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前半 後半 全体 ■2009年3月9日 クラクフへの移動とクラクフ旧市街視察 ●ワルシャワからクラクフへの移動 翌日も午前6時30分に皆で朝食をとる。 今日は午前中にワルシャワからクラクフに移動する日だ。 ワルシャワからクラクフ本駅への特急列車は、午前8時15分にワルシャワ中央駅からでるので7時30分には中央駅に行ってなければならいので、朝食後、ホテルをチェック・アウトする。 クラクフは歴史を知るなどに書いたように、ワルシャワに首都が移る前までポーランドの首都があった場所で、第2次世界大戦では奇跡的にナチス・ドイツによる旧市街の攻撃がほとんどなく、中世の町並みがそっくり今なお残っている世界遺産都市だ。 クラクフは同時に、ナチス・ドイツによるユダヤ人などを強制収容し、ガス室はじめさまざまな方法で殺し、焼却あるいは埋め立てたアウシュビッツ、ビルケナウの巨大な強制収容所への中継基地でもある。 ホテルからワルシャワ駅には鉄道を使う。チケットは一人2.8zl、日本円で90円弱だ。 撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.3.9 中央駅で降り、出発するホームに行くのだが、切符にはどう見てもホーム番号が書いていない。時間はまだ30分以上あるが、焦る。 ホームの上のコンコースにいた白タクの運転手っぽいおじさんが近寄って教えてくれる。下の写真にある電光掲示も直前まで出ない。ただし、電光掲示にも列車番号(EX1313)と行く先、発車時間(8:15)はあるが発車番線はない(笑い)。 結局、2番線だった。何しろ英語さえ通じないのだから何かに付けて大変だが、その分、経験になる。結構、言葉が通じなくともコミュニケーションがとれるものだと変に感心したりする。 撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.3.9 撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.3.9 海外の鉄道、とくに欧州の鉄道はどこも同じだが、時間が来ると黙って、静かに走り出す。日本のような超過剰なアナウンスは皆無だ。8:15になって列車は走り出した。 今回乗ったクラクフ行きの特急は1等、2等ともすべて座席指定だ。到着は11:10の予定だだから乗っている時間は約2時間半、走行距離292kmが座席指定で2700円程度なので、料金は日本の1/4以下か。座席は2等でもリクライニングで2×2の座席で結構ゆったりしている。 ただし3時間弱の間、検察は来たが食べ物や飲み物などの売り子はまったく来ない。 列車のタイプは以下の写真にあるインターシティーの同型タイプ。 撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.3.9 撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.3.9 速度は欧州の新幹線タイプではないが、最高で150km/hが出ていた。下の写真は120km/hのときのもの。 車窓からの風景は大部分が畑などの農村、それもまさにポーランドという国名にあるように草原である。 撮影:池田こみち Nikon Cool Pix S10 2009.3.9 ときたま農家や住宅も車窓から見えるが、いずれものんびりした農村風景である。 撮影:池田こみち Nikon Cool Pix S10 2009.3.9 たまに川や湖?らしき水辺も見れたものの、山や丘陵はほとんど見えなかった。ただ広告看板はクラクフまでほとんど見なかったのは、さすがに景観(Landscaping)の国である。 撮影:池田こみち Nikon Cool Pix S10 2009.3.9 撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.3.9 そうこうしているうちにクラクフ本駅に到着する。下は立派なクラクフ本駅。 撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.3.9 下はクラクフ本駅に隣接して出来た巨大な商業モールだ。中にはフランスの大型スーパーカルフールはじめイタリアなどのブランド品を売る店も沢山入っている。 撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.3.9 あらかじめホテルの詳細位置は確認しているが、やはりはじめての土地、しかも路地が入り組んだ旧市街はわかりにくい。 クラクフ旧市街。中央先方に見えるのは中央市場広場にある 聖マリア教会の塔 撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.3.9 それでも15分ほどで、旧市街の有名な中央市場広場のそばにあるホテルにたどり着いた。 つづく |