第３回 アマルフィ海岸自治体の持続可能性基礎調査 2013-6 A Survey on Sustainability of Costiera Amalfitana Comune 初夏のアマルフィ海岸を行く 2日目 ヴィコ・イクエンセ大聖堂 青山貞一・池田こみち 2013年6月14日 独立系メディア E-wave Tokyo 無断転載禁 |
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２０１３年アマルフィ海岸現地視察調査報告＜１２５本 全体メニュー＞    アマルフィの位置 ヴィコ・イクエンセの紋章 イタリア国旗 ◆ヴィコ・イクエンセ大聖堂(Vico Equenｓe Cathedoral) ２０１３年６月４日昼 ソレントに向けて車を進めると、ヴィーコ・エクエンセ(Vico Equense)があります。ヴィーコ・エクエンセは、人口20,048人のイタリア共和国カンパニア州ナポリ県のコムーネの一つです。こんな断崖絶壁の土地に２万人も住めるのか？と思いたくなるような場所です。  ヴィーコ・エクエンセ(Vico Equense)の位置 出典：グーグルマップ ところで以下はポンペイからソレントに向かう途中の道路沿いで写したヴィコ・イクエンセ大聖堂です。  ソレント近くのナポリ湾の断崖絶壁の上に立つヴィコ・イクエンス大聖堂 出典：現地のカラーパンフレット 上の写真は、現地の観光パンフレットなどにたびたび紹介されるヴィコ・イクエンセ大聖堂です。この写真をみただけでも、すごいところにたっているなぁと思われると思います。 次の写真を見てください。 この大聖堂は、トンデモない崖の上に立っています。 ヴィコ・イクエンセ大聖堂は、ナポリ湾に面する断崖絶壁の上に立てられています。ヴィコ・イクエンセ大聖堂に限らず、イタリアの大聖堂や教会、修道院は近づき難い、崖の途中や山の頂上などにあることが多いのです。  ソレント近くのナポリ湾の断崖絶壁の上に立つヴィコ・イクエンス大聖堂 撮影：青山貞一 Digital Camera Coolpix S8 2013-6-4 場所はカステランマーレ・ディ・スタービアとソレントの中間、沿岸にあります。ヴィコ・イクエンス大聖堂はソレント同様、切り立った崖の上にあります。  ポンペイからマッサルブレンセへ グーグルマップ このヴィコ・イクエンス大聖堂は、受胎告知教会（ヴィコエケネセ・アンヌンツィアータ）であり、1818年までヴィコ・イクエンセ教区の大聖堂であり、聖人サイラスとジョンの教区教会に属しています。 当初、崖の下に建てられましたが、ヴィコ・イクエンスの最初の大聖堂は海賊の襲撃の対象となりました。その後、高い場所に移動すべく新聖堂の建設が司教ジョン・チミノにより決められました。 新しい教会は海を見渡せる海面から約90メートルの岩場につくられました。これはおおよそ1320年から1330年の間の初期の14世紀のことです。 その後、大規模な修復工事が司教パオリーノペースの命令を受けて、1773年と1792年の約２０年間に行われています。これらの改修工事は、主にファサードの再構築を行ったものです。 教会は1799年に廃止されソレントの教区の取り込まれました。1818年まで教区の大聖堂の司教だったミケーレナターレが亡くなるまでヴィコ・イクエンス大聖堂の司教を勤めました。 その後、外観を強化するなどの修復作業は、 20世紀の終わりに行われました。教会は閉鎖のほぼ20年間後の1995年8月26日にリニューアルオープンしています。 この後、ヴィーコ・エクエンセからピアノ・ディ・ソレント、サンタニェーロ、ソレントを経由して、今日の宿泊地、マッサルブレンセのホテルに向かいます。 下は、ヴィーコ・エクエンセの断崖を遠くから見た写真です。なかなかすごい断崖です。  撮影：青山貞一 Digital Camera Coolpix S8 2013-6-4 一方、下はピアノ・ディ・ソレントからサンテニェーロ、そしてソレントを撮影した写真です。ソレント周辺は切り立った断崖の上にコムーネやその分散集落があります。 海面からの高さは約８０ｍ～９０ｍです。私達がこの日宿泊するシークラブのホテルは、右奥の半島の裏にあります。そこはマッサルブレンセのコムーネの一分散集落です。  撮影：青山貞一 Digital Camera Coolpix S8 2013-6-4 つづく |