第3回 アマルフィ海岸自治体の持続可能性基礎調査 2013-6 A Survey on Sustainability of Costiera Amalfitana Comune 初夏のアマルフィ海岸を行く 6日目 サンタガータの農村ホテル 青山貞一・池田こみち 2013年6月14日 独立系メディア E-wave Tokyo 無断転載禁 |
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2013年アマルフィ海岸現地視察調査報告<125本 全体メニュー> アマルフィの位置 マッサルブレンセの紋章 イタリア国旗 <4>日程・訪問先別ハイライト(2013年6月8日 サンタガータ) ◆サント・アガタの農村ホテル 2013年6月8日 カプリ島への船を使った海からの地形景観調査を一通り終えた私たちは一路、今日の宿泊先があるマッサ・ルブレンセのアグリツーリズモホテル(農村ホテル)に向かいました。 アグリツーリズモは一口で言えば、都市居住者などが農場や農村で休暇・余暇を過ごすことを意味し「農村民泊」などとほぼ同義です。地域行政ではアグリツーリズムによって都市と農村が交流し、地域振興が図られることになります。 アグリツーリズムの基本は、農山漁村に住む人々と都市に住む人々とのふれあい、つまり都市と農山漁村との住民どうしの交流にあり、その媒体としては、体験、産物、生活、文化など農林水産業を中心とした生活の営みそのものといえます。 これはヨーロッパが発祥地で、アグリツーリズモ(伊)、ルーラルツーリズム(英)ともいいます。思想としてはロマン主義の影響を受けた民俗学が挙げられます。民俗学では農村や地方で残っているとされた民俗資料が重視されました。そこでしばしば近代化進行によって失われつつあった自然調和の生活が、後に再評価されています。 ところで、なぜ、サント・アガタに戻って宿泊するのかと言えば、恥ずかしながら一泊分宿の予約を抜かしてしまい、後から一泊分を探したとき、なかなかフローレとラヴェッロの間のまちで宿泊場所が見つからず、やっとのことでサント・アガタに農村ホテル(アグリツーリズム)が見つかったに過ぎないのです(笑い)。 来た道をSS136号線でポジターノ、ピアノ・ディ・ソレントまで「逆走」し、そこから145号線に入り、最後はポントーネという路地を入りました。 その後、ポントーネを先まで行くと、ティレニア海が見える素晴らしい景色の中に、下のB&Bのレストランの看板がありました。 撮影:青山貞一 Digital Camera Coolpix S8 2013-6-8 下はサント・アガタの地図です。 農場ホテルはポントーネ通りを下った先のVista Pointにありますが、地図を見ればその南は、トルカです。またまたこの辺に戻ってきたことになります。この辺は尾根の高台なので、何しろ景色はすばらしいです! サント・アガタの道路地図 実際、アガタで道路標識を見ると、トルカまで1kmとありました。 撮影:青山貞一 Digital Camera Coolpix S8 2013-6-8 このあたりの景色はというと、下の写真にあるように、サント・アガタは600mほどの標高の台地の高原にあり、ティレニア海側のすばらしい景観が楽しめます。 ティレニア海側のすばらしい景観が楽しめます。 撮影:青山貞一 Digital Camera Coolpix S8 2013-6-8 ところでこの日、到着してみたら、この宿泊先の農村ホテルは、宿泊施設とともに結婚式の披露宴の場となっていて、テンヤワンヤの状態にありました。 下はホテルの窓を開けて撮影した写真です。のどかな光景です。見える海はティレニア海のサレルノ湾です。 のどかな光景です。見える海はティレニア海のサレルノ湾です。 撮影:青山貞一 Digital Camera Coolpix S8 2013-6-8 さすが農村ホテルだけあって、至る所にお花があり、心が安らぎます。 至る所にお花があり、心が安らぎます。 撮影:青山貞一 Digital Camera Coolpix S8 2013-6-8 至る所にお花があり、心が安らぎます。 撮影:青山貞一 Digital Camera Coolpix S8 2013-6-8 農村ホテルの中は、階段状の地形で食堂や宴会場などが階段状に作られていて、立体感のある空間を楽しめます。天井からも花がつるされていて、朝には自動的に水をやるシステムとなっていました。 撮影:青山貞一 Digital Camera Coolpix S8 2013-6-8 下は結婚式披露宴を準備途中の農村ホテルです。農村ホテルというだけあって、すべてがオープンで明るいのです。 六月は一年のうちで最も結婚式が多い月とか。June Brideというだけあります。夜も遅くまで音楽が聞こえていました。 撮影:青山貞一 Digital Camera Coolpix S8 2013-6-8 農村ホテルは、どうみても結婚式で大忙し、支配人にこの日の夕食の場所を聞いたところ、サンタ・アガタの町なかにレストランがいくつかあると伺ったので、途中まで車で行き、公営駐車場に車を置いて歩いて行ってみました。 このアガタのまちは、マッサ・ルブレンセの交通の要所らしく、町の中心部(Centro)は、車の通行が多く、おちおち歩いていられないほどです。 やっとのことで、レストランを探し、魚介のスパゲッティ一皿とピザを一枚を頼んでみました。 撮影:青山貞一 Digital Camera Coolpix S8 2013-6-8 これが魚介のスパゲッティです。塩の加減と言い、ニンニクの加減といい、絶妙で値段の割には美味でした。そんなこともあり、翌日の昼食もこのレストランに来ました。 これが魚介のスパゲッティ 撮影:青山貞一 Digital Camera Coolpix S8 2013-6-8 つづく |