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●2010年2月19日(金) ラトヴィア占拠博物館@
リーガ旧市街図
作成:青山貞一
ラトヴィア軍事博物館を出た頃、お昼近くになったので「地球の歩き方」にあった水餃子の店(XLペルメニ、 XL Pelmeni)に行く。
■昼食
”ペルメニ”は現地で水餃子を意味する。場所は聖ペテロ教会、市庁舎からそれぞれ100m程度にある。
何しろ安く早くそしていてオイシイ!
地元リーガっ子も沢山来ている。水餃子、サラダ、スープなどを好きな量だけ頼み、その後、客の前で重さを計り値段を示す方式。当然、重さから風袋分を引いて計算している。
一人当たり300円もあれば満腹である。テークアウトも出来るし、店の中にも机、椅子がある。
撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 19 Feb. 2010
昼食後、XLペルメニから歩いてすぐ、市庁舎広場のブラックヘッドの会館の隣にあるラトヴィア占領博物館(Latvijas Okupacijas Muzejs)に行く。このころから雨模様となる。
■ラトヴィア占領博物館(Latvijas Okupacijas Muzejs)
下は市庁舎広場にあるラトヴィア占領博物館(左側にある黒いモダンな建築物)。この博物館も軍事博物館と同様に入場は無料。写真撮影は可である。
この博物館を年間訪問者、10万人の約2/3は私たちのような海外からの来訪者だそうである。2番目に多い来訪者は学生とのこと。さらにラトヴィアに滞在する各国の大使館・領事館などの関係者もその在任期間中に訪問している。
開館時間:
5月1日から9月30日 : 11:00−18:00
10月1日から4月30日: 11:00−17:00
市庁舎広場の聖ローランド像(リーガの守護神)
のすぐ隣に占領博物館がある
撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 19 Feb. 2010
もらったパンフレットによれば、ラトヴィア占領博物館には、以下の各活動とプログラムがある。
1)「占拠」に関連する資料・写真・録音ファイルなどの収集と記録管理活動
2)「占拠」に係わる証言の映像・音響の記録管理活動
3)博物館スタッフ及び歴史学者を対象とした「占拠」データベスの管理活動
4)50年以上に及ぶ「占拠」に関連する研究プログラム
5)常設展示、企画展示など「占拠」に関連する展示プログラム
6)「教員」来場者向けの「占拠」関連の教育プログラム
7)記念・モニュメントプログラム
8)「占拠から自由」に関連した移動展示活動
ラトヴィア占領博物館2階の展示(一部)。この博物館の展示は
オーディオ/ヴィジュアルを多用した近代的なものとなっている
出典:博物館パンフ
撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 19 Feb. 2010
占拠博物館のパンフ
撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 19 Feb. 2010
このラトヴィア占領博物館(Latvijas Okupacijas Muzejs)は、上の看板の表示にあるように、1940年から1991年にラトヴィア占拠を第2次世界大戦下のナチス・ドイツやスターリン・ソ連によるシベリアへの大量流刑に関する資料、写真、模型などが大量に展示されている。
なお、博物館における「占拠」に係わる資料収集、管理、検索、展示は、以下の各区分によっている。
占拠期間 占拠内容
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1940年から1991年 :51年間に及ぶラトヴィア占拠
1940年から1941年 :第一次のソ連による占拠
1941年〜1944/1945年 :ドイツの国家社会主義者による占拠
1944/1945年〜1991年 :第二次のソ連による占拠
ラトヴィア占領博物館前で 筆者
撮影:池田こみち Nikon CoolPix S8 19 Feb. 2010
つづく
【参考資料】
・地球の歩き方、「バルト3国、エストニア・ラトヴィア・リトアニア」、ダイヤモンド社
・Wikipedeia English Edition