真田の里、上州沼田 三光院 十一面観音像・奉納灯籠 青山貞一 Teiichi Aoyama 池田こみち Komichi Ikeda September 25 2015 Alternative Media E-wave Tokyo 無断転載禁 |
三番目に訪問したのは、下の地図にある三光院Cです。 出典:真田の里 上州沼田 沼田市役所発行 以下に三光院Cの概要を紹介します。 ◆三光院(沼田市)の概要: 三光院Cは上の地図にあるように歓楽院の真ん前にあります。 晴雲山 三光院 沼田市 宗派 天台宗 本尊 十一面観世音菩薩(県重文) 上州三十三観音霊場 二十八番札所 三光院の山門(表) 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-9-20 三光院の山門(裏、境内側) 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-9-20 この三光院を有名にしているのは、十一面観世音菩薩の存在です。 その由緒は、伝承によれば、応永十三年(1406)に群馬郡国分の村上出羽守なるものが利根に攻め入り、沼田氏の支城の川田、名胡桃両城を略奪しました。 怒った沼田氏八代景朝は、兵を率いて村上を攻め亡ぼし、この十一面観世音菩薩を持ち帰ったそうです。年を経て、真田氏が観音堂を建てて安置し、今に伝えられました。 なお、以下の三光院本堂の前、両側には立派な石灯籠があります。この灯籠は信利が三光院に奉納したとされています。 三光院の本堂と奉納灯籠 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-9-20 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-9-20 光院十一面観音像 出典:真田の里 上州沼田 沼田市役所発行 十一面観音像は、県指定重要文化財であり、 ヒノキ材の寄木造りで六臂(ろっぴ)の立像。玉眼(水晶はめ込みの眼)。総高186.5pです。 昭和52年に解体修理を行い、その際に、首部の内ぐりの部分に墨書銘がみられました。 十一面観音の彫刻着手は文永7年(1270)9月16日で、彫刻師は快覚です。発願者は僧の慶賢で、その志は、すべての人々の現世と後生安穏法界平等の利益を願うためである、との意が記されていましたとあります。 下の2枚の写真は、本堂の内部ですが、十一面観世音菩薩は年に2回しか拝観できず、元旦の午前0時から2時と、4月29日とのことです。 ただ、私達が撮影した以下の2枚の写真にも小さく黄金色の十一面観世音菩薩が写っていることが確認できます。 三光院本堂の内部 撮影:池田こみち Nikon Coolpix S6400 2015-9-20 三光院本堂の内部 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-9-20 以下は沼田市関連のWebに見る三光院の十一面観音像です。 三光院の十一面観音像 三光院の十一面観音像 出典:沼田市 出典:利根沼田総合案内システム なお、三光院の十一面観音のすばらしい写真は、以下にあります。ぜひ、ご覧ください。 三光院の十一面観音のすばらしい写真 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-9-20 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-9-20 下の写真は三光院の境内にあった三光院ねがい地蔵とその謂われです。 三光院ねがい地蔵 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-9-20 三光院ねがい地蔵 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-9-20 つづく |