真夏のスペイン Dragon by Gaudi 独立の機運に燃えるバルセロナ短訪 セゴビア・アルカサル 鷹取敦 掲載月日:2015年8月27日
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◆セゴビアセゴビアはマドリード中心部から約66km、バスで1時間30分程度の距離にあります。9時30分ごろ、マドリードのバス乗り場を出発し、長距離バスで11時過ぎに到着しました。アルグエリェス駅からバス乗り場まで地下鉄で移動 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 標高1100m程度のセゴビアは、半袖シャツではやや薄ら寒いくらいでした。 マドリードからセゴビアの道のり(写真撮影位置)Picasaより
◆アルカサルセゴビアでバスを降りた後はタクシーでアルカサルに移動しました。なお今回のスペイン訪問で、セゴビアだけは現地ツアーを利用し現地在住の日本人ガイドと一緒に行動しました。
下の写真の位置から最も美しく見えると言われています。 アルカサル 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 アルカサルは断崖絶壁の上に建てられており難攻不落の要塞となっています。 アルカサル 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 アルカサルに向かう道の街並みです。 アルカサル城下の街 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 アルカサルの敷地に入るとお城の前は公園のようになっています。 アルカサル敷地内 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 庭の中央には、スペイン独立戦争(1808年-1814年)で、ナポレオン率いるフランス軍との戦闘で1808年に亡くなったスペインの英雄砲兵隊長ルイス・ダオイスとペドロ・ベラルデの記念碑があります。 砲兵隊長ルイス・ダオイスとペドロ・ベラルデの記念碑 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 お城の正面に出ました。城に入口にはつり上げ橋がかけられており、城の周りは高い崖の高さそのままとなっています。 アルカサルの正面 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 お城の入り口に渡る通路から横を見ると、城と庭の間は高い崖の高さそのままです。どちら側からも攻めにくい構造となっているようです。 壁面の模様 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 壁面の模様が独特です。円がつらなっている部分と、ランダムな形状の部分があります。この模様はアルカサルだけでなく、セゴビアの街中の古い建物の中には同じような模様がついているものがあります。 壁面の模様 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 壁面の模様 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 アルカサルの中庭 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 中世の騎士の鎧です。スペインがアメリカ大陸の植民地化に乗り出した当時は、アメリカ大陸の先住民の帝国は、馬も鉄も持っていなかったため、少人数であれこのような装備で、(かつだまし討ちを行った)スペインの軍隊にはひとたまりもなかったことでしょう。ガイドさんもこの点に言及されていました。 中世の騎士の鎧 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 天井の装飾にみられる正方形とそれを45度傾けた形を組み合わせた形状は、イスラムの文化から取り入れたものだそうです。当時、レコンキスタでイスラム勢力と戦っていたスペインですが、キリスト教勢力同士の闘いもあり、時によっては「敵の敵は味方」で、イスラム勢力と協力することもありました。装飾にこのようなイスラム起源のものがあるのはそのためではないかということです。 天井の装飾 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 この城で女王に即位したイサベル1世は、アラゴン王と結婚しすることでカスティーリャとアラゴンの同君王国を作り、現在のスペインの基礎を気づいた女王であるため、歴代の王の中ではひときわ存在感が大きいようです。 イサベル女王の即位の様子を描いた絵画 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 イサベル女王のステンドグラスです。中央下にある紋章は、カスティーリャ王国とレオン王国の紋章を組み合わせたもので、イサベル女王の勢力範囲が分かります。 イサベル女王のステンドグラス 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 この部屋は四辺の壁全ての上部に、歴代の王の像がかかげられてます。王の上にある紋章をみると、その王が支配していた範囲が分かります。左から2番目の紋章は上のイサベル女王と同じなのでカスティーリャ+レオン、中央(フェルナンド)とその右(イサベル)はこれにアラゴンとシチリが加わっています。この2人がカトリック両王と称せられています。 歴代王の像 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 アルカサルから見下ろした周辺の様子です。荒涼としており豊穣な農作物が期待できるような土地ではありません。いくつか建物が加わった程度で中世からほとんど変わらない光景だそうです。 アルカサルから城下の街 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 塔の上に階段で登ることができます。階段は狭いため、武器や弾薬を補給するのは現実的には難しく、塔は見張りの他は幽閉に使われていたのではないかということです。 アルカサルの塔 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 中世の大砲の展示 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 塔の屋上 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 塔からみた周囲の様子 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 この後、スペイン最後のゴシック様式のカテドラルに向かいました。 つづく |