ヴェスヴィオス大噴火イメージ図
Source:Da Wikipedia, l'enciclopedia libera.
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○ポンペイ(ラテン語:Pompeii、イタリア語:Pompei)
1世紀までナポリ近郊にあった都市国家。
ヴェスヴィオ火山の大噴火により、79年に壊滅した。18世紀に発掘が開始され、現在は主要な部分が有料で一般公開されている。その遺跡は世界遺産になっている。
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○ヴェスヴィオ(Vesuvio)
イタリア・カンパニア州にある火山。ナポリから東へ約9キロメーターのナポリ湾岸にある。現在は噴火していない。
標高は1,281m。日本ではベスビオ火山と表記されることが多い。イタリア語ではヴェズーヴィオ。英語からヴェスヴィアス、ラテン語からウェスウィウス、あるいはヴェスヴィオスとも呼ばれる。狭義のヴェスヴィオ山を、ソンマ山(1,132m)とよばれる外輪山が取り巻いた複合成層火山。
紀元後79年8月24日の大噴火が有名であり、この時、噴出物(火砕流)でポンペイ市を、泥流でヘルクラネウム(現在のエルコラーノ)を埋没させた。この噴火の様子は小プリニウスの書簡により詳細な描写が残されており、ヴェスヴィオ山のように大量の軽石や火山灰を高く噴き上げる大規模な噴火をプリニー式噴火というようになった。以降頻繁に噴火を繰り返している。最近の噴火は1944年3月22日のもので、サン・セバスティアーノ村を埋没させた。
1880年には山麓から火口まで登山電車(フニコラーレ)が開通した。これを記念して作られた歌(いわゆるコマーシャルソング)がナポリ民謡『フニクリ・フニクラ』である。この登山電車は前述の1944年の噴火で破壊された(のちに1990年に復旧・再開された)。
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Eruzione del Vesuvio del 1794, con la processione dell'Immacolata
Source:Wikipedia Italia |
Eruzione del Vesuvio del 1760-1761
Source:Wikipedia Italia |
ヴェスヴィオとポンペイ遺跡 資料画像出典
南イタリア ヴェスヴィオ 大噴火の歴史
Sourece:http://www.youtube.com/watch?v=7bkdrwoRVTk
<参考> 日本の浅間山の大噴火
○浅間山大噴火と鎌原村(天明3年、1783)
天明3年の大噴火は5月9日にはじまり、7月26日以降は絶え間ない噴火が続いた。8月4日には遂に吾妻火砕流が発生。翌5日にはあの悲惨な鎌原火砕流と鬼押し出しの溶岩流を起こし、しばらく終息に向かった。
この噴火はすごい者で、「浅間山変異記」によると、「8月5日、暁4時より甚だしき大焼く、8時より11時に至る3時間は前代未聞の噴火にて、鳴動の激烈なること千萬の雷、一度にとどろくというも愚かなり。総身唯是。恐怖の魂。痛烈なる響音は、棒をもって胸を突き倒すごとくなり」と記されている。
噴煙は関東に流れ、砂石を含む降灰は離山以東の軽井沢に4尺(約1.32m)、碓氷峠に5尺余り、松井田2尺、安中・高崎は1尺、遠く江戸にも一寸あまり(約3.3cm)に及んだという。浅間北麓の吾妻郡鎌原村を中心に火砕流に見回れ、犠牲者は総数1,370余名にのぼった。3尺を越す熱灰をこうむった地域の植物はほとんど死滅したと思われていた。
(長野県立小諸高等学校地学クラブの研究より) |
上図はグーグルアースで3次元展開した浅間山(群馬県と長野県の県境) 作成:青山貞一
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上図はグーグルアースで3次元展開した浅間山の火口部分 作成:青山貞一 |
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■ポンペイ遺跡(世界遺産)短訪
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ソレント・サンタニェーロからポンペイへの道筋
電車で約25-30分
※使用した交通機関
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ソレントやサンタニェーロからポンペイへは、ヴェスヴィオ周遊鉄道のサンタニェーロ駅から約25分でポンペイ(秘儀社荘)の駅に到着する。駅の真ん前から世界遺産のポンペイ遺跡が展開しているある。 |
ヴェスヴィオ周遊鉄道ポインペイ駅(Pompei Scavi)
撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S10
ヴェスヴィオ周遊鉄道ポインペイ駅(Pompei Scavi)
撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S10 |
グーグルマップ・アースで見るポンペイ!
以下の写真はヴェスヴィオの大噴火によって火山灰と火砕流がポンペイの町を襲ったときの史実の一部である。
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ポンペイ遺跡の入り口を入ってすぐの場所
撮影:池田こみち Nikon CoolPix S10
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バジリカの建造物。正面に見えるのは裁判官用の建物
撮影:池田こみち Nikon CoolPix S10 |
遺跡発掘時のデザイン画
撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10
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イシス神殿の正面
撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 |
ポンペイ遺跡全体図
ポンペイ遺跡にて
撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10
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大噴火時の神殿周辺の絵画 出典:ポンペイ遺跡の展示板より
撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10
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大噴火前の神殿周辺の絵画
出典:ポンペイ遺跡の展示板より 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 |
ステファノの洗濯屋
撮影:池田こみち、Nikon CoolPix S10
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飲食店
撮影:池田こみち、Nikon CoolPix S10 |
道路(排水路)に立つ筆者。この道路には轍(わだち)がある!
撮影:池田こみちNikon CoolPix S10
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「フォロの浴場」からの排水も「道路」(=排水路)に流れ込む
撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10
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ポンペイ遺跡全体図
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ポンペイ遺跡の街区には真ん中に道路と両側に歩道がついている この道路(排水路)には勾配がついている 主要な道路(排水路)でも歩道があることが分かる |
撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10
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人体レリーフ 撮影
撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10
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円形野外闘技場の外観
撮影:池田こみち、Nikon CoolPix S10
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円形野外闘技場の内部
撮影:池田こみち、Nikon CoolPix S10 |
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秘儀社に行く途中にあったラッパスイセンの畑。すばらしいのひとこと
撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10
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下は外から見た秘儀社荘(Villa Del Misteri)
見て分かるように柱から上の屋根や壁が再現されている
撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10
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秘儀社荘(Villa Del Misteri)の屋根瓦 秘儀社荘(Villa
Del Misteri)内部 秘儀社荘(Villa Del Misteri)の居室跡 |
撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10
これは秘儀社(荘)に展示されている母親が子供を抱えたまま亡くなったレリーフ
撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10
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ポンペイの赤色(Pompei Red)あざやかな壁画
撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 |
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ポンペイの赤色(Pompei Red)あざやかな壁画
撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10
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