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前半 後半 全体 ■2009年3月10日 |
●早朝のクラクフを歩く 今日はクラクフからバスあるいは鉄道で約1時間の距離にあるドイツ語でアウシュビッツ、ポーランド語でオシフィエンチム強制収容所を視察する。 アウシュビッツに行く前に、早朝に起き、宿泊先ホテルの周辺の施設を見て回ることになる。 というのもクラクフ駅の東口ターミナルにあるアウシュビッツ強制収容所行きのバスの第一陣は午前8:40に出発するので、時間がたっぷるあるからだ。 昨日午後、ワルシャワから特急列車でクラクフについたあと、私たちは足を棒にして旧市街を歩き回った。 クラクフでの宿泊先は、中央市場広場にほど近い旧市街内にとったこともあり、半日で旧市街の大部分を見て回ったが、まだ見ていない重要な歴史的建造物や文化施設がある。たとえば聖アン教会、コレギウム・マイウス、ヤギェウォ大学がそれだ。そこで早朝に起き、それらを見て回ることにした。 見て回ったのは下の地図の四角い枠の中である。そこには聖アン教会(太い赤い◎)とヤギェウォ大学のキャンパスがある。 ●早朝の聖アン教会 下は聖アン教会である。残念ながらポーランド語以外の説明資料がない。 撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.3.10 撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.3.10 ●早朝のヤギェウォ大学キャンパス 下は中世から今に残るゴシック・ルネッサンス複合様式の中庭をもつコレギウム・マイウスである。創立は15世紀でゴシック様式を今に伝える貴重な建築物でもある。ヤギェウォ大学の関連施設で中庭はとくに有名。 撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.3.10 ヤギェウォ大学はポーランドでは、ワルシャワ大学とともに最も質の高い欧州の知性、総合大学として名高い。 撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.3.10 ここには自然科学や歴史などに関する6つの博物館がある。かのコペルニクスが天体観測に使った天球技なども展示されている。 撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.3.10 撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.3.10 コレギウム・マイウスのヤギェウォ大学は、1364年にポーランドで最初につくられた大学であり、中央ヨーロッパでは、チェコのプラハにあるカレル大学に次ぐ古い歴史を持つ名門大学である。 撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.3.10 14世紀、時の大王カジミleージュ3世により当初官僚を養育する目的で創立されたが、16世紀には南欧で発生したルネッサンス様式をいち早く取り入れ東欧ルネッサンス文化の担い手となった。 撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.3.10 地動説を唱えたかのコペルニクス、ローマ法王となったヨハネ・パウロ二世など、ポーランドの歴代の著名人がこのヤギェウォ大学で学んでいる。 下はヤギェウォ大学の医学部の標識。医学部も非常に充実している。 撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.3.10 下はコレギウム・マイウスから中央市場広場の織物会館方面を見たところ。早朝なのでほとんど人影がない。 撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.3.10 早朝で観光客はもとよりほとんど人影がなく、本当に中世のクラクフにいるような錯覚にとらわれる。 ただ目を点ずると織物会館の隣でゴミの収集運搬車がいた。写真のようにパッカー車だ。職業病か、すぐにゴミに目がいってしまう(笑い)。 撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.3.10 後半に つづく |