テーマ:カントーネ(Cantone)                
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E-wave Tokyo

青山貞一
Teiichi Aoyama 池田こみち Komichi Ikeda
無断転載禁 Since March 2004
小さくてもキラリと光る持続可能な社会の姿を求め
春まだ浅い南イタリア・アマルフィ海岸を行く

                Sud Italia in primavera, andare in Costiera Amalfitana                  
カントーネ(Cantone)  基礎調査(概要)  基礎データ①  データ②  アマルフィ海岸(とは アマルフィ公国とは
テルミニ ネラーノ カントーネ マッサ・ルブレンセ ソレント サンタニェーロ ピアノ・デイ・ソレント ポジターノ プライアーノ  フローレ コンカ・デイ・マリーニ
アマルフィ アトラーニ ラヴェッロ  スカーラ ミノーリ トラモンティ マイオーリ チェターラ ヴィエトリ・スル・マーレ  参考 ポンペイ ナポリ サレルノ       
最新論考 2013年6月 アマルフィ海岸現地視察調査報告 <125本 全体メニュー>    世界紀行  アマルフィ海岸

春まだ浅いカントーネ海岸 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 2008.3


アマルフィ海岸コムーネの位置図  Source:Google Map


ソレント半島突端の地形(3次元立体地図)
出典:グーグルアース


カントーネ地図 Source:Google Map

マッサ・ルブレンセ自治体の公式Web

マッサ・レブレンセのネラーノからカントーネ海岸まで傾斜地をトレッキングで降りる


カントーネの位置  出典:グーグルアース



マリーナ・デル・カントーネの位置



マリーナ・デル・カントーネにようこその看板!

※使用した交通機関

 南イタリアのソレント半島では、アマルフィ海岸が世界的に有名だが、その半島の突端にカントート(
Cantone)という小さなビーチがある。

 マッサ・レブレンセ自治体の一部である。

 マッサルブレンセ

 ホテル(B&B)の主人に聞いてみると、ソレント駅からネラーノ(Nerano)まで路線バスが行っており、うまく行くとネラーノで乗り換えカントーネ海岸まで行けるという。

 路線バスは1時間以内は同一料金、今なら110~120円でソレントからカントーネに行けることになる。

 アマルフィ海岸の現地調査が終わった日曜日、今まで日本人がほとんど誰も行ったことがないというカントーネ海岸(Marina del Cantone)に出かけてみた。

 ソレントの町から路線バスに揺られて約1時間、終点のネラーノという小さな村にたどり着いた。残念ながらこの日は、ネラーノからカントーネまでのバスの接続がなかったので、散歩がてら歩いてカントーネの海岸まで行ってみる。

 ネラーノは険しい火山岩の山の麓にある。そこからつづら折りの狭い坂道を歩いてカントーネの海岸まで降りる。


撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 2008.3

 南イタリアとはいえ、春まだ浅い2月、ビーチにはほとんど人影がない。この海岸の水の透明度は抜群だ。

 風もなく、ポッカポッカの陽気、帰りのバスが来るまで3時間もある。ビーチの一角でうとうと寝てしまった!


       
カントーネからカプリ島は目と鼻の位置にある
      地図の出典:Wikipedia English Ed


 
     カントーネにある白亜のリゾートホテル
    
撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 2008.3

●イタリアのコムーネ


 中世、近世にあって、イタリアに存在した自治都市の都市共同体が存在しコムーネと呼ばれた。

 自治都市コムーネは都市の有力市民、地区やギルドの代表によって運営され、都市とその郊外農村地域を統治していた。現代イタリアのコムーネ自治は自治都市の伝統を基礎としているといわれる。

 行政学的にはイタリアには日本のような市町村の区別は行政上はない。250万人のローマも100万人を超すナポリも、他方バローロのような1,000人以下のむらもコムーネ(Comune)である。いわば日本の基礎自治体に近い。

 この点はフランスのコミューンと同様である。コムーネの代表(首長)は、シンダコ(sindaco)と呼ばれる。



撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10

ネラーノは険しい火山岩の山の麓にある。そこからつづら折りの狭い坂道を歩いてカントーネの海岸まで降りる。

このカントーネ海岸からアマルフィ海岸までの南側急斜面では、歴史的にレモンやオリーブの栽培が盛んである!
  ネラーノの小さな村   
撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 2008.3
ネラーノからカントーネ海岸に下りる途中見かけた狼がのっている門扉
撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 2008.3

撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 2008.3 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 2008.3
    
海岸までの南側急斜面には、いかにもイタリアっぽい樹木が花咲いていた!
撮影:池田こみち、Nikon CoolPix S10 2008.3


 カントーネの岩山   撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 2008.3  カントーネに下りる路地にて  撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10


  

   
        何しろ海水の透明度が抜群
         撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10
 2008.3 
春まだ浅いカントーネの海岸にて。背後の岩山の反対側には有名なカプリ島がある! 
撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 2008.3
  


撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 2008.3


カントーネ海岸の水。こんなきれいな海水はモンテネグロのヘルセグノビ海岸以来である!
撮影:池田こみち、Nikon CoolPix S10 2008.3

   
 うとうと寝ていたらブオーという低周波振動で目が覚めた! 
撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 2008.3

何しろポッカポッカの陽気。ワンちゃんもお昼寝
撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10
 2008.3
 
海辺のレストランテでトマトのマスタで昼食
撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S8 2011.3


3年前に会ったわんこが、元気でいました!
撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S8 2011.3


イタリアは犬・猫の天国!


昼寝のにゃんこをいじる
撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S8  2011.3



海辺の砂利の上を堂々と歩くにゃんこ
撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S8  2011.3

カントーネの浜はにゃんこの楽園
撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S8  2011.3
カントーネの浜はにゃんこの楽園
撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S8  2011.30
カントーネの特異な地形


春まだ浅いカントーネ海岸 背後の岩山の麓がネラーノ村である  撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10

のこぎりの歯のような形をした断崖絶壁
何しろアマルフィ海岸は奇岩など特異な地形が多い
撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10
ネラーノからカントーネ海岸に降りる途中の光景
何しろアマルフィ海岸は奇岩など特異な地形が多い
撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10


   
ソレント半島突端に近いカントーネ(Marina del Cantone)      Google Earth により筆者が作成


ネラーノからカントーネ海岸まで傾斜地をトレッキングで降りる

出典:グーグルアースで青山が作成



アマルフィ、ミノーリの上空からソレント半島の先端にあるカントーネを見た立体図
ソレント半島の左側がアマルフィ海岸。半島の右側にソレントがある。
急峻な断崖絶壁の地形にカントーネ、ポジターノ、アマルフィなどのまちがへばりついている


アマルフィ海岸現地調査計画

ソレント半島・アマルフィ海岸主要図 Sorrento Pen. & Amrlfi Coast


ソレント半島・アマルフィ海岸全図 Sorrento Pen. & Amrlfi Coast

アマルフィ海岸現地調査計画
すでに実行分 2008.2  計画 2011.3予定 
Naples Bay ポンペイ
Pompei
ソレント サンタニェーロ 25751
Sorrento  Sant' Angello
16536  8421
アジェ-ロラ ラヴェッロ
Agerola Ravello
7348 2508
ファロ カントーネ サンピエトロ ポジターノ プライアーノ フローレ コンカ・ディ
マリーニ
アマルフィ アトラーニ  ミノーリ マイオリ  チェ・ターラ ヴィエトリ
Faro Cantone San Pietro Positano Praiano Furore Conca dei
Marini
Amalfi Atrani Minori Maiori CeTara Vietri サレルノ
1640 3882 1915 810 697 5428 965 3023 5740 2357 8543 Salerno
Tyrrhenian Sea 138188
()内は人口、出典 http://campania.indettaglio.it/eng/province/sa/la_provincia_di_salerno.html

<アマルフィ海岸・ソレント半島>
基礎調査(概要)  基礎データ①  データ②  アマルフィ海岸(とは アマルフィ公国とは
テルミニ ネラーノ カントーネ マッサ・ルブレンセ ソレント サンタニェーロ ピアノ・デイ・ソレント 
ポジターノ プライアーノ フローレ コンカ・デイ・マリーニ アマルフィ アトラーニ 
ラヴェッロ  スカーラ ミノーリ トラモンティ マイオーリ チェターラ ヴィエトリ・スル・マーレ  
参考 ポンペイ ナポリ サレルノ

<関連論考>
◆特集:青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く ダイジェスト
本特集は第三次アマルフィ海岸持続可能性調査(11日間)のダイジェストで70本続きます!
青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く <1>調査の目的
青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く <2>調査の対象・項目
青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く <3>移動手段、宿泊施設、物価、天気
青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く 1日目:ローマ~ポンペイ・BB
青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く 2日目:ポンペイ~ソレント
青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く 2日目:学術訪問・ヴェスビオ博物館
青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く 2日目:マッサ・ルブレンセのシークラブ
青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く 2日目:シークラブから見たカプリ島
青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く 3日目:イエラント入江(海洋自然保護区)
青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く 3日目:特別踏査・プンタ海洋保護区
青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く 3日目:学術踏査・歴史的建築物保存
青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く 3日目:学術踏査・ネラーノのトーレ
青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く 3日目:ネラーノ
青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く 4日目:ロブラ漁港
青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く 4日目:マルチャーノ教会と修道院
青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く 4日目:トルカとクラッポラの断崖絶壁
青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く 4日目:ポジターノに向かう
青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く 4日目:プライアーノ
青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く 4日目:フローレ
青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く 4日目:フローレのレストラン
青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く 5日目:フローレのBB近くを散策
青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く 5日目:特別踏査・フローレ断崖絶壁(概要)
青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く 5日目:特別踏査・フローレ・断崖下降 
青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く 5日目:特別踏査・フローレ・海岸道路
青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く 5日目:芸術訪問・プライアーノ・トーレ視察
青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く 5日目:芸術訪問・プライアーノ大聖堂視察
青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く 5日目:特別踏査・フレーレ・プライア海岸
青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く 5日目:特別踏査・フローレ・断崖登山(前)
青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く 5日目:特別踏査・フローレ・断崖登山(後)
青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く 5日目:フローレ断崖上教会とレストラン
青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く 6日目:フローレBB女性主人インタビュー
青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く 6日目:海からの特別調査①ポジターノ
青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く 6日目:海からの特別調査②リ・ガッリ島
青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く 6日目:海からの特別調査③ネラーノ
青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く 6日目:海からの特別調査④ファロ
青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く 6日目:海からの特別調査⑤緑の洞窟
青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く 6日目:海からの特別調査⑥カプリ島上陸
青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く 6日目:特別踏査・カプリ島内探索1
青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く 6日目:特別踏査・カプリ島内探索2
青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く 6日目:海からの特別調査 青の洞窟
青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く 6日目:海からの特別調査⑦海洋保護区
青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く 6日目:海からの特別調査⑧カントーネ
青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く 6日目:海からの特別調査⑨ポジターノ
青山貞一・池田こみち:初夏のアマルフィ海岸を行く 6日目:アガタの農場ホテル
●特集:南イタリア紀行 アマルフィ海岸 2008年2月   イタリア
青山貞一:南イタリア紀行  ①ローマでそしてナポリで、しばし呆然
青山貞一:南イタリア紀行  ②絶壁、絶景のアマルフィ海岸を行く
青山貞一:南イタリア紀行  ③紺碧の空と海、絵画のようなアマルフィ
青山貞一:南イタリア紀行  ④アマルフィ大聖堂と広場
青山貞一:南イタリア紀行  ⑤アマルフィの市民生活
青山貞一:南イタリア紀行  ⑥ワグナーが愛した天空の楽園、ラベッロ
青山貞一:南イタリア紀行  ⑦ラベッロから夕暮れのアマルフィへ、そして夕日
青山貞一:南イタリア紀行  ⑧夕闇迫るポジターノ
●南イタリア紀行: ソレントとその周辺  イタリア
青山貞一:南イタリア紀行 ①ソレントでフェラーリ
青山貞一:南イタリア紀行 ②ソレントから見たヴェスヴィオ
青山貞一:南イタリア紀行 ③ソレントの夕日
青山貞一:南イタリア紀行 ④サンタニェーロからソレントへ
青山貞一:南イタリア紀行 ⑤秀逸なソレントの伝統工芸
青山貞一:南イタリア紀行 ⑥ソレントの歴史文化魅力の源泉
青山貞一:南イタリア紀行 ⑦ソレント半島西端のカントーネ
●南イタリア紀行:カントーネ  イタリア
青山貞一・池田こみち: 春浅い南イタリア・ソレント半島カントーネを行く
●南イタリア紀行: ポンペイ  イタリア
青山貞一:南イタリア紀行 ①ポンペイ遺跡探訪 ソレントからポンペイへ
青山貞一:南イタリア紀行 ②ポンペイ遺跡探訪 バジリカ・フォロ
青山貞一:南イタリア紀行 ③ポンペイ遺跡探訪 生活・富裕家のフラスコ画
青山貞一:南イタリア紀行 ④ポンペイ遺跡探訪 闘技場・大体育場・娼館
青山貞一:南イタリア紀行 ⑤ポンペイ遺跡探訪 街路計画・排水路
青山貞一:南イタリア紀行 ⑥ポンペイ遺跡探訪 秘儀荘
青山貞一:南イタリア紀行 ⑦ポンペイ遺跡探訪 人体レリーフ
●南イタリアの「にゃん」と「わん」   イタリア
青山貞一:南イタリアの「にゃん」と「わん」 ③サンタニェーロ・ソレント
青山貞一:南イタリアの「にゃん」と「わん」 ④アマルフィ・ラヴェロ
青山貞一:南イタリアの「にゃん」と「わん」 ⑤ネラーノ・カントーネ
●特集:円高を大いに生かし世界を旅しよう!
青山貞一:円高を大いに生かし世界を旅しよう (1)円高は悪なのか?
青山貞一:円高を大いに生かし世界を旅しよう (2)ホテル代
青山貞一:円高を大いに生かし世界を旅しよう (3)航空運賃
青山貞一:円高を大いに生かし世界を旅しよう (4)現地物価
青山貞一:円高を大いに生かし世界を旅しよう (5)安くないパッケージツアー
青山貞一:円高を大いに生かし世界を旅しよう (6)自分流ツアー実例(バルト3国+北欧2国)