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2012年2月20日から25日、オーストラリア南端にあるタスマニア島(Tasmania State)に現地調査の予備調査で訪問した。 3. 第二日目(2012年2月22日) 北部中央地区 3-2 ロンセストンのタスマニア動物園 ロンセストン到着後、タスマニア動物園を訪問する。 タスマニアと現地予備調査ルート 場所は、A1から一端、A7に入り、さらにA7を左折し、12kmほど西に向かいロンセストンのリバーサイド地区にある。 今回、日本から飛行機を3機乗り継ぎ、それぞれトランジットし、一泊後、200km以上車で来たことを考えると、タスマニア動物園まで到着までに2日間かかったことになる。遠かった! タスマニア第二の都市、ロンセストン 出典;グーグルマップ この動物園は、他の動物園や野生生物保護公園と異なり、完全民営の動物園である。 見たところ、非常に質素なつくりである。日本の動物園をイメージしていると、「何だこりゃ」ということになる。 入園料は25豪ドルで、タスマニアに数ある動物園では最も高額だ。しかし、聞けば野生生物保護への寄付が入園料に含まれているとのことだ。 タスマニア動物園の入り口 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 2012.2.22 タスマニア動物園の出口 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 2012.2.22 私たちにとって、タスマニア動物園における関心は、ここで飼育されているタスマニア・デビルの3頭のこどもを直にみることである。何でも、この3頭は、母親に見放されていたデビル(abandaned devils)とのことだ。 下の写真は、タスマニア博物館のほぼ全景である。デビルは一日、午前10:30、午後1:00そして午後3:30と3回の餌付けタイムがある。 デビル以外に、ペンギンの餌付けが午前10時と午後4時にある。 タスマニア動物園全景 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 2012.2.22 順路に沿って見る。 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 2012.2.22 最初の15ケージはいずれも鳥類である。 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 2012.2.22 下は、オーストラリアの国鳥にもなっている大型の鳥類、エミューである。 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 2012.2.22
そのうち、オーストラリアならではの有袋類が見える。 日本で有袋類というと、カンガルー、ワラビー、コアラ程度だが、実はオーストラリア、タスマニアには20種類以上の有袋類がいる。
さらに、タスマニア・デビルは、古くはオーストラリア大陸にも生息していたことが化石により判明しており、同大陸ではヨーロッパ人到達以前の14世紀終わり頃に絶滅した。 オーストラリア大陸での絶滅はフクロオオカミと同様に、人類がもたらしたイヌが野生化したディンゴの影響があると思われる。 本題に戻ろう。 タスマニア動物園で最初に見た有袋類はフクロネコ(Tiger Quoll)である。 デビルも当初フクロネコの仲間と間違えられたくらいなので、よく似ているが、背中に白いランダムな斑点があるのが特徴である。 有袋類のフクロネコ 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 2012.2.22 フクロネコ 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 2012.2.22
今回は残念ながら草むらの奧に入っていて見れなかったが、有袋類にはウォンバットもいる。まるでぬいぐるみのような愛嬌があるひょうきんな格好をしている。 ウォンバット 出典:Wikipedia ウォンバット 出典:Wikipedia
次はポッサムである。実は今回タスマニアを1000km近く車で走行したが、道路には30頭以上の野生生物が自動車にひかれた死骸があった。その大部分がワラビーとポッサムであった。 有袋類にはオポッサムとポッサムがいて、非常に紛らわしいが、ポッサムの方がタヌキのように大きいのに対し、オポッサムはネズミに近い大きさである。 ポッサム 出典:Wikipedia
有袋類と言えば、何と言ってもカンガルー、ワラビーだ! ここのワラビーはなかなか愛興がある。 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 2012.2.22 何と言ってもこの近さがいい! 撮影:池田こみち Nikon CoolPix S10 2012.2.22 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 2012.2.22
撮影:池田こみち Nikon CoolPix S10 2012.2.22 つづく |