真夏のスペイン Dragon by Gaudi 独立の機運に燃えるバルセロナ短訪 サグラダ・ファミリア 鷹取敦 掲載月日:2015年8月27日
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◆グエル公園からサグラダ・ファミリアへグエル公園を11時過ぎに出て、サグラダ・ファミリアの予約入場時間まで時間があったのでゆっくり歩き約30分かかりました。約2.5km、上り坂もないので猛暑でなければ歩ける距離です。以下の写真は途中の風景です。グエル公園からの下り坂、ララルト通り 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 街中の大きなゴミ箱にはカタルーニャ語で Barcelona pel Medi Ambient と書いてあります。バルセロナ市環境事業局が設置しているもので、この名称とロゴはゴミの収集車等にも表示されています。青が紙、緑がボトル、黄色がプラスチック包装・缶・紙パックです。それぞれイラストで示されているので、カタルーニャ語が読めなくても分かります。 街中にある大型ゴミ箱 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 サルデニャ通りに出ました。サグラダ・ファミリアもこの道に面しているのでこのまま南に進めば到着します。 サルデニャ通り 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 サグラダ・ファミリアの方向を示す標識がありました。あと少しです。写真の右にはさきほどと同様の大型のゴミ箱が見えます。この写真をみると巨大なゴミ箱であることが分かります。 この先、サグラダ・ファミリアの標識 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 救急車がサイレンを鳴らして通過しました。左の車はタクシーです。バルセロナのタクシーは全てこの黄色と黒の同じデザインです。 タクシーと救急車 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 ◆サグラダ・ファミリアサグラダ・ファミリアに到着しました。サグラダ・ファミリア 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900
現代の建設技術による建設風景と、すでにできあがった部分のガウディ風のデザインが対照的です。 サグラダ・ファミリア建設風景 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 サグラダ・ファミリア建設風景 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 財政難だった時代は、職人が足場をその都度登っていたそうですが、現在は巨大なクレーンがそびえ立っています。 サグラダ・ファミリア建設風景 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 真ん中の塔上部のように、タイルによりカラフルな色がついている部分が何カ所もありました。完成するとどのような色合いの教会になるのか楽しみになります。中央にあるJHSという文字は「JESUS HOMBRE SALVADOR(救世主イエス)」頭文字です。*1 サグラダ・ファミリア建設風景 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 下の写真の上の部分は白くなっています。建設時期によって、茶色く色あせた部分と、最近作った明るい色の石の部分がありますが、この白い部分はデザインとして白いのだと思われます。 サグラダ・ファミリア建設風景 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 ガウディの建築物には側壁の上等にフルーツ群があるものが多くみられます。右の方のフルーツは色がついていますが、左の手前のものはまだ彩色されていないように見えます。果実は1つ1つベネチアングラスで覆われ鮮やかな色がついています。日が昇る東の側には春のフルーツ、西の側には秋のフルーツが置かれています。ガウディの指示は「屋根の上にかごに盛られたフルーツを置き...」という言葉が伝わっていただけなので、彫刻家ガウディの意図をが推測して1つ1つ作成しているそうです。*1 サグラダ・ファミリア建設風景 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 下の写真の手前にある屋根が波打っている建物は、裕福ではなかったガウディが私財を投じて作った建設現場の職人の子弟のための小学校の建物です。受難の門の隣にあります。現在は当時の様子を伝える資料室として中を見学できます。 サグラダ・ファミリア建設の職人の子弟のための小学校(元) 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 以下は入場した後、敷地内から撮ったものです。 サグラダ・ファミリア建設の職人の子弟のための小学校(元) 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 サグラダ・ファミリア建設の職人の子弟のための小学校(元) 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 以下は建物内に展示されている写真の1つで、当時の学校の様子が分かるとともに天井が波打っているのが分かります。 サグラダ・ファミリア建設の職人の子弟のための小学校の当時の様子(サグラダ・ファミリアの元小学校建物内に展示されていたもの) サグラダ・ファミリアはメインエントランスである栄光の門(南側・建設中・最後の審判と天地創造)と、両側に生誕の門(東側・イエスの降誕から青年期まで)、受難の門(西側・エルサレム入城から磔刑まで)があります。*1 下の写真はサグラダ・ファミリアの中にある模型ですが、全体がラテン十字の形となっています。(左手前が栄光の門) サグラダ・ファミリアの中にある模型 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 見学入り口は生誕の門にあります。下の写真は受難の門の外側です。大勢の人がいるように見えます、時間毎に入場者数を限定しているので、見学に困るほどの混雑にはなりません。 サグラダ・ファミリア受難の門 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 昼食を取り、サグラダ・ファミリアのまわりを1周しているうちに、予約していた入場時刻である13時が近づいてきたので、受付に行ってみたところ、数分前でしたが入場できました。 サグラダ・ファミリア生誕の門 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 大聖堂の中に入りました。柱や上部のデザインが植物のようで、木漏れ日のように光りがあたり、まるで森の中にいるようです。柱や葉のデザインは実際の植物を参考にしているそうです。 サグラダ・ファミリアの柱と天井 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 サグラダ・ファミリア天井 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 ステンドグラスを通したカラフルな光が柱に反射して幻想的な空間を生み出しています。 サグラダ・ファミリアの柱と天井 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 サグラダ・ファミリアのステンドグラス 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 サグラダ・ファミリア主祭壇のイエス磔刑像とパイプオルガン 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 栄光の門は建設中なので入れないようになっています。 サグラダ・ファミリア栄光の門側 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 上の写真は逆光でただの黒い壁に見えてしまうので露出を調整て撮影したところ下のようになっていました。 サグラダ・ファミリア栄光の門側 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 塔に登る予約の時刻14時になりました。塔のデザインとは全く異なる近代的な金属のエレベータが塔の中に設置されています。このエレベータで塔の上の方まで上り、さらに階段で登ります。そこから地上までは狭いらせん階段で地上まで歩いて戻ります。 サグラダ・ファミリアの塔に登るエレベータ 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 塔の窓から塔の彫刻を間近に見ることが出来ます。 サグラダ・ファミリアの塔の窓から 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 エレベータのある塔から隣の塔に移動します。見上げると塔のてっぺんがすぐそこに見えます。 サグラダ・ファミリアの塔 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 サグラダ・ファミリアの塔 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 途中にあるバルコニーのようなところから外を眺めることができます。石積みの塔だと思うと足がすくみます。(ただし1980年代からはサグラダ・ファミリアをめぐる厳しい状況の中、建設中断を逃れるため大部分を石ではなくコンクリートで作り始めています。*1) サグラダ・ファミリアのバルコニー(?)より 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 サグラダ・ファミリアの塔の途中から見た建設現場 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 サグラダ・ファミリアの塔の途中から見た建設現場 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 ガウディは十二使徒の塔を鐘楼としてつくったためらせん階段の中央は鐘をつるすため空洞になっています。途中からは階段は壁の中に入り、半径の小さなせまい階段となります。 サグラダ・ファミリアの十二使徒の塔の内部(見下ろす) 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 サグラダ・ファミリアの十二使徒の塔の内部(見上げる) 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 参考資料: *1:ガウディの伝言、外尾悦郎 つづく |