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真実の口があるサンタマリア・イン・コスメディン教会からテヴェレ川に沿って道路を北上し、のマルケス劇場があるある地点でテヴェレ川の中州に出会う。中州にある大きな病院にあるトイレを借りる。ローマ市内にはいわゆる公衆トイレがないので大変だ(笑い)。
そして内部の天井には直径9mの天窓が開き、床を照らしている。
Source:From the 1897 Encyclopaedia Britannica ここでひとつの疑問が生ずる。 なぜ、かくも巨大な建造物が古代ローマで可能となったのか? それを解く鍵は、コンクリート、それも古代コンクリート(またはローマン・コンクリートRoman concrete)と呼ばれるコンクリートの存在にあったようだ。 古代コンクリートは、ローマ帝国の時代に使用された建築材料であり、セメントおよびポッツオーリ(イタリア・ナポリの北にある町)の塵と呼ばれる火山灰を主成分とした。古代ローマ人は火山灰に粘りがあり、セメントの混和を促進することを知っていたと思われる。強度も現代コンクリートの倍以上はあったとされる。 ちなみに、ローマ帝国滅亡後は使用された痕跡がないとされるが、ローマのコロッセオが現在も存在しているのはこの古代コンクリートの賜物と言えるという。近年、古代コンクリートは徐々に見直されつつある。 下の写真はマリア像 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 ■サンタ・マリア・ソプラ・ミネルバ教会 (Chiesa di Santa Maria Sopra Minerva) パンテオンがあるロトンダ広場の一角に、ロマーノ作の「受胎告知」を収蔵しているサンタ・マリア・ソプラ・ミネルバ教会(Chiesa di Santa Maria Sopra Minerva)がある。 これは知恵の女神であるミネルバの神殿跡に建てられたドミニコ派教会である。ローマで唯一のゴシック様式による教会である。その建設には2世紀もかかったとされる。教会の前には象のオベリスクがある。 サンタ・マリア・ソプラ・ミネルバ教会(Chiesa di Santa Maria Sopra Minerva) 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 上の写真にあるオベリスク(尖塔)ローマにある11のエジプトのオベリスクのひとつで有名なベルニーニの象の彫刻が塔の基盤に下についている。。 この教会は、簡素な外観とは裏腹に内部は下の写真にあるように美術館と見間違えるほどである。また15世紀カラファ枢機卿の命によって作られた「カラファ家の礼拝堂」もあり、聖トマス・アクィナスに関連する膨大な量のフレスコ画など、ミネルバ教会内には多くの美術品が収蔵されている。 サンタ・マリア・ソプラ・ミネルバ教会の内部 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10
ロマーノの「受胎告知」 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 下はパンテオンそしてサンタ・マリア・ソプラ・ミネルバ教会の近くにあるビラーレ教会(Chiesa Gie Bilare)。 ビラーレ教会(Chiesa Gie Bilare) 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 この後、トレヴィの泉に向かう。 つづく |