヤモンド社
・Wikipedeia English Edition