江戸の桜名所探訪 〜目黒川沿いに五反田へ〜 青山貞一 掲載日:2015年3月29日 独立系メディア E-wave Tokyo 無断転載禁 |
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この後、目黒雅叙園近くの橋でUターン折り返し、目黒川を五反田方面に向かいます。 下の写真は目黒雅叙園近く橋のうえから反対側、すなわち目黒通り、中目黒側を撮影したものです。曇天なのが残念ですが、サクラはまさに満開です。遠くに見える橋の上を目黒通りが通っています。目黒通り(正式には東京都道312号白金台町等々力線)が走る橋の名は、目黒新橋のようです。 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-3-29 下は上流の橋(目黒通りが走る橋)の上から目黒雅叙園方向、すなわちこれから歩いて五反田に行く側を撮影したものです。天気が冴えませんが、ここはサクラ撮影のビスタポイントです。 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 この後、道路は、目黒川緑道(品川区内)で来た道の対岸を五反田、大崎方面にトレッキングします。下の写真の背景に写っているのは目黒雅叙園です。 背景に写っているのは目黒雅叙園 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-3-29 このあたりの緑道は、まさにサクラのトンネルとなっています。右側が目黒川、左側が目黒雅叙園です。 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-3-29 下はマンション雅叙苑の前の緑道です。ただし、このあたりは半分がマンション雅叙苑の私道が含まれ、自家用車の駐車場に通じるアクセス道路となっています。 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-3-29 緑道から目黒川の対岸を見た写真です。東京でもこのあたりはヒートアイランド現状も加わって、サクラは満開状態となっていました。 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-3-29 この後、後述します「花房山」の麓を流れる目黒川沿いを通り、五反田に向かいます。 五反田周辺で一旦、緑道そしてサクラ並木は無くなります。 ここで全国的にはあまり知られていない五反田について解説します。
ということで、五反田は、東京都内では新宿歌舞伎町、新宿三丁目、新宿二丁目などとともに昔から著名な歓楽街であり、青線がある場所でした。 せっかくなので「青線」とは何かについて以下に紹介します。
上述したように、五反田はまさにカオスの町であり、東京を代表する豪邸が建ち並ぶ「池田山」地区(東五反田5丁目)があり、やはり超がつく豪邸と清泉女子大学があります「島津山」地区(東五反田3丁目)があると思えば、JR五反田駅前周辺の歓楽街、ラブホテル街など昔の面影を残す「青線」地区、さらに最先端のハイテク地区など、比較的狭い範囲がしっかりとゾーニングされているまちと言えます。 とりわけ「池田山」地区と「島津山」地区は、江戸時代に鹿児島島津藩、岡山池田藩の下屋敷があった場所であり、周辺の「御殿山」地区、「花房山」地区、「八ツ山」地区とあわせ城南5山とよばれる由緒正しいまちとなっています。 以下に城南5山の概要を示します。また以下の主なものについては、別途サクラ探訪との関連でも紹介します。 なお、私達の研究所(環境総合研究所)は、過去約30年間の中で城南5山のうち、池田山、花房山、御殿山、八ツ山と島津山を除く4つの山あるいはその近くにオフィスをもっていました。いずれも、景観、眺望がすばらしい住宅地で、桜の名所でもあります。
下は五反田周辺の目黒川に着目した地図です。 私は左から道に目黒川の南側(下側)沿いを歩きます。 JR五反田駅の周辺 出典:グーグルマップ つづく |