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■サンタマリア・マッジョーレ大聖堂 カフェから歩いて5分足らず、サンタマリア・マッジョーレ大聖堂に到着。 聖母マリアの教会としては世界一の大聖堂だ。午前7時からはじまる早朝のミサに参加する予定である。 7時より少し前についたので、大聖堂を外からグルーと一周してみる。下の写真は大聖堂を後ろから見たところ。有名なオリベスク(尖塔)が立っている。 裏から見たマッジョーレ大聖堂(夜明け) 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 下はマッジョーレ大聖堂を正面から撮影したもの。あまりにも横幅がひろく、私のニコンのデジカメでは広角にしても全部が入りきれない。 マッジョーレ大聖堂(正面) 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 下は正面玄関前にある噴水である。 マッジョーレ大聖堂前の噴水(夜明け) 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 朝日に映えるマッジョーレ大聖堂 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 そうこうしているうちに7時となり、大聖堂に入る。内部は思ったより広く荘厳で華麗だ。 サンタマリア・マッジョーレ大聖堂の内部には下の写真のように36本の柱がある。 これらの石は古代ローマの神殿から運ばれたという。これら36本の柱と中央の祭壇の後ろを飾るモザイクは5世紀につくられている。 マッジョーレ大聖堂内部 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 ところで、世界のカソリック教徒にとって垂涎の的となっている大聖堂であっても、私のようにキリスト教徒ではない者にとって、大聖堂や教会は一歴史的建造物としか映らない。 だが、実際に大聖堂のなかに入ると、いつしかその荘厳な雰囲気、いや西欧中世の精神文化の大きさに圧倒される。 私自身、西欧、東欧を問わず欧州の多くの大聖堂に接し、大聖堂のなかに入り、時としてミサにも遭遇した。 数100年を経ても今なおひとびとの心、精神をひきつけるこれらキリスト教精神文化には驚かされるばかりだ。 大聖堂は狭義には司教座聖堂あるいは主教座聖堂のこと、すなわち、司教(主教)制度を持つキリスト教教派において司教(主教)のカテドラ(座)が置かれている聖堂のことを意味する。 英語等で「カテドラル」というのはこのカテドラからきている。建物によっては一般の慣行として、大寺院、寺院の訳語が定着しているものもある。司教(主教)制度を持たない教派の寺院であっても、大聖堂という名を有するものがある。 サンタマリア・マッジョーレ大聖堂は、4世紀、法王であったリベリウスの夢に聖母マリアが現れ、「今晩雪が降った場所に教会を建てよ」と命じたことに発している。 8月、夏にもかかわらずこの場所に雪が降ったという。サンタマリア・マッジョーレ大聖堂は、4世紀に建立されて以来、何度となく改築、改修を繰り返してきた。大聖堂では、各時代の芸術的な手法をあちこちに見て取れる。 下は正面玄関を入ったところにある大聖堂の平面図。 マッジョーレ大聖堂の平面図 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 下は大聖堂に入った後、後ろを振り向いて撮影したもの。さすがマリア様の世界一の大聖堂。ステンドグラスにもマリア像がある。 マッジョーレ大聖堂のステンドグラス 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 マッジョーレ大聖堂内部 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10
さらに天井に輝くマリアの戴冠は13世紀に造られたものである。 |