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私達は白根山をトレッキングした後、今回の現地視察の最後の目的地、群馬県と長野県の県境にある小串鉱山がある毛無峠に向かった。 実は群馬県嬬恋村北部には、4つの硫黄鉱山跡がある。石津鉱山跡、白根鉱山跡、吾妻鉱山跡、それに小串鉱山跡である。 青山、池田はすでにそれら4つを現地視察しているが、なかでも4つ目の小串鉱山跡は、群馬県と長野県の県境、しかも1823mの標高をもつ毛無峠近にあり、歴史、文化だけでなく日本離れした絶景が楽しめる。 嬬恋村にあった4つの硫黄鉱山の位置。 いずれもパノラマライン北ルートの北部にある 出典:グーグルマップをもとに筆者が作成 目的の毛無峠(小串鉱山)に神楽図、4つの硫黄鉱山跡地はいずれも現地視察したところすでに設備、施設のほとんどが朽ち果てており、なかなか鉱山跡地や施設、設備の残骸を探すのも困難であった。 今回は時間の関係もあり、長野と群馬の県境にあり絶景が楽しめる小串鉱山が遠望できる毛無峠を白根山のあとに現地視察することにした。 下の写真は、いずれも白根山から長野県側に向かう途中に撮影したものである。 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 草津白根山。山頂はテーブルマウンテンとなっているが、 火山活動により樹木はほとんどない。 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 現地に行く道は、長野県側から入る場合と群馬県側から入る場合の2つがある。私達は、下の地図の右下にある毛無峠に上にある万座ハイウェー側から干俣線を下り、さらに大前須坂線を通り毛無峠に到着した。地図の方位が左側が北なので注意。 地図中、通行注意区間3.7kmは確かに道幅が狭く、片側が深い崖となっているなど運転には細心の注意が必要だが、夏場はそれほど大きな問題はないはずである。 毛無峠のランドマークは、以下の2枚の写真にある鉄塔である。この鉄塔は小串鉱山があったころ動力として電力を送電した名残である。 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 撮影:池田こみち Nikon CoolPix S10 撮影:鷹取敦 Digital Camera CASIO EX-H20G 撮影:池田こみち Nikon CoolPix S10 現地には以下の標識がある。 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 小串鉱山跡地は、この毛無峠から高さで300m、距離で3−4kmつづら折りの道を下ったところにある。下の2枚は下って行く方向を撮影した写真である。 ただし、毛無峠から小串鉱山跡へは車では通行禁止となっている。バイクや徒歩で行くことは可能だが、帰りが急斜面を登るので往復最低3時間、現地滞在を1時間とすると4時間かかる。 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 撮影:池田こみち Nikon CoolPix S10 参考:小串鉱山遺構地図 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 これは昨年撮影した写真 毛無峠には、昨年、今年といずれもルリタテハを見ることができた! 撮影:池田こみち Nikon CoolPix S10 これは2011年8月 撮影:鷹取敦 Digital Camera CASIO EX-H20G 下はクジャク蝶。いずれもタテハ蝶科である。 撮影:池田こみち Nikon CoolPix S10 これは2011年8月 下の写真の左側の薄い茶色部分が小串鉱山跡地である。 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 以下はバイクで小串鉱山後まで下っていったひとが撮影した動画である。 林道 硫黄鉱山跡へ KLX250SR http://www.youtube.com/watch?v=5GYZDJCcTVY なお、青山、池田、鷹取は毛無峠は2回目だが、ここは知る人ぞ知るラジコン飛行機やグライダーを飛ばすメッカでもあり、今回も2人が来ていた。 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 こうして、私達の群馬県北西部の短訪は、すべて終わり、万座ハイウェー、国道146号線、長野道、関越道で灼熱の東京に夕方戻った。 つづく |