第3回 アマルフィ海岸自治体の持続可能性基礎調査 2013-6 A Survey on Sustainability of Costiera Amalfitana Comune 初夏のアマルフィ海岸を行く 6日目 サンタガータ の教会 青山貞一・池田こみち 2013年6月14日 独立系メディア E-wave Tokyo 無断転載禁 |
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2013年アマルフィ海岸現地視察調査報告<125本 全体メニュー> アマルフィの位置 マッサルブレンセの紋章 イタリア国旗 <4>日程・訪問先別ハイライト(2013年6月8日 サント・アガタ) ◆サンタガータ スイ ドゥエ ゴルフィ 2013年6月8日 イタリア語では Sant’ Agata、英語では St. Agataであり、日本語ではせいぜいサント・アガタと読みそうですが、意味は聖なるアガタです。 たとえば、ソレント半島にはセント・ニェーロ、イタリア語で Sant’ Angello、英語では St. Angelsとなります。意味するところは、聖なるアガタ、聖なる天使なのです。 しかし、イタリアでは、サンタガータ、サンタニェッロとつながって発音されています。ローマ字読みで分かりやすいはずのイタリア語ですが、この辺がイタリア語の難しいところです。
またサンタガ−タの近くにあるトルカという小さな村から南側の海岸に600段以上階段を降りて行くと、クラッポラ(Crapolla)という自然のフィヨルドがあります。このフィヨルドには古代ローマの遺跡が今もあります。 上述しましたが、サンタガータがソレント半島、アマルフィ半島でどこにあるかというと、下のグーグルマップにあるように、ソレントとアマルフィ海岸の間にあります。まさにナポリ湾とサレルノ湾(ないしティラニア海)の真ん中の高台にあると言ってもよいでしょう。 サンタガータの位置 出典:グーグルマップ 一方、サンタガータは、現地で撮影した以下の地図を見て分かるように、地域交通の要衝となっています。サンタガータを中心に沢山の道路が四方八方に向かっています。 サンタガータは交通の要所です。 撮影:青山貞一 Digital Camera Coolpix S8 2013-6-8 さらに、サンタガータがいかに交通の要衝であるかを示す写真があります。 写真には、イタリア特有の「ホテルの案内」も多数ありますが、看板にはトルカ、ネラーノ、マッサセントロなど多くのサンタガータの町の周辺の町の名前もあります。 撮影:青山貞一 Digital Camera Coolpix S8 2013-6-8 サンタガータは交通の要所だけでなく、先に述べたようにソレント半島中央の台地の上にあることから、眺望が素晴らしいのです。 下の写真の先にある丸い山は、数日前にその先端部分までトレッキングしたネラーノの プンタ・カンパネリャです。 撮影:青山貞一 Digital Camera Coolpix S8 2013-6-8 下の写真は南のティラニア海を臨んだものです。 ティレニア海側のすばらしい景観が楽しめます。 撮影:青山貞一 Digital Camera Coolpix S8 2013-6-8 サンタガータには古いカソリックの教会があります。 そこで到着した翌日、サンタガータの中心部に繰り出してみました。 農村ホテルからサンタガータの中心部近くまで車で行き、そこに車を置いて歩きます。 途中、沿道には八百屋さんがありました。このあたりは高台でおそらくいろいろな野菜が露地で栽培されているのでしょう。 撮影:青山貞一 Digital Camera Coolpix S8 2013-6-8 下はナスの一種でしょうか? おいしそうです。パプリカも見えます。 撮影:青山貞一 Digital Camera Coolpix S8 2013-6-8 サンタガータの教会の方に歩いて行くと大きな猫の看板がありました。 撮影:青山貞一 Digital Camera Coolpix S8 2013-6-8 教会はサンタガータの中心にありました。下のグーグルアースの中心にあるのが教会です。私達は南側から入って行きました。 サンタガータの中心部にあった協会 グーグルアース サンタガータの中心部にあった協会 グーグルアース 下がサンタガータの教会を正面から撮影した写真です。 このサンタガータの中心にあった教会は、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会(Church of Santa Maria delle Grazie)と言います。 サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会といえば、ミラノにあるかのレオナルドダヴィンチが描いた「最後の晩餐」の絵の実物がいおいてある教会が有名ですが、サンタガータにあった教会も同名のサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会でした。 サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会 撮影:青山貞一 Digital Camera Coolpix S8 2013-6-8 この日は日曜日、しかも訪れたのがお昼近くということで、ミサの真っ最中でした。 サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会 撮影:青山貞一 Digital Camera Coolpix S8 2013-6-8 せっかくなので、教会の中に入ってみました。まさに教会では礼拝のミサの最終段階となっていました。お年寄りだけでなく結構若い人々もおりました。 サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会 撮影:青山貞一 Digital Camera Coolpix S8 2013-6-8 下は礼拝が終了してまちの住民が教会から出てくるところの写真です。この教会は名前からしても相当由緒ある教会のはずです。 サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会 撮影:青山貞一 Digital Camera Coolpix S8 2013-6-8 なお、サンタガータの教会を歴史的に見ると、二つの湾に挟まれた丘の「砂漠」の上のネクロポリスに、古代ローマが修道院を建てたのが最初とされています。その修道院にあった小さな教会は聖アガタに捧げられ、後に美神の聖マリアに捧げられ今の教会に置き換えられたとされています。 このように二つの湾の間にあるサンタガータは千年もの歴史のなかでのかたちづくられきたのです。 サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会での日曜のお祈り終了後、私達は教会前の広場の脇にあるテラスのあるレストランでソフトクリームを頂きました。この店は安くて量が多く、もちろん美味しいです。 撮影:青山貞一 Digital Camera Coolpix S8 2013-6-8 美味しいソフトを食べご満悦の二人です。予想に違わずアマルフィのソフトは美味しいです! 撮影:青山貞一 Digital Camera Coolpix S8 2013-6-8 下は隣に座っていた女性が連れていたわんちゃんです。 隣に座っていた女性が連れていたわんちゃん 撮影:青山貞一 Digital Camera Coolpix S8 2013-6-8 一服後、駐車場まで歩く途中に見た看板です。イタリア、とりわけアマルフィ海岸やソレントで感心するのは、この種の分かりやすい看板や案内が多数、それもシンプルなデザインで設置されていることです。池田が左下に日傘を差しています(笑い)。 撮影:青山貞一 Digital Camera Coolpix S8 2013-6-8 下はなぜか、たばこをくわえている猫の絵です。 Vedermi per Credele とありますが、これは「百聞は一見にしかず」。何が一見にしかずなのか??ですね。 撮影:青山貞一 Digital Camera Coolpix S8 2013-6-8 レストランから駐車場に帰る途中に見たわんちゃんとにゃんちゃんのお見合いの写真です。お互い顔見知りみたいです。 撮影:青山貞一 Digital Camera Coolpix S8 2013-6-8 下はにゃんちゃんのアップ。 撮影:青山貞一 Digital Camera Coolpix S8 2013-6-8 つづく |